NMCサーバ 2.2 |
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【環境設定の起動時の注意事項】
Netcompo NMCサーバの環境設定を行う場合は、必ず環境設定メニューを使用してください。viエディタ等により、直接環境定義ファイルを修正する方法はサポートしていません。なお、環境設定ツールまたは簡易環境設定ツールを使用する場合はXウィンドウが必要です。ビットマップディスプレイを使用するか、X端末を用意してください。
NMCサーバ環境設定(環境設定ツール/簡易環境設定ツール)を複数起動した場合、動作に不具合が発生することがあります。もし、複数起動してしまった場合は、すべてのNMCサーバ環境設定(環境設定ツール/簡易環境設定ツール)をキャンセル終了して再度起動し直してください。
【環境設定ツールの注意事項】
各環境ファイルに記述されているコメントは削除されます。
LUまたはグループ名をすべて省略することはできません。
環境設定ファイルを移入した場合、/etc/opt/FSUNnet/nmcsv/cudpprmに定義されているワークステーションが、全て/etc/opt/FSUNnet/nmcsv/gwparmにも定義されていることを確認してください。
※ 動的追加のワークステーションについては上記の限りではありません。各ワークステーションのデバイスの定義個数と、デバイスタイプの定義順序はLNDFC,TCP/IPともに固定です。
デバイス個数毎の定義順序は以下のとおりです。表7.1 デバイス定義順序
デバイス設定 デバイス個数 デバイスタイプの定義順序 BCD 1 (1)ディスプレイ DUT 2 (1)ディスプレイ
(2)プリンタMLT 5 (1)ディスプレイ
(2)プリンタ
(3)ディスプレイ
(4)ディスプレイ
(5)ディスプレイ注)実機プリンタの場合は、プリンタのみの1デバイス定義となります。
なお、/etc/opt/FSUNnet/nmcsv/cudpprmファイルの各ワークステーションのデバイス定義個数および順番が、上記順番となっていない場合は、環境設定起動の際に自動的にデバイスの追加/削除が行われるため、その後の動作で不具合が発生することがあります。
LU名を重複して定義する場合、そのLU名のデバイスタイプは必ず一致させる必要があります。
ワークステーション名が“any”となっているワークステーションは動的獲得指定のワークステーションであり、TCP/IPでのみ定義可能です。
LNDFCおよびTCP/IPのホスト名で“any”となっているホスト名をNMCサーバのワークステーション名に割り当てた場合、不具合が発生する場合があります。
環境ファイルを移入する場合、以下の注意および環境設定の各注意事項にしたがって環境ファイルを変更してください。
− 各環境設定ファイルで“¥”を使用した行の継続はできません。
移入する環境設定ファイルの各オペランドにて、“¥”による行の継続をしている場合には、“¥”を削除し、1行にまとめてください。ハードコピーグループにプリンタデバイスを登録してあるワークステーション定義に対してワークステーション定義の削除またはプリンタデバイス名の変更を行った場合、ハードコピーグループの該当するプリンタデバイスを一度削除する必要があります。
環境設定ツールを使用中にマウスポインタが拡大/縮小ポインタのまま戻らない場合がありますが、動作には問題ありません。
【簡易環境設定ツールの注意事項】
既に環境ファイルが存在する場合、簡易環境設定を起動すると、既存のファイル(/etc/opt/FSUNnet/nmcsv/cudpprm,/etc/opt/FSUNnet/nmcsv/gwparm)は無効となります。
実機プリンタを含む定義はできません。
ハードコピー関連の定義はできません。
PLOP関連の定義はできません。
定義できるワークステーションの最大数は以下のとおりです。
表7.2 簡易環境設定のワークステーション許容範囲
ラインタイプ 接続形態
入力フィールドBCD DUT MLT LNDFC 静的WS数 a e i 動的WS数 b f j TCP/IP 静的WS数 c g k 動的WS数 d h l
BCDの場合
( a + b + c ) × 1 + d ≦ 255
DUTの場合
( e + f + g ) × 2 + h ≦ 255
MLTの場合
( i + j + k ) × 5 + l ≦ 255
デバイスタイプ、無通信監視タイマ、リトライ回数およびリトライ間隔はデフォルト値または推奨値で自動的に割り当てられます。
WS名、デバイス名およびLU名は自動生成されます。なお、WS名、デバイス名およびLU名のプレフィックスは変更することができます。
LNDFCホスト定義ファイル(/etc/opt/FSUNnet/lndfc/hosts)、LNDFCコンフィグレーションファイル(/etc/opt/FSUNnet/lndfc/lndfc.config)、FNA-BASE環境定義ファイル(/etc/opt/FSUNnet/vcp/fnaparm)、SNA準拠拡張オプション定義ファイル(/etc/opt/FSUNnet/vcp/snaparm)の環境設定において、簡易環境設定で設定した値と合わせてください。
静的WSは、半固定の定義はできません。
【UXP/DS NMC-LANゲートウェイからの移行時の注意事項】
※ 下記注意事項及び環境設定ツールの注意事項を参照して環境ファイルを変更してください。
UXP/DS NMC-LANゲートウェイの環境設定ファイル格納ディレクトリ(/etc/net/nmcgw)配下のファイル(cudpprm,gwparm,hdcparm,plopparm)を、Netcompo NMCサーバの環境設定ファイル格納ディレクトリ(/etc/opt/FSUNnet/nmcsv)配下にコピーしてください。
ホストへのFNAonOSI接続は使用できません。該当する環境定義を削除してください。
クライアントのSPX/IPX接続は使用できません。該当する環境定義を削除してください。
セション確立中にLANケーブルがコネクタから外れた場合、ワークステーションの再起動を行わないと、エミュレータを使用することができない場合があります。
stpnmcgwコマンドを使用後、strnmcgwコマンドを使用したとき、エミュレータの起動でホストからのSSCPデータ(SYSTEM READEY等)が表示されない場合、または2回表示される場合があります。
NMCサーバ起動後、一度でもエミュレータを起動した場合、stpvcpコマンドを実行すると、“通信エラー84”が表示され、その接続先が使用不可能になります。stpvcpコマンドを実行する場合には、その前にstpnmcgwを実行してください。
NMCサーバが使用するLUが、他のプログラムで使用している場合、エミュレータ起動時にディスプレイエミュレータのインディケータに“通信エラー85”が表示されます。エミュレータを起動する前に、dspvcpコマンドでLUの状態を確認してください。
通信中にワークステーションの電源断、またはNMCサーバとワークステーション間のLAN切断が発生しても、検出できない場合があります。
エミュレータを起動中にネットワーク、FNA-BASE、NMCサーバを停止すると、エミュレータのみならずワークステーションそのものが動作不能になる場合があります。その場合、ネットワーク、FNA-BASE、NMCサーバを再起動し、必要があればワークステーションの再起動を行ってください。
ディスプレイエミュレータのインディケータに“通信エラー81”または“通信エラー83”が表示された場合は、その後のキー入力がすべて無効になりますので、ディスプレイエミュレータを終了させ、環境の見直しを行ってください。なお、“通信エラー83”が表示された場合、一度NMCサーバの終了および起動を行わないと、そのLUが使用できません。その他のインディケータについては、それぞれのワークステーションのマニュアルを参照してください。
ホストの定義で、ホストが1回に送信するデータ長(下りMAX-RU長)は、4096バイト以内で設定してください。4096バイトを超える値で設定すると、ワークステーション側で異常動作(画面が乱れたり、ソフトウェアダウンしたり)する場合があります。
ワークステーションおよびプリンタ装置を変更する場合は、必ずNMCサーバを停止してから行ってください。
以下の条件のとき、ディスプレイエミュレータに“通信エラー81”のインディケータが表示される場合があります。
− FM Rシリーズ/FM VシリーズのWSMGR(Windows)を使用し、かつ
− 定義してあるホストのLUの数がデバイスの数よりも少なく、かつ
− ディスプレイエミュレータを2個以上起動し、かつ
− その内の1つのディスプレイエミュレータを終了し、かつ
− 他(終了したディスプレイエミュレータ以外)のディスプレイエミュレータを起動したとき。これは、WSMGRのディスプレイエミュレータが2個以上起動されている状態で、その内の1個を終了したとき、WSMGRからNMCサーバに対して終了通知が無いため、他のディスプレイエミュレータが起動されても、LUがすべて使用中であると判断する場合があるからです。
このような状態を避けるためには、起動する可能性のあるエミュレータの数分、ホスト側のLUを定義してください。
なお、このような状態が発生した場合、WSMGRのすべてのエミュレータを終了させた上で、再度、必要なディスプレイエミュレータを起動してください。
通信中にホストのPU、LU、ノードまたはパス等を非活性状態にし、再度活性状態にした場合一度、ワークステーションのエミュレータの終了および起動を行わないと、エミュレータが使用できない場合があります。
LAN-WAN-LAN接続を行う場合、WANは1Mbps以上の高速回線を使用してください。
ホストとの接続手順として、BC系およびローカル接続はできません。
Netcompo NMCサーバが動作するマシンに直接接続されたプリンタ装置に、ホストからのデータを出力することはできません。
F6682/F6683等の、実機ディスプレイ端末(ダム端末)は接続できません。
NMC(F6681)がサポートしていて、Netcompo NMCサーバ2.2がサポートしていない機能を、以下に示します。
・ 同軸接続
・ ホスト起動のローカルプリント機能
・ ローカル文書印刷機能
・ キーファイル機能
・ VIR帳票フォーマット機能
・ ユーザ作成データ管理機能
・ リモートパワーオフ機能
・ システムパワーコントロール機能
・ ネットワーク管理システムとの連携機能
・ エミュレータ画面からの通信先ホスト切替え機能
・ マスタ回線/バックアップ回線切替え機能
ワークステーションとTCP/IP接続を行う際、システムの設定がDNS優先になっている状態で、/etc/hosts または /etc/inet/ipnodes ファイルに記述してある端末名からワークステーション定義を行うと、ワークステーションと接続できない場合があります。この場合は、/etc/hosts または /etc/inet/ipnodes ファイルが優先となるようにシステムの設定を変更してください。
ワークステーションとのTCP/IP接続方法については、付録A 接続方法を参照してください。
ハードコピー中にLANケーブルがコネクタから外れた場合、エミュレータの終了/起動またはワークステーションの再起動を行わないと、エミュレータを使用することができない場合があります。
ハードコピー中にNMCサーバが停止した場合、エミュレータの終了/起動またはワークステーションの再起動を行わないと、エミュレータを使用することができない場合があります。
ハードコピー中に出力先のワークステーションの電源断、またはNMCサーバとの間のLAN切断が発生した場合、ハードコピーを採取しているディスプレイエミュレータのインディケータに“処理中”が表示されたままになることがあります。
上記のような場合には、ハードコピー出力先ワークステーションの電源再投入(LAN切断の場合は状態を回復した後で電源再投入)、またはディスプレイエミュレータの再起動を行ってください。
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