NMCサーバ 2.2 |
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実機プリンタ接続時に、中継機能環境設定においてワークステーション種別に実機プリンタの機種に応じた正しい種別が設定されていない場合、印刷できない、あるいは、印刷が止まるといった現象が発生することがあります。
また、エミュレータ接続時に、中継機能環境設定においてワークステーション種別に実機プリンタの種別を誤って設定した場合にも、通信が止まる等の動作異常が発生することがあります。ワークステーション種別は十分に注意して誤りのないように設定してください。OPR(F6677B,F6677C,F6671A)およびVSP(F6671V,F6671NT)ではグラフのハードコピーはできません。
OPR(F6677B,F6677C,F6671A)は、LANアダプタ装置(F6684LN2)を経由してLANに接続するようにしてください。
実機プリンタでは固定方式の運用のみ可能であり、半固定方式、動的獲得方式、およびマルチグループ獲得方式での環境定義を行うと、NMCサーバ起動時にエラーとなります。
簡易環境設定では、実機プリンタの定義を作成することはできません。
実機プリンタに対して、運用変更コマンド(ctlnmcgw)による対応付けの変更を行うことはできません。
ファイル転送(ftp等)を使用して印刷資源の登録をする場合は、NMCサーバを停止した状態で行うようにしてください。印刷資源の排他制御を行っていないため、NMCサーバの動作中に印刷資源の登録を行うと、誤動作する恐れがあります。
文字が16進表現形式で印字される場合、および空白となる場合には、システムに文字フォントが登録されていないと考えられます。該当する文字コードを確認し、登録を行うようにしてください。
実機プリンタでの印刷が正常に行われない場合、プリンタの状態を確認し、異常があれば、プリンタの取り扱い説明書に従った対処を行ってください。また、コンソールにNMCサーバのメッセージが表示されていた場合には、本書を参照して適切な対処を行ってください。なお、ほとんどの場合、実機プリンタの電源再投入によってエラー状態は回復し、印刷することが可能となります。
実機プリンタの電源投入後に、LANケーブルがコネクタから外れた場合、実機プリンタの電源を再投入しないと、実機プリンタを使用することができないことがあります。また、OPRがLANアダプタ装置(F6684LN2)経由で接続されている場合に、同軸ケーブルがコネクタから外れた時も同様です。
ADJUSTがインストールされていない環境で起動した場合、以下のメッセージが表示されます。ただし、起動することはできます。
- UX:NMCSERVER: WARNING: 0712: printer resource(character pattern) not installed.(recode=125)
以下に示すコンソールメッセージが表示された場合、NMCサーバが起動されたディレクトリ配下に、“表5.3”に示すcoreファイルのうちいずれかが作成される場合があるので、確認してください。
- UX:NMCSERVER:ERROR:0204:system error.
- UX:NMCSERVER:ERROR:0205:too small memory size.
- UX:NMCSERVER:ERROR:0206:Rel abort end.
- UX:NMCSERVER:ERROR:0214:faild in the event reception.
- UX:NMCSERVER:ERROR:0302:can't access system-call.
- UX:NMCSERVER:ERROR:0303:system error.
- UX:NMCSERVER:ERROR:0309:lu2 library error.
- UX:NMCSERVER:ERROR:0401:system error.
- UX:NMCSERVER:ERROR:0404:can't use TCP/IP.
- UX:NMCSERVER:ERROR:0405:too small memory size.
- UX:NMCSERVER:ERROR:0406:can't access CU-DEV primary environmental def-file.
- UX:NMCSERVER:ERROR:0412:system error.この場合、メッセージに対する対処を行ってください。その結果、NMCサーバが正常に動作した場合には、“表5.3”に示すファイルは必要ありませんので、次のコマンドにより削除してください。コマンドは、必ずスーパ・ユーザで実行してください。
# rm ファイル名 <return> なお、メッセージに対する対処を行ってもNMCサーバが正常に動作しない場合には、“表5.3”に示すファイルを採取の上、富士通技術員(SE)に連絡してください。
表7.3 NMCサーバが出力するcoreファイル一覧
ファイル名
ファイル出力先
atoncore.nnnn
CU-DEV一次局ライブラリのアドレス−名前変換プロセス
cudcore.nnnn
CU-DEV一次局ライブラリ
lu2core.nnnn
LU2 制御
relcore.nnnn
中継機能
stplu2core.nnnn
stplu2コマンド
timcore.nnnn
CU-DEV一次局ライブラリのタイマプロセス
備考. nnnn:プロセスIDのため不定。
以下に示すコンソールメッセージが表示された場合、/var/tmp配下に、“表5.4”に示すトレースファイルのうちいずれかが作成される場合があるので、確認してください。
- UX:NMCSERVER:ERROR :0292:A double liberdting shared memory was generated.
- UX:NMCSERVER:ERROR :0302:can't access system-call.
- UX:NMCSERVER:ERROR :0303:system error.
- UX:NMCSERVER:INFO :0314:program error.
- UX:NMCSERVER:ERROR :0315:can't access NMC Server environmental def-file.
- UX:NMCSERVER:INFO :0317:illigal data received.
- UX:NMCSERVER:ERROR :0401:system error.
- UX:NMCSERVER:ERROR :0404:can't use TCP/IP.
- UX:NMCSERVER:ERROR :0405:too small memory size.
- UX:NMCSERVER:WARNING:0410:illegal data receive.
- UX:NMCSERVER:ERROR :0412:system error.
- UX:NMCSERVER:WARNING:0414:noncommunication timeout.この場合、メッセージに対する対処を行ってください。その結果、NMCサーバが正常に動作した場合には“表7.4”に示すファイルは必要ありませんので、次のコマンドにより削除してください。コマンドは、必ずスーパ・ユーザで実行してください。
# rm ファイル名 <return> なお、メッセージに対する対処を行ってもNMCサーバが正常に動作しない場合には、“表5.4”に示すファイルを採取の上、富士通技術員(SE)に連絡してください。
表7.4 NMCサーバが出力するトレースファイル一覧
ファイル名
ファイル出力先
cudplib.trc
CU-DEV一次局ライブラリ
cudplib.種別.WS名.dev番号
CU-DEV一次局ライブラリ
cudplib.trc1〜5
CU-DEV一次局ライブラリ
lu2.trc
LU2 制御
lu2.trc-LU名
LU2 制御
lrc.trc
ローカルリクエスト制御
以下に示すコンソールメッセージが表示された場合または、エミュレータのインディケータに“通信エラー82”が表示された場合は、“表7.5”に示すエラーファイルが/tmp配下に作成される場合があるので、確認してください。
- UX:NMCSERVER:ERROR :0309:lu2 Library error.(8〜10)
- UX:NMCSERVER:ERROR :0327:Buff shortage occurred.
- UX:NMCSERVER:ERROR :0404:can't use TCP/IP.
- UX:NMCSERVER:ERROR :0412:system error.
- UX:NMCSERVER:ERROR :0426:Buff shortage occurred.
- UX:NMCSERVER:ERROR :0720:Buff shortage occurred.
- UX:NMCSERVER:xxxx :07xx:xxxxxxx(メッセージIDが"07xx"のもの全て).この場合、メッセージに対する対処を行ってください。その結果、NMCサーバが正常に動作した場合には“表5.5”に示すファイルは必要ありませんので、次のコマンドにより削除してください。コマンドは、必ずスーパ・ユーザで実行してください。
# rm ファイル名 <return> なお、メッセージに対する対処を行ってもNMCサーバが正常に動作しない場合には、“表5.5”に示すファイルを採取の上、富士通技術員(SE)に連絡してください。
表7.5 NMCサーバが出力するエラーファイル一覧
ファイル名
ファイル出力先
LU名.erfile
LU2 制御
rel.errlog
中継機能
shmem.nmc
中継機能
lrcerr1(〜5).log
ローカルリクエスト制御
備考. lrcerr1(〜5).log は、コンソールメッセージが表示されない場合にも作成されることがあるため、NMCサーバが正常に動作しない場合には、作成されているかどうかを確認し、作成されている場合は採取してください。
- 以下に示すコンソールメッセージが表示された場合または、“表5.6”に示すメッセージログファイルが/usr/nmcgw/log配下に作成される場合があるので、確認してください。
- UX:NMCSERVER:ERROR :0504:NMC Server abort end.
この場合、メッセージに対する対処を行ってください。その結果、NMCサーバが正常に動作した場合には“表5.4”に示すファイルは必要ありませんので、次のコマンドにより削除してください。コマンドは、必ずスーパ・ユーザで実行してください。
# rm ファイル名 <return> なお、メッセージに対する対処を行ってもNMCサーバが正常に動作しない場合には、“表5.6”に示すファイルを採取の上、富士通技術員(SE)に連絡してください。
表7.6 NMCサーバが出力するメッセージログファイル一覧
ファイル名
ファイル出力先
nmcsv_log
起動デーモン
M/GSシリーズホストからのダウンロード中は、ワークステーションへのフォーマットストアの表示および実機プリンタへの印刷は行わないでください。画面表示、印刷が正しく行われない場合があります。
また、実機プリンタに印刷中、利用者定義文字のダウンロードを行うと、"UX:NMCSERVER:ERROR:0864 ADJUSTへのアクセスに失敗しました." のメッセージが表示され、ダウンロードができなくなる場合があります。M/GSシリーズホストから利用者定義文字以外(非漢字、JIS 第1水準、JIS 第2水準、拡張漢字、拡張非漢字)をダウンロードした場合、その文字種はすべて破棄しファイルには格納しません。
PLOP環境定義のSF1dirに、存在しないディレクトリを指定すると、起動時にそのディレクトリが自動的に作成されます。
ADJUSTがインストールされていない環境で起動した場合、以下のメッセージが表示されます。ただし、起動することはできます。
- UX:NMCSERVER: ERROR: 0861: ADJUST library not found.
- JEF印刷資源およびフォーマット定義体は、M/GSシリーズホストからのみダウンロード可能です。
FMVのK端末エミュレータ機能ではハードコピーはできません。
K端末エミュレータとF6680エミュレータおよびI3270エミュレータの間では、ハードコピーはできません。また、実機プリンタへのハードコピーもできません。
K1500を接続する場合、環境定義のワークステーション種別は、fmg と定義してください。
Kシリーズ端末エミュレータ接続において、サポートするクライアント機種は、FMVシリーズ、FMRシリーズ、FMGシリーズおよびK1000(α) シリーズです。
Kシリーズ端末エミュレータ接続において、KホストシステムはASP E90系以降をサポートします。
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