NMCサーバ 2.2

 ワークステーションとのTCP/IP接続方法の流れを“付図A．1”に示します。

付図A．1 接続方法の流れ

 以下に、具体例を示します。

 “付図A．2”をTCP/IPでの接続形態例とし、ワークステーション1だけを定義した/etc/hosts または /etc/inet/ipnodes のホスト定義ファイルの例を“付図A．3”に、CU-DEV一次局環境定義ファイルの例を“付図A．4”に、中継機能環境定義ファイルの例を“付図A．5”に示します。
 また、定義関係による接続マトリクスを“付図A．6”に示します。

 

付図A．2 TCP/IPでの接続形態例

   # /etc/hosts 定義例

   # IPv4アドレス ホスト名
   xxx.xxx.xxx.xx1   ws1

   # /etc/inet/ipnodes 定義例

   # IPv4アドレス ホスト名
   xxx.xxx.xxx.xx1   ws1

   # IPv6アドレス ホスト名
   xxxx::xxx:xxxx:xxxx:xxx4     ws4

付図A．3 /etc/hosts または /etc/inet/ipnodes の定義例

   # LINE情報
   line linename=hostSV type=TCPIP
   # WS情報(1)
   ws   wsname=ws1     restim=60    rmodsize=256
   dev  devname=dev01
   # WS情報(2)
   ws   wsname=ws2     restim=60    rmodsize=256
   dev  devname=dev01
   # WS情報(3)
   ws   wsname=any     restim=60    rmodsize=256

付図A．4 CU-DEV一次局環境定義ファイルの定義例

   # 中継機能
   nmccntl    lumax=32
   # LINEの設定(TCPIP)
   line       linetype=TCPIP
   # LUとデバイスの対応関係(ws1)
   ws         wsname=ws1         wskind=any
   ludev      luname=U1110101    devname=dev01   devtype=dsp
   # LUとデバイスの対応関係(ws2)
   ws         wsname=ws2         wskind=any
   ludev      luname=U1110102    devname=dev01   devtype=dsp
   # LUとデバイスの対応関係(any)
   ws         wsname=any         wskind=any
   ludev      luname=U1110103    devtype=dsp

付図A．5 中継機能環境定義ファイルの定義例

エミュレータ起動		エミュレータ起動ワークステーション
		ワークステーション1 （ワークステーションの端末名）			ワークステーション2 （ワークステーションの端末名）
		ws1	ws2	ws3	ws1	ws2	ws3
接 続 状 態	未接続	a	a	a	a	b	c
	wsname=ws1が IPアドレス1で接続中	−	−	−	d	b	c
	wsname=ws1が IPアドレス2で接続中	d	d	d	−	−	−
	wsname=ws2が IPアドレス2で接続中	a	a	a	−	−	−

a ：wsname=ws1 で接続します。
b ：wsname=ws2 で接続します。
c ：wsname=any で接続します。（anyの定義がなければ、接続拒否します。）
d ：既に同一wsnameで接続中のため、接続拒否します。

付図A．6 TCP/IP接続マトリクス