NMCサーバ 2.2
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3.2 環境設定ツール(nmcsvconf)

 ここでは、環境設定ツールについて説明します。

3.2.1 環境設定ツール概要

 環境設定ツール(nmcsvconf)の起動方法及び画面遷移について説明します。

3.2.1.1 起動方法

 環境設定ツール(nmcsvconf)は、管理者権限のユーザにてXウィンドウ上のアプリケーションとして起動されます。
 起動は、Netcompo共通メニュー(fnbtool)の画面からNMCサーバを選択して実行ボタンをクリックすることにより起動されます。
 fnbtoolの起動は、Xウィンドウの端末エミュレータ上で下記コマンドを入力することにより起動されます。
  # /opt/FSUNnet/bin/fnbtool

“図3.2”に共通メニュー(fnbtool)画面を示します。

図3.2 fnbtool画面

図3.2 fnbtool画面
 なお、操作に関しては、Netcompo BASEを参照してください。
 また、Xウィンドウ画面上で下記コマンドを入力することにより、fnbtool以外からの起動も可能です。
  # /opt/FSUNnet/bin/nmcsvconf
注)  NMCサーバ環境設定(環境設定ツール/簡易環境設定ツール)を複数起動した場合、動作に不具合が発生することがあります。もし、複数起動してしまった場合は、すべてのNMCサーバ環境設定(環境設定ツール/簡易環境設定ツール)をキャンセル終了して再度起動し直してください。

3.2.1.2 画面遷移

 NMCサーバ環境設定は、接続するクライアント端末を中心とした、定義を作成します。
 起動直後に表示される『WS一覧の定義変更』をベースとして、『グループ一覧の定義変更』、『LU動的獲得の定義変更』、『ハードコピー宛先の定義変更』、『PLOPの定義変更』を項目タブの選択によって切替え、各項目への定義情報の追加−削除及び定義内容の変更を行います。
 各定義については、特に定義する順序を規定していませんが、定義の内容によっては、あらかじめ定義されていることが前提となる情報もありますので、その場合は、オペレータによる作業順番を考慮した操作が必要となります。
 なお、順番の考慮が必要となる定義を以下に示します。
  • ワークステーション画面(WSの定義変更) → グループ画面(ハードコピーグループの定義)
  • ワークステーション画面(WSの定義変更) → ハードコピー宛先画面(ハードコピー宛先の定義)
  • グループ画面(ハードコピーグループの定義) → ハードコピー宛先画面(ハードコピー宛先の定義)
  • グループ画面(LUグループの定義) → ワークステーション画面(WS追加でのグループ名指定)
図3.3 NMCサーバ環境設定の画面遷移

図3.3 NMCサーバ環境設定の画面遷移

 

3.2.2 メインメニューの操作

ここでは、メインメニューの操作について説明します。
“図3.4”にNMCサーバ環境設定のメインメニューを、“図3.5”にNMCサーバ環境設定のプルダウンメニューを示します。

図3.4 NMCサーバ環境設定のメインメニュー

図3.4 NMCサーバ環境設定のメインメニュー

図3.5 NMCサーバ環境設定のプルダウンメニュー

※ プルダウンメニューのみの画像を合成表示しており、実際の画面とは異なります。

図3.5 NMCサーバ環境設定のプルダウンメニュー

 プルダウンメニューについては、3.2.2.1 ファイルメニュー以降で説明します。
 メインメニュー内の各タブ付きシート内の設定については、3.2.3 ワークステーション一覧での操作以降で説明します。
 メインメニューでは、以下の処理を行う事ができます。
−終了
現在の作業結果を各ファイルに格納し、環境設定を終了します。
−キャンセル
現在の作業結果を破棄し、環境設定を終了します。
−追加
一覧で選択した項目の配下または下に定義を追加します。
−変更
一覧で選択した項目の変更を行います。
−削除
一覧で選択した項目の削除を行います。

3.2.2.1 ファイルメニュー

 ファイルメニューでは、以下の処理を行う事ができます。
−再読込み
現在の作業結果を破棄し、再度各ファイルの読込みを行います。
−保存
現在の作業結果をただちに保存します。
−格納せずに終了
現在の作業結果を破棄し、環境設定を終了します。
−終了
現在の作業結果を各ファイルに格納し、環境設定を終了します。
 なお、ここで処理を行うファイルは、環境設定の対象となるファイルです。

3.2.2.2 オプションメニュー

 オプションメニューでは、環境設定画面のLook&Feel(画面の体裁)の変更が可能です。
 利用可能なLook&Feelを以下に示します。
−Metal Look&Feel
メタリックな画面体裁となっています。環境設定の起動時の初期値として使用されています。
−Motif Look&Feel
Motif相当の画面体裁となっています。
注)Look&Feel(画面体裁の変更)の変更を行っても、環境設定の動作には影響ありません。
  Look&Feel(画面体裁の変更)の変更はメインメニューと変更を行った後に起動した画面に対して有効になります。


3.2.2.3 編集メニュー

 編集メニューでは、『同時動作可能LU数』の設定変更が可能です。
 同時動作可能LU数の設定は、中継機能環境定義ファイル(gwparm)にlumaxパラメタとして反映されます。
 設定画面及び操作方法について、以下に示します。

−同時動作可能LU数
 同時動作可能LU数を、1〜2048の数字で指定します。
 設定については、数値入力域にカーソルを移動し、数値を直接入力するか、もしくは画面中央にあるスライダーバー上のスライダーを、マウスでドラッグして移動することにより同時動作可能LU数の数値が連動して変更されます。
 パッケージインストール直後の初期値として、32が設定されています。

“図3.6”にNMCサーバ環境設定の同時動作可能LU数設定画面を示します。

図3.6 NMCサーバ環境設定の同時動作可能LU数設定画面

図3.6 NMCサーバ環境設定の同時動作可能LU数設定画面

3.2.2.4 ヘルプメニュー

 ヘルプメニューでは、以下の機能を提供します。
−ヘルプ
NMCサーバ環境設定全体の設定方法の説明を表示します。
−バージョン
NMCサーバ環境設定の現在のバージョンについて表示します。


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