NMCサーバ 2.2
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3.1 概要

 NMCサーバは、関連する各製品の定義ファイルを参照し、NMCサーバの動作に必要な環境ファイルの設定を効率良く作成するために環境設定ツールを提供しています。
 以下に環境設定ツールについて説明します。

3.1.1 設定ファイル

環境設定は、NMCサーバの動作に必要となるファイルを作成します。
以下に、NMCサーバの動作に必要となるファイルについて説明します。

− NMCサーバの定義ファイル

− 他製品の定義ファイル


以下に、NMCサーバ環境設定の位置付けについて示します。
図3.1 NMCサーバ環境設定の位置付け
図3.1 NMCサーバ環境設定の位置付け

3.1.2 位置付け

 NMCサーバの環境設定には、NMCサーバの動作に必要な情報の全てを詳細に設定することのできる環境設定ツール(nmcsvconf)と、ディスプレイのワークステーションのみをLU固定獲得及び動的獲得の2種類に分類して、簡単な操作により基本的な構成を定義可能な簡易環境設定(nmcsvtool)の2つがあります。
 NMCサーバの環境設定は、環境設定ツール及び簡易環境設定ツールともにXウィンドウ端末上で動作するアプリケーションであり、Xウィンドウ上の端末エミュレータ画面からのコマンド入力による起動か、もしくはfnbtoolからの呼び出しにより起動されます。

表3.1 環境設定の種類
環境設定の種類 起動方法 設定ファイル
環境設定ツール
(nmcsvconf)
 fnbtoolの画面から、NMCサーバ環境設定を選択して実行。
 端末エミュレータ画面から、/opt/FSUNnet/bin/nmcsvconfを実行して起動。
/etc/opt/FSUNnet/nmcsv/cudpprm
/etc/opt/FSUNnet/nmcsv/gwparm
/etc/opt/FSUNnet/nmcsv/hdcparm
/etc/opt/FSUNnet/nmcsv/plopparm
簡易環境設定ツール
(nmcsvtool)
 端末エミュレータ画面から、/opt/FSUNnet/bin/nmcsvtoolを実行して起動。 /etc/opt/FSUNnet/nmcsv/cudpprm
/etc/opt/FSUNnet/nmcsv/gwparm
※ 既存の環境設定ファイルを破棄し、
  設定ファイルを新規に作成します。

3.1.3 動作環境

NMCサーバ環境設定は、以下の条件にて使用可能です。
・表示環境 : Xウィンドウ画面(TTY画面は不可)
・ユーザ権限: システム管理者権限

また、前提製品及び必要とする設定状態は以下のとおりです。

・Netcompo BASE インストール済であること。
  ※ fnbtool動作可能
・Netcompo FNA-BASE インストール済であり、かつ、NMCサーバで使用するLUの定義がされていること。
・Netcompo SNA準拠拡張オプション IBMホストへの接続を定義する場合、そのLUの定義がされていること。
・Netcompo FNA-LAN NMCサーバでLNDFCのワークステーション定義をする場合、自ホストの定義及びワークステーションの定義がされていること。


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