NMCサーバ 2.2 |
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NMCサーバは、関連する各製品の定義ファイルを参照し、NMCサーバの動作に必要な環境ファイルの設定を効率良く作成するために環境設定ツールを提供しています。
以下に環境設定ツールについて説明します。
環境設定は、NMCサーバの動作に必要となるファイルを作成します。
以下に、NMCサーバの動作に必要となるファイルについて説明します。
− NMCサーバの定義ファイル
- /etc/opt/FSUNnet/nmcsv/cudpprm ------- CU-DEV一次局環境定義ファイル
接続するワークステーション(クライアント端末)を定義するファイル。
接続するワークステーションはすべてこのファイルにて定義されている必要があります。
- /etc/opt/FSUNnet/nmcsv/gwparm ------- 中継機能環境定義ファイル
ワークステーション(クライアント端末)とホストLUとの関連付けを定義するファイル。
ワークステーションがNMCサーバに接続した際、この定義内容を元にホストへの接続を行います。
- /etc/opt/FSUNnet/nmcsv/hdcparm ------- ハードコピー環境定義ファイル
ワークステーションのディスプレイ端末と、ハードコピー(ローカルコピー)の出力先との関連付けを定義するファイル。
ワークステーションからのハードコピー(ローカルコピー)要求があった場合、この定義内容を元に出力先プリンタに関する情報を決定します。
- /etc/opt/FSUNnet/nmcsv/plopparm ------- PLOP制御環境定義ファイル
M/GSシリーズホストのPLOP/Xとの連携を行う(ダウンロード機能を使用する)場合のホストLUの定義及び格納先ファイルの定義を行うファイル。
M/GSシリーズホストのPLOP/Xからは、ここで定義されたLUを使用して、フォーマット定義体、フォームオーバレイ、利用者定義文字等のデータがダウンロードされ、指定された格納先へと格納されます。
− 他製品の定義ファイル
- /etc/opt/FSUNnet/lndfc/hosts ------- LNDFCホスト定義ファイル
ワークステーション(クライアント端末)とLNDFC接続を行う場合、このファイルに定義されているホスト名にて、CU-DEV一次局環境定義ファイルの定義を行います。
- /etc/hosts ------- TCP/IP(IPv4)ホスト定義ファイル
ワークステーション(クライアント端末)とTCP/IP接続を行う場合、このファイルに定義されているホスト名にて、CU-DEV一次局環境定義ファイルの定義を行います。
- /etc/inet/ipnodes ------- TCP/IP(IPv6)ホスト定義ファイル
ワークステーション(クライアント端末)とTCP/IP接続を行う場合、このファイルに定義されているホスト名にて、CU-DEV一次局環境定義ファイルの定義を行います。
- /etc/opt/FSUNnet/vcp/fnaparm ------- FNA-BASE環境定義ファイル
接続するホストのLU情報を参照します。
参照するホストLUは、ディスプレイ端末・プリンタ・PLOP/X連携によって使用されます。
- /etc/opt/FSUNnet/vcp/snaparm ------- SNA準拠拡張オプション定義ファイル
接続するホストのLU情報を参照します。
参照するホストLUは、ディスプレイ端末・プリンタによって使用されます。
以下に、NMCサーバ環境設定の位置付けについて示します。
図3.1 NMCサーバ環境設定の位置付け
NMCサーバの環境設定には、NMCサーバの動作に必要な情報の全てを詳細に設定することのできる環境設定ツール(nmcsvconf)と、ディスプレイのワークステーションのみをLU固定獲得及び動的獲得の2種類に分類して、簡単な操作により基本的な構成を定義可能な簡易環境設定(nmcsvtool)の2つがあります。
NMCサーバの環境設定は、環境設定ツール及び簡易環境設定ツールともにXウィンドウ端末上で動作するアプリケーションであり、Xウィンドウ上の端末エミュレータ画面からのコマンド入力による起動か、もしくはfnbtoolからの呼び出しにより起動されます。
表3.1 環境設定の種類
環境設定の種類 起動方法 設定ファイル 環境設定ツール
(nmcsvconf)fnbtoolの画面から、NMCサーバ環境設定を選択して実行。
端末エミュレータ画面から、/opt/FSUNnet/bin/nmcsvconfを実行して起動。
/etc/opt/FSUNnet/nmcsv/cudpprm
/etc/opt/FSUNnet/nmcsv/gwparm
/etc/opt/FSUNnet/nmcsv/hdcparm
/etc/opt/FSUNnet/nmcsv/plopparm簡易環境設定ツール
(nmcsvtool)端末エミュレータ画面から、/opt/FSUNnet/bin/nmcsvtoolを実行して起動。 /etc/opt/FSUNnet/nmcsv/cudpprm
/etc/opt/FSUNnet/nmcsv/gwparm
※ 既存の環境設定ファイルを破棄し、
設定ファイルを新規に作成します。
NMCサーバ環境設定は、以下の条件にて使用可能です。
・表示環境 : Xウィンドウ画面(TTY画面は不可) ・ユーザ権限 : システム管理者権限 また、前提製品及び必要とする設定状態は以下のとおりです。
・Netcompo BASE : インストール済であること。
※ fnbtool動作可能・Netcompo FNA-BASE : インストール済であり、かつ、NMCサーバで使用するLUの定義がされていること。 ・Netcompo SNA準拠拡張オプション : IBMホストへの接続を定義する場合、そのLUの定義がされていること。 ・Netcompo FNA-LAN : NMCサーバでLNDFCのワークステーション定義をする場合、自ホストの定義及びワークステーションの定義がされていること。
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