Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 - |
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第7章 ジョブを操作する |
ジョブの[リカバリ操作]を指定することで、よりきめ細かなジョブのリカバリ操作が可能になります。
リカバリ操作が可能なジョブは、ジョブ実行制御属性のジョブです。また、親ジョブネットを含む上位階層のジョブネットがグループに属していない必要があります。
ジョブをリカバリ操作する方法、および操作の種類について説明します。
なお、ジョブをリカバリ操作する時に、操作を確認するダイアログボックスを表示させることにより、操作ミスを防ぐことができます。設定方法など詳細は、“ジョブネット/ジョブ/グループの操作ミスを防止する”を参照してください。
[ジョブネットの監視]ウィンドウで、対象ジョブを選択後、[ファイル]メニューの[リカバリ操作]から操作項目を選択します(または、右クリックによるポップアップメニューの[リカバリ操作]から操作項目を選択します)。
Systemwalker OperationMGR V10.0L21/10.1以前のサーバに接続した場合、リカバリ操作はできません。メニューはグレー表示になります。
ジョブのリカバリ操作の種類を以下に示します。
ただし、後続のジョブにリカバリジョブがある場合、そのリカバリジョブは実行されません。また、後続のジョブがない場合(リカバリジョブの場合を含む)、および後続のジョブがリカバリジョブのみの場合、この操作を行うことはできません。
また、後続するジョブに一つでも[ジョブネットのプロパティ]−[基本情報]で設定する[起動条件]が設定されている場合は、この操作を行うことはできません。
この操作は、“次のジョブから起動”により異常終了または強制終了の状態として残っているジョブを起動するための操作です。そのため、リカバリジョブを含む、後続が存在しないジョブや、後続が実行待ち(停止中および無効状態で前状態が実行待ちのものを含みます)のジョブに対して操作を行ことはできません。
ジョブの一時変更で指定した情報について
これらのリカバリ操作により実行中となったジョブネットおよびその上位階層のジョブネットは、ジョブネットの“再起動”操作により起動した場合と同じ扱いとなります。そのため、ジョブの一時変更によって指定した情報は、有効となります。
リカバリジョブに対してリカバリ操作した場合の動作
リカバリジョブに対して“指定のジョブから起動”を行った場合、またはリカバリジョブがジョブネットアイコンのジョブで“指定のジョブから再起動”を行った場合で、リカバリジョブが正常終了した場合、リカバリジョブの元のジョブが再起動されるかどうかは、ジョブのプロパティの“元のジョブ再起動”の指定に従います。
ジョブ、および上位階層のジョブネットの状態と、操作との関係を説明します。
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