Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 Connect管理者ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows(R) XP/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第3章 設計> 3.2 Live Help Connectの構成

3.2.4 Live Help Connectの2重化

Live Help Connectのサーバに障害が発生した場合、最悪 Live Help によるサービス提供が停止する可能性があります。そこで、Connectディスパッチャーと Connectサーバについて、それぞれ2重化方法を表 3_4 に示しますので、環境設計時の参考にしてください。(注)

注)Live Help Connectはクラスタシステムや、FT(Fault Tolerant)技術による2重化には対応しておりません。

[表 3_4 2重化方法]

コンポーネント

方法

Connectディスパッチャー

Connectディスパッチャーは製品として2重化機能がありません。このため、2重化運用を行う必要がある場合は、以下の方法を推奨いたします。

サーバ機器を2台用意し、ネットワーク設定(IPアドレスやホスト名等)を同一にします。
2台共に Connectディスパッチャーを導入し、設定を同一にします。
1台を運用機として使用し、もう1台はネットワークから切り離してバックアップ機とします。
運用機に障害が発生した場合、これをネットワークから切り離し、バックアップ機と交換します。

Connectサーバ

Connectサーバは2台以上接続することで、多重化運用が可能です。Connectサーバがダウンした場合、そのサーバが中継していたセッションは全て切断されてしまいます。しかし再度接続を行うと、現在利用できるサーバに再割り当てされる仕様になっているため、継続して Live Help サービスを提供可能です。Connectサーバが減ることで、同時に処理できるセッション数の上限が減るため、設計時に余裕を持って Connectサーバを追加しておくことを推奨いたします。

[図3-6:Connectディスパッチャーの2重化]

[図3-7:Connectサーバの2重化]


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