Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 Connect管理者ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows(R) XP/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第1章 概要

1.1 Live Help のインターネット経由接続

Live Help Connectについて説明する前に、まず Live Help の接続について簡単に説明します。Live Help の主なコンポーネントについては、表 1_1に示します。

[表 1_1 Live Help の主要コンポーネント]

コンポーネント

機能

TCP/IP 接続

備考

Live Help Expert

操作

Client の TCP 1513 ポートへ接続

サポートデスク用

Live Help Client

被操作

TCP 1513 ポートを開く

エンドユーザ用
サーバ用

あらかじめ、エンドユーザや無人サーバ上で Live Help Client プログラム(以下 Client)を起動しておきます。リモート操作によるサポートが必要になった場合、サポートデスク要員は、自分のコンピュータ上で Live Help Expert プログラム(以下 Expert)を起動し、Client 側コンピュータの IP アドレスを指定して、TCP/IP で接続します。接続が完了すると、Expert に Client 側コンピュータの画面が表示され、マウスおよびキーボードを操作することで、Client 側コンピュータを操作することができます。また、TCP/IP の接続が完了し、リモート操作可能な状態のことを、Live Helpではセッションと呼びます。

[図1-1:ExpertからClientへの接続]

次にインターネット経由での接続について考えてみます。Live Help をインターネット経由で利用する時に問題となる点は以下3点です。それぞれの問題点について順番に説明します。

  1. 動的なIPアドレス変換(NAT)環境に対応する
  2. Firewall を越えてイントラネット同士を接続する
  3. 不特定多数の悪意あるユーザの接続から守る

下へ1.1.1 動的なIPアドレス変換(NAT)環境に対応する
下へ1.1.2 Firewallを越えてイントラネット同士を接続する
下へ1.1.3 不特定多数の悪意あるユーザの接続から守る

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