Systemwalker Centric Manager 部門管理サーバ クラスタ適用ガイド UNIX編 - UNIX共通 -
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第7章 保守> 7.1 バックアップ(プライマリ/セカンダリ)

7.1.1 Centric Managerをクラスタサービスとして運用している場合

バックアップには、以下の2つの方法があります。

  1. 通常のバックアップ
  2. オンラインバックアップ(監視機能を継続したままバックアップ)

■通常のバックアップを行う場合の手順

クラスタシステム上でSystemwalker Centric Managerの資源をバックアップする手順は以下のとおりです。以下の手順は、プライマリノード、セカンダリノードのそれぞれで実施してください。

  1. Systemwalker Centric Managerの停止
  2. クラスタ運用環境でのバックアップ
  3. Systemwalker Centric Managerの起動

     

◆Systemwalker Centric Managerの停止

以下の手順により、クラスタ運用しているSystemwalker Centric Managerを停止します。

  1. クラスタサービスを停止します。

    停止手順については、“クラスタシステム上の部門管理サーバを停止する”を参照してください。

  2. 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerのデーモンを停止します。

    /opt/systemwalker/bin/pcentricmgr

     

◆ボリュームの起動

ボリューム管理ソフトウェアなどを使用している場合は、Systemwalker Centric Managerで使用するボリュームを起動します。

バックアップコマンドでは、共有ディスクを自動的にマウントするため、手動でマウントする必要はありません。また、マウントした状態でバックアップコマンドを実行しても問題ありません。

 

◆クラスタ運用環境でのバックアップ

以下のコマンドを実行します。コマンドの詳細は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

/opt/systemwalker/bin/mpbkc -b 退避先ディレクトリ名

退避先ディレクトリ名には、フルパスを指定してください。

 

◆Systemwalker Centric Managerの起動

以下の手順により、クラスタ運用しているSystemwalker Centric Managerを起動します。

  1. 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerのデーモンを起動します。

    /opt/systemwalker/bin/scentricmgr

  2. クラスタ登録されているSystemwalker Centric Managerのサービスを起動します。

    起動手順については、“クラスタシステム上の部門管理サーバを起動する”を参照してください。

起動処理後には scstatコマンドにより、Centric Managerデータサービスが起動されたことを確認できます。

 

■オンラインバックアップする場合の手順

監視機能を継続したまま資源をバックアップする手順は以下のとおりです。

以下の手順はプライマリノード、セカンダリノードのそれぞれで実施してください。

◆クラスタ運用環境でのバックアップ
  1. プライマリノードを運用系にします。
  2. プライマリノードで、以下のコマンドを実行します。

    /opt/systemwalker/bin/mpbkc -b ディレクトリ名 -SN

    退避先ディレクトリ名には、フルパスを指定してください。

    コマンドの詳細は、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。

  3. セカンダリノードにスイッチオーバ(切り替え)します。
  4. セカンダリノードで、以下のコマンドを実行します。

    /opt/systemwalker/bin/mpbkc -b ディレクトリ名 -SN

    退避先ディレクトリ名には、フルパスを指定してください。

    コマンドの詳細は、“Systemwalker CentricManagerリファレンスマニュアル”を参照してください。

     


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