Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第8章 セキュリティを強化して運用する | > 8.6 監査ログを管理する |
ログファイルを収集・管理する手順を説明します。
監査ログを収集する手順を説明します。
mpatmlog -H サーバ名 [部門管理サーバ/業務サーバ/運用管理クライアントから運用管理サーバへ通信が可能な運用管理サーバのIPアドレス] |
→指定したサーバに対してログを収集します。
mpatmlog(ログ収集コマンド)については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
以下の条件の場合に指定する必要があります。
NAT構成でログを収集する場合は、“Systemwalker Centric Manager NAT適用ガイド”を参照してください。
構成例を以下に示します。
ログ収集の結果は、イベントログやsyslogに以下のメッセージが出力されます。
[Systemwalkerコンソール]を使用することで、ログ収集の結果を知ることができます。
状況 |
メッセージ |
ログ収集が正常終了 |
(情報)mpatm0121 ログ収集は成功しました。サーバ名=xxx。 |
収集対象のログがない |
(情報)mpatm0124 収集対象のログがありませんでした。サーバ名=xxx。 |
収集処理に一部失敗した場合 |
(警告)mpatm0122 ログ収集は一部成功しました。サーバ名=xxx。 |
ログ収集に失敗した場合 |
(エラー)mpatm0123 ログ収集は失敗しました。サーバ名=xxx。 |
ログ収集の正常終了も監視したい場合、Systemwalker Centric Managerのイベント監視の条件定義を使用し、監査ログ管理機能のメッセージを監視対象にしてください。
収集処理に失敗した場合、詳細情報は以下のように知ることができます。
[Systemwalkerコンソール]を使用することで、どの被管理サーバのログの収集中でエラーが発生したか確認することができます。
mpatmlog(ログ収集コマンド)の実行結果は、標準出力/標準エラー出力として出力します。mpatmlog(ログ収集コマンド)を実行する際、出力ファイルをリダイレクト指定することにより、実行結果を確認することができます。
UNIXシステムの場合、/etc/syslog.conf の指定(user.infoの出力抑止)によっては、「ログ収集が正常終了(mpatm0121)」が出力されない場合があります。
指定した形式が正しく指定できていると判断できる条件は、以下のとおりです。
指定した形式が正しく指定できていないと判断できる条件は、以下のとおりです。
誤って異なる日付形式を指定してログ収集を行った場合も、監査ログ管理はログファイル情報を格納します。そのため、正しい形式に修正し、再度ログ収集を行っても一度読み込んだログファイル情報が格納されているため、日付形式が誤っている時に読み込んだログデータは収集されません。その際は、形式を修正したログ識別名に対してmpatmdelap(ログ情報削除コマンド)を実施し、ログの管理情報を削除してからログ収集してください。mpatmdelap(ログ情報削除コマンド)については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
OSのスケジュール機能、Systemwalker Operation Managerなどのジョブ管理製品を使用することにより、定期的なログの採取が可能となります。
OSのスケジュール機能についてはOSのヘルプを、またSystemwalker Operation Managerによる設定方法については、Systemwalker Operation Managerのマニュアルを参照してください。
実行するアカウントは、Administratorsグループ(Windows)/システム管理者(スーパーユーザ)(UNIX)に属しているユーザで設定/登録してください。
業務が稼働していない時間帯(例:夜間)
収集したログファイルの管理について説明します。
ログ収集コマンドで収集したログファイルは、設定時に指定した格納ディレクトリに格納/保存します。収集したログファイルは、以下の名前で保存します。
サーバ名_ログ識別名_文字コード_YYYYMMDD.log |
格納したログファイルに関する注意事項
サーバ名_ログ識別名_文字コード_YYYYMMDD_NN.log |
NN:通番 01〜99
収集したログファイルのバックアップについて説明します。
ログファイルを収集し続けると、格納ディレクトリのディスク容量不足を招く恐れがあります。格納ディレクトリは、収集当日、前日のログのみとし、ほかのログはCD-R/DVD-R/ストレージ装置などの追記不可の媒体にバックアップし、バックアップ後のファイルは削除をする運用を推奨します。収集したログファイルのバックアップには、OSのバックアップ機能やバックアップ製品を使用してください。
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