Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第8章 セキュリティを強化して運用する> 8.3 サーバでの操作を制御する【Solaris版/Linux版】> 8.3.4 配付ポリシーを設定する【Solaris版/Linux版】

[EE/GEE]
8.3.4.2 コマンド群を作成する【Solaris版/Linux版】

配付ポリシーを設計する”で設計したコマンド群を作成します。

なお、監視コマンドグループテンプレートを利用する場合は、あらかじめSystemwalker技術情報ホームページよりダウンロードするか、事前に作成した監視コマンドグループテンプレートを運用管理サーバ上で監視コマンドグループテンプレートの登録/削除コマンド(swtmplt)により移入しておく必要があります。

コマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。

以下に設定手順を示します。以下の手順は、セキュリティ管理者およびSystemwalker管理者の権限を所有するユーザが実施してください。

  1. [Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[サーバ操作制御]を選択します。

    →[サーバ操作制御]画面が表示されます。

  2. [操作]メニュー-[新規作成]-[監視コマンドグループ]を選択します。

    →[監視コマンドグループ新規作成]画面が表示されます。

  3. 作成する監視コマンドグループの[名前]を入力し、[セキュリティモード]を選択したのち、[OK]ボタンをクリックします。

    →[監視コマンドグループ作成]画面が表示されます。

  4. [コマンド]タブを選択したのち、[許可コマンド]タブ、[拒否コマンド]タブを選択し、コマンド群に含めるコマンドを設定します。

    [セキュリティモード]が標準の場合、[拒否コマンド]タブは、表示されません。

  5. [許可コマンド]と[実効ユーザ]を入力します。

    [許可コマンド]は、直接入力するか、[テンプレート]を利用して定義します。

    直接入力する場合は、“許可コマンドの定義形式”を参照し、許可コマンドを入力してください。

    [テンプレート]を使用する場合は、[テンプレート]ボタンをクリックします。

    →[テンプレート]ボタンをクリックした場合は、[テンプレート]画面が表示されます。

    1. [詳細]ボタンをクリックします。

      →[テンプレート詳細]画面が表示されます。

      [セキュリティモード]が標準の場合、[拒否コマンド]タブは、表示されません。

    2. テンプレートの詳細を確認し、[閉じる]ボタンをクリックします。
    3. [テンプレート]画面で、[テンプレート名]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
  6. テンプレートを選択し、[OK]ボタンをクリックします。

    →テンプレートで定義されているコマンドが以下の画面に追加されます。

  7. [セキュリティロール]タブを選択します。

  8. [割当]ボタンをクリックし、監視コマンドグループで定義した許可コマンドを利用可能なセキュリティロールに割り当てます。

    →[セキュリティロール割当]画面が表示されます。

  9. 監視コマンドグループに割り当てるセキュリティロールを[割当セキュリティロール]に移動し、[OK]ボタンをクリックします。

    →[監視コマンドグループ作成]画面が表示されます。

  10. [作成]ボタンをクリックし、設定内容を保存します。

     

許可コマンドの定義形式

許可コマンドの定義形式について、以下に説明します。

◆ディレクトリ配下すべてのコマンドを許可する場合

“/”で終わるディレクトリを指定します。

/usr/sbin配下すべてを許可する場合

/usr/sbin/

ただし、/usr/sbinのサブディレクトリ配下は、許可されません。

◆コマンド(オプション指定なし)を許可する場合

コマンドのみをフルパスで指定します。

/usr/sbin/shutdownコマンドのオプションなしだけ許可する場合

/usr/sbin/shutdown

この場合、shutdownコマンドのオプションなしのみを許可します。

◆コマンド(オプション任意)を許可する場合

ブランクのあとに“*”を指定します。

/usr/sbin/shutdownコマンドのすべてを許可する場合

/usr/sbin/shutdown *

この場合、shutdownコマンドのオプションや引数ありなしに関わらずすべての実行が許可されます。

◆コマンド(オプション指定)を許可する場合

コマンドのあとにオプションを指定する場合、指定したオプション以外のオプションや引数は、“*”を指定できます。

例1

/usr/sbin/shutdownコマンドの“-i 6”だけ許可する場合

/usr/sbin/shutdown -i 6

この場合、shutdownコマンドの“shutdown -i 6”指定のみ許可されます。

例2

/usr/sbin/shutdownコマンドの“-i 6”以外のオプションも許可する場合

/usr/sbin/shutdown -i 6 *

 この場合、“shutdown -i 6 -g 30”も許可されます。

例3

/usr/sbin/shutdownコマンドの“-i”の引数も他オプションも許可する場合

/usr/sbin/shutdown -i *

この場合、“shutdown -i 5 -g 30”や“shutdown -i 0”も許可されます。

例4

/usr/sbin/shutdownコマンドの"-i"オプション、および-iオプションに続く1文字の引数だけすべて許し、他のオプションは許さない場合

/usr/sbin/shutdown -i .

この場合、“shutdown -i 6”や“shutdown -i 5”は許されますが、“shutdown -i 6 -g 30”は許可されません。

 


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