Interstage Job Workload Server 運用ガイド
目次 前ページ次ページ

第2章 通常運用> 2.2 バッチ業務の運用> 2.2.4 ジョブの操作

2.2.4.2 ジョブの保留/保留解除

ジョブの保留とは、ジョブの投入後、実行待ち状態のジョブをジョブキューの実行待ち行列に滞留させることです。
保留の操作はジョブの状態が「実行待ち」の状態の時だけ有効です。

保留したジョブの保留を解除する場合には、ジョブの保留解除を行います。
保留解除の操作はジョブの状態が「保留中」の時だけ有効です。

デマンドジョブのようにジョブをスケジュールできない場合に、保留解除コマンドを利用して一連の処理を行う複数ジョブの実行制御ができます。
例えば、一連の処理を行う複数ジョブを保留状態で投入し、順番にジョブを保留解除することで実行制御ができます。

また、先行ジョブが異常終了したことを確認した場合、後続ジョブがすでに投入済であり実行待ちの場合には、保留操作することで後続ジョブを実行されないようにできます。
さらに、先行ジョブを再投入して正常に終了したことを確認後、保留解除して後続ジョブを実行することもできます。

ジョブの保留/保留解除は、バッチサーバ上のバッチ実行基盤が提供するコマンドで行います。
したがって、ジョブキューに存在するジョブであれば、デマンドジョブでもスケジュールジョブでも操作は可能です。
ただし、スケジュールジョブは予定通りジョブを運用されることが期待されるため、保留/保留解除操作は控えてください。


下へ2.2.4.2.1 ジョブの保留
下へ2.2.4.2.2 ジョブの保留解除

目次 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006