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第2部 管理ツール編 | > 第4章 機能 | > 4.8 ユーティリティ | > 4.8.1 CSV-LDIF変換ユーティリティ |
CSV-LDIF変換ユーティリティのコマンド仕様について、説明します。
umcsv2ldif.bat [オペレーション] [-s] [-C 文字コード] -i入力ユーザ情報定義ファイル -o出力LDIFファイル [-rルールファイル] [-c] [-m 移動オプション] |
umcsv2ldif [オペレーション] [-s] [-C 文字コード] -i入力ユーザ情報定義ファイル -o出力LDIFファイル [-rルールファイル] [-c] [-m 移動オプション] |
各オプションの意味は以下のとおりです。
オペレーション:ADDENT(エントリ登録)/ADDATT(属性値追加)/ALTATT(属性値変更)/DELATT(属性値削除)/DELENT(エントリ削除)のいずれかを指定します。
省略した場合は、入力CSVファイル内の指定が有効になります。コマンドオプションの指定と入力CSVファイル内の指定がある場合、コマンドオプションの指定が有効になります。
-s :標準LDIF形式(ldapmodifyコマンドの-aオプション指定の場合に利用可能な形式、あるいはldapdeleteコマンドの入力ファイル(リダイレクション"< ファイル名"を利用)として利用可能な形式)で出力する場合に指定します。
本オプションは上記オペレーションでADDENT、DELENTを指定した場合のみ有効です。その他のオペレーションと共に指定した場合は無視します。
また、本オプションを指定しない場合は、拡張LDIF形式(ldapmodifyコマンドの入力ファイルとして利用可能な形式)で出力します。
-C :文字コード。ファイルの入出力に使用する文字コードを指定します。
以下のいずれかの値を指定します。省略時はOSのデフォルトコード系が採用されます。
sjis:SJISコード
euc:EUCコード
-i :変換対象のCSV形式のファイル。ユーザ情報を記述します。
-o :変換後のLDIF形式の出力ファイル。本ユーティリティが新規に作成します。
既存の場合は上書きします。
-r :変換に使用するルールファイル。
ルールファイルとは、組織名のディレクトリ形式名(DN(識別名))と一般的な組織名/組織コードをマッピングするための対応表です。
たとえば、入力情報ファイル中に記述されている組織名"富士通愛知エンジニアリング"をディレクトリ形式名(DN)"ou=AEL,o=FUJITSU,c=jp"に変換するために利用します。
変換する必要がない場合は本オプションを指定する必要はありません。
-c :2行目以降のエラーを警告扱いとし、それ以降の行の変換を続行します。
本オプションを指定しない場合、2行目以降でエラーが発生した場合は処理を中断し、変換処理は行われません。
-m :移動オプション
移動処理を行う場合(New_Orgを利用する場合)に、移動元のエントリを削除するか否かを指定します。以下のいずれかの値を指定します。省略時は、"N"が採用されます。
Y:移動元のエントリを削除します。
N:移動元のエントリは削除しません。
本ユーティリティの復帰コードを以下に示します。
0 : 正常終了
1 : 警告(警告メッセージを出力し処理を継続します)
2 : 異常終了(エラーメッセージを出力し処理を中断します)
本ユーティリティで使用するメモリの概算をメモリ概算(CSV-LDIF変換)に示します。
変換対象エントリ数(CSVファイルサイズ) |
使用メモリ |
---|---|
1000 (180KB) |
1000KB |
10000 (1800KB) |
20000KB |
30000 (5400KB) |
50000KB |
注意事項
上記の値はあくまでも目安です。データ内容等により増減します。
CSVUTY_MAX : 使用できるメモリの上限をメガバイト単位で指定します。
(例) 使用できるメモリを128Mバイトにする場合
CSVUTY_MAX 128
起動コマンドに指定する各種パラメタ(ファイル名等)には日本語は使用しないでください。
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