Systemwalker OperationMGR 使用手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003-
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上へ第10章 出力ファイルの印刷を制御/監視/操作する【Windows】

10.4 印刷履歴を参照する

ジョブ出力制御機能を使用すると、以下に示すJCL出力ファイルが印刷されたときに、その印刷履歴がログファイルに出力されるようになります。

さらに出力ファイルの印刷基盤として、Systemwalker PrintMGRを選択すると、以下の出力ファイルが印刷されたときにも、その印刷履歴がログファイルに出力されるようになります。

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印刷履歴の出力先

印刷履歴の出力先ログファイルは、“インストールフォルダ配下の\mpjpssv\log\jpaccount.log”です。ログファイルが一杯になった場合は、古い履歴から順番に上書きされます。

印刷履歴は、以下の2つの形式で出力されます。

それぞれの出力形式について説明します。

 

■JCL単位で出力する形式

複数の出力ファイルの印刷履歴がひとまとめにされ、出力元のJCLの印刷履歴として出力されます。出力例を以下に示します。

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出力内容について説明します。

  1. ヘッダとして[JOB]と表示されます。JCL単位の印刷履歴であることを示します。
  2. 出力ファイルの出力元のJCLのジョブ番号です。
  3. 出力ファイルの出力元のJCLの名前です。
  4. 出力ファイルの出力元のJCLの所有者です。
  5. 出力ファイルの出力元のJCLを投入したサーバです。
  6. 出力ファイルを出力したサーバです。
  7. 出力ファイルの出力を開始した時刻です。
  8. 出力ファイルの出力を終了した時刻です。
  9. 出力ファイルを出力したプリンタです。
  10. 出力した部数です。Windowsのスプーラを印刷基盤として選択しているシステムでは、常に1となります。
  11. 出力ファイルの総ページ数です。Windowsのスプーラを印刷基盤として選択しているシステムでは、常に0となります。
  12. 出力処理の結果として、SaveまたはErrorと表示されます。Saveは出力ファイルを印刷後、正常に保存されたことを示します。Errorは出力ファイルの出力に失敗したことを示します。
  13.  

■JCL単位および出力ファイル単位の両方を出力する形式

複数の出力ファイルの印刷履歴がひとまとめにされ、出力元のJCLの印刷履歴として出力されます。また、それぞれの出力ファイルの印刷履歴も同時に出力されます。印刷履歴の例を以下に示します。

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出力内容について、以下に示します。

  1. ヘッダとして、[JOB]または[FILE]と表示されます。[JOB]はJCL単位の印刷履歴であることを示します。[FILE]は出力ファイル単位の印刷履歴であることを示します。
  2. ヘッダが[JOB]の場合は、出力ファイルの出力元JCLの名前です。[FILE]の場合は、出力ファイルの名前です。

上記以外の出力内容は、JCL単位で出力される内容と同じです。

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印刷履歴の出力形式の選択方法

印刷履歴の出力形式は、ジョブ出力制御機能の初期化ファイルで指定します。ジョブ出力制御機能の初期化ファイルの詳細については、“Systemwalker OperationMGR 導入手引書”を参照してください。


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