Systemwalker OperationMGR 使用手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003- |
目次
索引
![]() ![]() |
ジョブネットは、必要に応じて操作することができます。操作には、強制終了/起動/再起動/停止/停止解除/無効/無効解除/確認の8種類があります。このうち、グループに属しているジョブネットおよび子ジョブネットに対しては、強制終了/再起動/停止/停止解除/無効/無効解除の6種類のみ行うことができます。
以下にジョブネットを操作する方法(4種類)、および操作の種類について説明します。
なお、ジョブネットを操作する時に、操作を確認するダイアログボックスを表示させることにより、操作ミスを防ぐことができます。設定方法など詳細は、“ジョブネット/ジョブ/グループの操作ミスを防止する”を参照してください。
ジョブネットの操作の種類を以下に示します。
なお、強制終了したジョブネットに対して確認操作を有効にするためには、[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ−[利用機能1]シートの[スケジュールオプション]で[ジョブネットの確認操作を有効とする]に加えて[強制終了を確認操作の対象とする]も指定してください。
ジョブネットの各状態に対して、操作できる/できないの関係を以下に示します。
(注1)
「疑似正常」とは、終了コードが1以上、正常終了コード上限値以下のジョブを含むジョブネットの状態です。「疑似正常」と「異常終了」のジョブが混在する場合は、ジョブネットの状態は「異常終了」となります。
[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ−[利用機能1]シートで「疑似正常を有効にする」オプションを有効にしていない場合、「疑似正常」は正常終了として状態表示されます。
(注2)
「警告」状態とは、同じジョブネットの中に、異常終了ジョブと実行中ジョブ、または強制終了ジョブと実行中ジョブが存在する状態です。
「警告」状態のジョブネットを強制終了した場合のジョブネットの状態は、異常終了ジョブを含まない場合は「強制終了」に、異常終了ジョブを含む場合は「異常終了」になります。
子ジョブネットが「警告」状態になった場合、親ジョブネットも「警告」状態になります。
(注3)
子ジョブネットの場合は、操作できません。
(注4)
グループに属しているジョブネットを再起動できるのは、グループが警告状態の時だけです。
ジョブネットを再起動する場合、実行を開始させるジョブを次のように選ぶことができます。
異常終了したジョブより前のジョブ、または別系統(異常終了したジョブと先行/後続関係のない)ジョブに再起動ポイントが設定されている場合は、再起動ポイントの設定を解除してから、ジョブネットを再起動してください。
再起動ポイントを異常終了したジョブより前の任意のジョブに設定して、ジョブネットを再起動してください。
異常終了したジョブに[監視−ジョブ]ウィンドウ−[制御情報]シートの[次の再起動のみ無効]オプションを設定して、ジョブネットを再起動してください。
ジョブネットを起動/再起動させた時の注意事項
ジョブネットを強制終了させた時の注意事項
UNIX版の場合は、[登録−ジョブ]ウィンドウ−[基本情報]シートのディレクトリ欄に指定したディレクトリ、またはディレクトリ欄の指定がない場合は、ジョブを登録したプロジェクト所有者のホームディレクトリに、作業ファイルが作成されます。
通常、ジョブネットが終了した時点で作業ファイルは削除されますが、ジョブネットを強制終了させた場合は、作業ファイルが削除されずに残る場合があります。このため、システム管理者は定期的に作業ファイルが作成されるディレクトリをチェックして作業ファイルを削除するようにしてください。
なお、[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ−[出力ファイル]シートで[ジョブの出力ファイルを削除する]を指定した場合、ジョブスケジューラサービス起動時に作業ファイルが作成されるディレクトリ配下のファイルは、すべて削除されます。
階層化されたジョブネットにおいて、強制終了および再起動の操作を行った場合の親ジョブネットと子ジョブネットの動作について説明します。
子ジョブネットが実行中である親ジョブネットに対して「強制終了」操作を行った場合、実行中の子ジョブネットは「強制終了」されます。
実行中の子ジョブネットに対して「強制終了」操作を行った場合、子ジョブネット内の実行中のジョブが「強制終了」され、子ジョブネットは強制終了となります。ただし、子ジョブネット内に既に異常終了したジョブがある場合、子ジョブネットは異常終了(リカバリジョブが設定されていても起動されない)となります。
親ジョブネットに対して「再起動」を行った場合、異常終了および強制終了した子ジョブネットがあれば、それらの子ジョブネットから「再起動」されます。ただし、異常終了/強制終了した子ジョブネットより前のジョブに再起動ポイントが設定されている場合、親ジョブネットが「再起動」された時点で異常終了/強制終了した子ジョブネットの状態は実行待ち(子ジョブネット内のジョブの状態はそのまま)となります。
異常終了/強制終了した子ジョブネットに対して「再起動」操作を行った場合、子ジョブネット内の異常終了/強制終了したジョブから「再起動」されます。ただし、再起動ポイントが設定されている場合には、再起動ポイントの設定が優先されます。
目次
索引
![]() ![]() |