Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
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目次
索引

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第1章 コマンドリファレンス
1.2 コマンド
1.2.146 opmtrcsv2(監視イベントグラフ表示対応ログ変換コマンド)
■機能説明
本コマンドは、システム監視マネージャの監視イベントログの情報を基に、レポーティング機能用CSVファイルを作成します。
実行結果は“システム監視のCSVファイル”を参照してください。
レポーティング機能の使用方法は“Systemwalker Centric Manager使用手引書 監視機能編”を参照してください。
■記述形式
opmtrcsv2 |
[-s 出力する先頭の監視イベント番号] [-e 出力する最後の監視イベント番号] [-st 出力する先頭の監視イベント受信時間] [-et 出力する最後の監視イベント受信時間] [-n ホスト名] [-f ファイル名,…] [-a] -o CSVファイル名 [-h 運用管理サーバのホスト名] [-u ユーザ名] [-p パスワード]
[-d 管理ドメイン] [--] [検索文字列 …] |
■オプション
- -s 出力する先頭の監視イベント番号:
- CSVファイルに出力する監視イベントの先頭の番号を指定します。省略した場合、監視イベントログに格納されている最も若い番号の監視イベントから、CSV形式で出力されます。
- -e 出力する最後の監視イベント番号:
- CSVファイルに出力する監視イベントの最後の番号を指定します。省略した場合、監視イベントログファイルに格納されている最後の監視イベントまで、CSV形式で出力されます。
- -st 出力する先頭の監視イベント受信時間:
- CSVファイルに出力する監視イベントの先頭の受信時間を指定します。指定形式は、年月日時分秒を各々2桁で指定してください(YYMMDDhhmmss)。省略した場合、監視イベントログに格納されている最も古い監視イベントから、CSV形式で出力されます。
- -et 出力する最後の監視イベント受信時間:
- CSVファイルに出力する監視イベントの最後の受信時間を指定します。指定形式は、年月日時分秒を各々2桁で指定してください(YYMMDDhhmmss)。省略した場合、監視イベントログファイルに格納されている最後の監視イベントまで、CSV形式で出力されます。
- -s、-eパラメタと、-st、-etパラメタを同時に指定することができます。その場合、各指定のAND条件が取られます。
- -s、-e、-st、-etパラメタをすべて省略した場合は、監視イベントログに格納されているすべての監視イベントが、CSV形式で出力されます。
- -f ファイル名,…:
- 検索するファイル名を指定します。ファイルは、間に空白を入れずに“,”で繋ぎ複数指定できます。指定するファイルは、Mpevtpsvコマンドで作成されたものしか指定できません。ファイルを指定した場合には、監視イベントログデータベースは検索されません。
- -n ホスト名:
- ホスト名を指定し、そのホストが発生元の監視イベントだけが、CSV形式で出力されます。
- ホスト名には、前方一致“"host*"”、後方一致“"*host"”、中間一致“"*host*"”を指定してホスト名の検索ができます。
- -o CSVファイル名:
- 監視イベントを出力するCSVファイル名をパス付で指定します。
- サンプルのテンプレートを使用する場合は、以下のように指定してください。
- Windows NT系の場合:
- Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker\csv\opmtr.csv
- Windows 9x系の場合:
- Systemwalkerインストールディレクトリ\csv\opmtr.csv
- 運用管理クライアントからコマンドを実行するときには、以下のパラメタを指定する必要があります。
- -h 運用管理サーバのホスト名:
- 運用管理サーバのホスト名を指定します。運用管理クライアントから実行するときは、必須パラメタです。
- -u ユーザ名:
- 運用管理サーバに接続するときのユーザ名を指定します。省略した場合、ログオンユーザになります。
- -p パスワード:
- 運用管理サーバに接続するユーザのパスワードを指定します。認証済みの場合には不要です。
- -d 管理ドメイン:
- Systemwalkerの管理ドメイン名を指定します。
- なお、-h、-u、-pは運用管理サーバがNTの場合に指定し、-dは運用管理サーバがUNIXの場合に指定します。
- -a:
- 下に示す検索文字列パラメタの検索条件をAND条件で行うことを指定します。
- このオプションを使用しない場合は、検索文字列の検索条件はOR条件となります。
- --:
- オプション指定の終了を指定します。
- これ以降のパラメタは、監視イベント内の文字列を検索するパラメタとして扱われます。
- 検索文字列 …
- 検索文字列パラメタは、5つまで指定できます。これを指定すると、監視イベントのうち、指定する検索文字列のどれかに合致する文字列を含む監視イベントだけが、CSV形式で出力されます。
■復帰値
- 0:
- 正常終了
- 1:
- 異常終了(運用管理サーバとの通信に失敗か内部処理異常でコマンドが実行不可能)
- 2:
- 異常終了(監視イベントログのデータが不正)
■参照
システム監視のCSVファイル
表:イベント監視用コマンド
■コマンド格納場所
Solaris OE
Linux |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
- 一般ユーザの権限で実行できます。
- 運用管理サーバ/運用管理クライアントで実行可能です。
■使用例
監視イベント番号の1から100までの監視イベントを、CSVファイルに出力します(管理ドメイン名がABCで運用管理クライアントから実行する場合)。
opmtrcsv2 -s 1 -e 100 -o c:\win32app\MpWalker\csv\opmtr.csv -d ABC
2001年1月1日午前0時から2001年2月1日午前0時までの監視イベントを、CSVファイルに出力します(管理ドメイン名がABCで運用管理クライアントから実行する場合)。
opmtrcsv2 -st 010101000000 -et 010201000000 -o c:\win32app\MpWalker\csv\opmtr.csv -d ABC
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