Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
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第1章 コマンドリファレンス
1.2 コマンド
1.2.139 opamsgrev(メッセージ検索コマンド)
■機能説明
本コマンドは、メッセージログを、日時、ホスト名、文字列によって検索し、出力します。
■記述形式
opamsgrev |
[-o filename] [-n hostname] [-s starttime] [-e endtime] [-a] [-f file1,…] [--] [condition1 condition2 …] |
■オプション
- -o filename:
- 検索結果を出力するファイル名を指定します。省略した場合、標準出力に出力します。
- -n hostname:
- 検索対象とするホスト名を指定します。省略した場合、すべてのシステムを対象に検索します。
- -s starttime:
- 検索を開始する日時を指定します。省略した場合、メッセージログファイル中の最古の日時から検索します。starttimeは、以下の形式の12桁の数字で指定します。
YYMMDDhhmmss:
- YY:
- 西暦の下2桁。1970年から2037年までが有効です。すなわち、70〜99を指定した場合は、1970年から1999年とみなされます。00〜37を指定した場合は、2000年から2037年とみなされます。
- MMDD:
- MM月DD日
- hhmmss:
- hh時 mm分 ss秒
- -e endtime:
- 検索を終了する日時を指定します。省略した場合は、メッセージログファイル中の最新の日時まで検索します。endtimeは、-sオプションで指定するstarttimeと同じ形式で指定します。
- -a:
- condition1 condition2 ……で指定した検索文字列がすべて含まれるメッセージを検索します(AND条件)。
- -f file1,…:
- 検索対象となる(Mpmsgpsvコマンドにより)バックアップされたメッセージログファイルを指定します。同時に20個までのファイルを指定できます。複数のファイルを指定する場合はファイル名とファイル名の間をコンマ(,)で区切るか、全体を引用符(‘または”)で囲んで空白で区切ります。
- 省略した場合は、メッセージログテーブル全体を検索します。
- --:
- オプション指定終了記号です。これによって、condition1 condition2 …指定する文字列に、“-”を含めることができます。
- condition1 condition2 …:
- 検索条件の文字列を指定します。検索文字列は、最大5つまで指定することができます。また、一つの検索文字列は、64バイト分以内が有効となります。日本語も入力できます。省略した場合、時間内のすべてのメッセージが出力されます。
- 検索文字列に空白を含む場合は、文字列を”(ダブルコーテーション)で括ってください。
■復帰値
- 0:
- 正常終了
- 1:
- 異常終了(内部処理異常でコマンドが実行不可能)
- 2:
- 異常終了(メッセージトログのデータが不正)
■参照
表:イベント監視用コマンド
■コマンド格納場所
Solaris OE
HP-UX
AIX
Linux |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
- 一般ユーザの権限で実行できます。
- 運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
- 運用管理クライアント/クライアントでは、イベント監視を選択インストールしたとき実行可能です。
■注意事項
- 検索結果として表示される日時は、メッセージが発生した時点でのメッセージ発生システムでの日時です。また、検索条件として指定された日時は、ロギングされた日時をもとに検索されます。そのため、以下の状態になる場合がありますので注意してください。
- 条件で指定した日時の範囲からはずれているメッセージまで検索されます。
- 複数システムのメッセージを同時に検索した場合、検索結果の表示でメッセージが時間順に並びません。
■使用例
コマンドの入力例を以下に示します。以下の条件で検索しています。
■実行結果/出力形式
検索結果の情報を以下に示します。

表示形式について、1行目のメッセージを例に以下に説明します。

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