Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
目次 索引 前ページ次ページ

上へ第1章 コマンドリファレンス
上へ1.2 コマンド

1.2.138 opamsgcsv(メッセージログCSV出力コマンド)

■機能説明

本コマンドは、過去のメッセージを、日時、ホスト名、文字列によって検索し、CSV形式で出力します。

■記述形式

opamsgcsv

[-o filename] [-n hostname] [-s starttime] [-e endtime] [-a] [-l itemname1 itemname2 …] [-lf filename] [--] [condition1 condition2 …]

■オプション

-o filename:
検索結果を出力するファイル名を指定します。省略した場合、標準出力に出力します。
-n hostname:
検索対象とするホスト名を指定します。省略した場合、すべてのシステムを対象に検索します。
-s starttime:
検索を開始する日時を指定します。省略した場合、メッセージログファイル中の最古の日時から検索します。starttimeは、以下の形式の12桁の数字で指定します。
YYMMDDhhmmss:
YY:
西暦の下2桁。1970年から2037年までが有効です。すなわち、70〜99を指定した場合は、1970年から1999年とみなされます。00〜37を指定した場合は、2000年から2037年とみなされます。
MMDD:
MM月DD日
hhmmss:
hh時 mm分 ss秒
-e endtime:
検索を終了する日時を指定します。省略した場合は、メッセージログファイル中の最新の日時まで検索します。endtimeは、-sオプションで指定するstarttimeと同じ形式で指定します。
-a:
condition1 condition2 …で指定した検索文字列がすべて含まれるメッセージを検索します(AND条件)。
-l itemname1 itemname2 … :
追加して出力するログ項目を指定します。本コマンドはデフォルトで以下の項目を出力します。
TimeStamp(イベント発生時刻)
NodeName(ノード名)
EventText(イベントテキスト)
本オプションまたは-lfオプションでログ項目を指定することにより、上記の項目に続けて、指定されたログ項目が出力されます。
指定可能なログ項目を表に示します。また、指定する項目名の大文字、小文字は区別されません。

指定項目名

ログ項目

出力内容

SendTime

送信日時

送信側がイベントを送信した時刻

RecvTime

受信日時

受信側がイベントを受信した時刻

EventNum

重要イベント番号

重要イベントに設定された一意の番号

Category

イベント種別

イベント種別

Type

イベント属性

“NORMALMSG”: 一般メッセージ
“REPLYMSG”: 返答要求メッセージ
“SPECIALMSG”: 高輝度メッセージ
“RECOVERY”: しきい値戻りデータ

Severity

重大度

“Very Important”: 超重要
“Important”: 重要
“Warning”: 警告
“Normal”: 一般

NodeName

ノード名

ノード名

IpAddr

IPアドレス

IPアドレス

TimeStamp

イベント発生日時

イベント発生日時

StartTime

対処開始日時

イベント対処開始日時

EndTime

対処終了日時

イベント対処終了日時

EventText

イベントテキスト

イベントのメッセージテキスト

Status

イベント状態

XXYZの形式で以下の意味を表します。
 XX: イベント状態
  00: 障害
  01: 対処済み
  02: 保留
  03: 応答済み
 Y: 調査状態
  0: 未調査
  1: 調査中
 Z: 自動対処の状態
  0: 自動対処未
  1: 自動対処済み

Dealer

イベント対処者

アラームイベントに対処した人の名前

Memo

イベントメモ

アラームイベントに対するユーザメモ

Label

運用名

運用システムの日本語名

Color

メッセージ監視表示色

メッセージ一覧ウインドウに表示する際の色。”表示色/背景色”の形式。

OsType

OS種別

OS種別が番号で表示される。

OsName

その他のOS名

OsType=1(その他)の場合のみ出力されるOS名。

SysType

系区分

0: 系区分なし
1: 主系
2: 待機系

JobNum

ジョブ番号

ジョブ番号

-lf filename:
追加して出力するログ項目を、ファイル入力で指定します。
ファイルに指定できるログ項目は-lオプションの場合と同じです。
ファイルには以下の形式で項目を指定します。
-lオプションと-lfオプションの両方が指定された場合は、後の指定が有効となります。
--:
オプション指定終了記号です。これによって、condition1 condition2 …に指定する文字列に、“-”を含めることができます。
condition1 condition2 … :
検索条件の文字列を指定します。検索文字列は、最大5つまで指定することができます。また、一つの検索文字列は、64バイト分以内が有効となります。日本語も入力できます。省略した場合、時間内のすべてのメッセージが出力されます。
検索文字列に空白を含む場合は、文字列を”(ダブルコーテーション)で括ってください。

■復帰値

0:
正常終了
1:
異常終了(内部処理異常でコマンドが実行不可能)
2:
異常終了(メッセージトログのデータが不正)

■参照

表:イベント監視用コマンド

■コマンド格納場所

Solaris
Linux

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

■注意事項

検索結果として表示される日時は、メッセージが発生した時点でのメッセージ発生システムでの日時です。また、検索条件として指定された日時は、ロギングされた日時をもとに検索されます。そのため、以下の状態になる場合がありますので注意してください。

■使用例

コマンドの入力例を以下に示します。以下の条件で検索しています。

opamsgcsv -n tokyo -s 030905084010 -e 030905084950 -l severity -- OS 性能

■実行結果/出力形式

検索結果の情報を以下に示します。

"03/09/26 10:42:58","tokyo","UX:MpCNappl: ERROR: 100:  ネットワークで"ColdStart"が発生しまし
"03/09/26 13:25:04","tokyo","syslogd: line 23: WARNING: loghost could not be resolved

表示形式について、1行目のメッセージを例に以下に説明します。

image


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 1995-2004