Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
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上へ第1章 コマンドリファレンス
上へ1.2 コマンド

1.2.33 F3crTrfBcsv(性能情報のCSV出力コマンド)

■機能説明

本コマンドは、部門管理サーバ(または運用管理サーバ)で蓄積した性能情をCSV形式に変換してファイル出力します。本コマンドを定期的に実行することで、運用を自動化することができます。

出力されたCSVファイルの形式は、“性能監視のCSVファイル”を参照してください。

■記述形式

F3crTrfBcsv

[-t Type] [-h HostName] [-d date] [-r days] csv-file

■オプション

-t Type:
出力対象とする情報種別を指定します。
なお、本オプションを省略した場合は、ALLが指定されたものと見なします。
ALL:
全性能情報(省略値)
TRF:
トラフィック情報
PFM:
サーバ性能情報
-h HostName:
性能情報を収集している部門管理サーバ、運用管理サーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。本オプションを省略すると性能情報を収集・蓄積している運用管理サーバおよび、すべての部門管理サーバが対象となります。
-d Date:
CSV出力の対象とする性能情報の日付を指定します。本オプションを省略すると、昨日の日付が指定されたものと見なします。
例えば、昨日一日分の情報を本日、CSV出力する場合は、本オプションを省略できます。本日の日付を指定した場合、本日0時から現在までの性能情報が対象になります。
なお、dateの形式は、以下のとおりです。
mmdd[yy]:
 
mm:
月(01〜12)
dd:
日(01〜31)
yy:
西暦年の下二桁
70以上を指定した場合は、1900年代と見なします。69以下を指定した場合は、2000年代と見なします。
-r Days:
複数日分の情報をCSV出力する場合に、何日分を対象とするかをdaysで指定します。
-dで指定した日付を最終日として、本オプションで指定した日数分の性能情報をCSV出力します。本オプションを省略すると1が指定されたものと見なします。0を指定するとエラーになります。以下に例を示します。

image

csv-file:
CSVのファイル名を指定します。出力先のCSVファイルはコマンドが作成します。出力先のCSVファイルで同名のファイルが存在した場合は新しい内容で上書きされ、今までの内容は破棄されます。

■復帰値

0:
正常終了
1:
警告。CSV出力対象のデータはありません。
2以上:
エラー。異常終了の詳細についてはコマンドが出力するエラーメッセージを参照してください。

■参照

性能監視のCSVファイル
F3crTrfEpdb(PerfMGR連携コマンド)
表:性能監視用コマンド

■コマンド格納場所

Solaris OE
Linux

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

■注意事項

■使用例1

運用管理サーバおよび全部門管理サーバ上に蓄積された、昨日分の全性能情報をCSV出力します。

F3crTrfBcsv file.csv

■使用例2

運用管理サーバおよび全部門管理サーバ上に蓄積された、昨日と一昨日分の全性能情報をCSV出力します。

F3crTrfBcsv -r 2 file.csv

■使用例3

部門管理サーバ(bumon)上に蓄積された3月8日と3月9日分の全性能情報をCSV出力します。

F3crTrfBcsv -h bumon -d 0309 -r 2 file.csv

■使用例4

部門管理サーバ(bumon)上に蓄積された3月1日から3月7日まで一週間分の全性能情報をCSV出力します。本日は3月8日

F3crTrfBcsv -h bumon -r 7 file.csv

■実行結果/出力形式

CSVファイルの出力形式は、“性能監視のCSVファイル”を参照してください。


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