Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
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上へ第1章 コマンドリファレンス
上へ1.2 コマンド
上へ1.2.23 drmslst(検索コマンド)

1.2.23.6 ユーザ資源データの登録情報の検索

■機能説明

自システムのユーザ資源の登録情報を検索し表示します。

■記述形式

drmslst

-a rsc [-g 資源グループ名] [-v バージョン・レベル] [-e 世代識別名] [-i 詳細情報種別] [-I]

■オプション

-a rsc:
本コマンドの機能を定義します。本オプションでは、“rsc”と指定します。
-g 資源グループ名:
出力するユーザ資源の所属する資源グループ名を指定します。
資源グループ名は、ASCII(12文字以内)の英数字または“#”で指定します。資源グループ名には、ワイルド・カードが指定できます。
ワイルド・カードを指定した場合、-vを指定しても無視されます。また、この場合、資源グループ名全体を“"(ダブルコーテーション)”で囲む必要があります。
*:
任意個の任意の文字列
?:
任意の1字に対する文字

すべての資源グループを出力する場合は、-g、-vオプションを省略します。

-v バージョン・レベル:
検索するユーザ資源の所属する資源グループのバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを省略した場合は、空白のバージョン・レベルを指定したものとみなします。-iを指定した場合、本オプションは無効となります。
-e 世代識別名:
特定の世代の情報だけを出力したい場合に、世代識別名を指定します。本オプションを省略した場合は、全世代の情報が出力されます。
-i 詳細情報種別:
ユーザ資源の詳細情報を出力します。高速ページ・プリンタ装置用の文字パターンの登録情報を検索する場合は“epa"と指定します。本オプションを指定した場合、-g、-vは無効となります。
-I:
ユーザ資源データの登録情報の検索でファイル詳細情報を出力する場合に指定します。本オプションを省略した場合は、ファイル詳細情報を出力しません。

■復帰値

0:成功
検索処理が正常に終了しました。
3:処理継続不可能な使用者エラー
指定した資源グループはありません。検索処理ができません。
オプションの指定に誤りがあります。検索処理ができません。
4:プログラム・エラー
システムにエラーが発生しました。検索処理ができません。

■参照

表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

■コマンド格納場所

Solaris OE
HP-UX
AIX
Linux

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

■注意事項

■使用例

資源グループ名の先頭4文字が“TEXT”の資源グループ名と指定し、指定した資源グループの資源データを検索します。

drmslst -a rsc -g "TEXT*" -I
2
TEXTDATA  V11L10    1999/04/10 09:31:44 unix#txt  LIBTXT  2
  E020     1   *           456
    99/04/11  21:50  -rw-r-----           111   /dir/efgh
  E010     2   *       123,456
    99/04/11  21:41  drwx------             0   /dir
    99/04/11  21:41  -rw-r-----         4,567   /dir/abcd
TEXTDATA2 V11L20    1999/04/10 09:31:44 unix#txt  LIBTXT  1
  E001     1   *           456
    99/04/12  11:50  -rw-rw-r--            10   /dir/jklmm

■実行結果/出力形式

ユーザ資源データの登録情報の出力形式について、以下に示します。

image

備考1.
バージョン・レベルを空白で登録した場合は、“*”の形式に出力されます。
備考2.
サポートしていない資源については、資源種別を“unknown”と出力されます。
備考3.
適用先IDがない場合は、“*”の形式に出力されます。
備考4.
登録の日付、時間は“コントロールパネル”の“各国対応”の日付の形式”、“時刻の形式”で設定されている形態に準拠して出力されます。
備考5.
出力する資源グループが、旧バージョンの資源配付で登録された資源グループ、または他のサーバから転送されてきた資源グループの場合は、(12)は“* ”の形式で出力され、(13)から(16)の情報は出力されません。
備考6.
ファイルのサイズの単位はバイトで出力されます。このサイズは圧縮される前のデータ量で、ディレクトリの場合は0となります。
備考7.
ファイルの属性の意味は以下のとおりです。
   D:ディレクトリ       R:書き込み禁止ファイル
   H:隠しファイル      S:システムファイル
   A:バックアップ対象ファイル

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