Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 -
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C.5.3 業務サーバのIPアドレス、ホスト名を変更する

業務サーバの「IPアドレスの変更」、「ホスト名の変更」または「IPアドレスとホスト名の変更」の場合に、必要な作業手順を示します。

Systemwalker Centric Managerの停止

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ノード情報の変更

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IPアドレス/ホスト名の変更

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hostsファイルまたはDNSの変更

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Systemwalker Centric Managerの起動

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機能ごとの変更

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システムの再起動(業務サーバ)

Systemwalker Centric Managerの停止

業務サーバのSystemwalker Centric Managerを停止します。

業務サーバから以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。

/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr

ノード情報の変更

[注意事項]

  • サブネットが変更になる場合は、事前に新しくサブネットフォルダを作成しておきます。
    (業務サーバの変更を行った時点で新フォルダに自動的に移動します。)

Systemwalkerコンソールの編集モードで、業務サーバのノード情報を変更します。

IPアドレス/ホスト名の変更

業務サーバのOSの変更でIPアドレス/ホスト名の変更を実施してください。

hostsファイルまたはDNSの変更

運用に合わせて各サーバおよびクライアントでhostsファイルまたはDNSサーバの変更を実施してください。

IPアドレス/ホスト名の変更については、“hostsファイルまたはDNSサーバの設定”を参照してください。

Systemwalker Centric Managerの起動

業務サーバのSystemwalker Centric Managerを起動します。

業務サーバから以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。

/opt/systemwalker/bin/scentricmgr

業務サーバのSystemwalker Centric Manager起動後、運用管理サーバで以下の作業を行います。

/opt/systemwalker/bin/mpdrpspa.sh all

scentricmgr、mpdrpspa.shコマンドについては、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。

機能ごとの変更

機能ごとの変更を行います。変更を行う機能と変更が必要な場所を以下に示します。インストール種別または使用している機能により、設定を行ってください。


機能名

条件

運用管理サーバ

部門管理サーバ

業務サーバ

運用管理クライアント

クライアント

イベント監視

選択

○ *1

○ *1

○ *2

○ *2

性能監視

選択

リカバリフロー

選択

スクリプト

選択

自動運用支援

選択

資源配付

選択

共通ツール

選択

*1:メッセージ送信先システムとして設定しているサーバだけで実行します。

*2: メッセージ送信先システムを設定している場合、メッセージ送信先システムの変更が必要です。

イベント監視の変更

[注意事項]

  • イベント監視の変更は、接続形態が必要時接続の場合、必要です。

 

構成情報の削除

業務サーバがメッセージ送信先システムとして定義していたシステムで、以下のコマンドを実行し、構成情報を削除します。

/opt/systemwalker/bin/opaconstat -D 業務サーバのホスト名
備考.
業務サーバのホスト名は、変更する前の業務サーバのホスト名です。

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運用管理サーバがクラスタ環境の場合、運用系でコマンドを実行します。

部門管理サーバがクラスタ環境の場合、運用系、待機系でコマンドを実行します。

構成情報の登録

業務サーバで、以下のコマンドを実行し、構成情報を上位サーバに登録します。

/opt/systemwalker/bin/opaconstat -a
備考.
メッセージ送信先システムで指定しているシステムが動作していることを確認して上記のコマンドを実行してください。

opaconstatコマンドについては、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。

メッセージ送信先システムの変更

業務サーバをメッセージ送信先システムとして指定しているシステムがある場合、業務サーバのIPアドレス/ホスト名の変更が終了後、そのシステムのメッセージ送信先システムを変更し、Systemwalkerを再起動してください。

性能監視の変更

性能監視の変更は、運用管理サーバの変更と同じです。業務サーバを性能監視の監視対象としている場合、変更が必要です。

作業手順については、運用管理サーバの“性能監視の変更”を参照してください。

リカバリフローの変更

運用管理サーバのIPアドレス/ホスト名を変更と同じです。運用管理サーバで、リモートコマンドの実行先にIPアドレス/ホスト名を変更した業務サーバを指定している場合は、変更が必要です。

作業手順については、運用管理サーバの“リカバリフローの変更”を参照してください。

スクリプトの変更

運用管理サーバのIPアドレス/ホスト名変更と同じです。スクリプトファイル中で、ホスト名を変更した部門管理サーバを意識した処理を行っている場合、変更が必要です。

作業手順については、運用管理サーバの“スクリプトの変更”を参照してください。

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業務サーバでは、以下に示すサンプルスクリプトは動作しません。

自動運用支援の変更

運用管理サーバのIPアドレス/ホスト名変更と同じです。[イベント監視の条件定義]で、ホスト名を変更した業務サーバのホスト名を特定している場合、変更が必要です。

作業手順については、運用管理サーバの“自動運用支援の変更”を参照してください。

資源配付の変更

資源配付で、ホスト名を変更した業務サーバが配付経路に定義されている場合、またはクライアントで業務サーバが接続先サーバに指定されている場合、運用管理サーバ、部門管理サーバおよびクライアントで変更が必要です。

サーバの変更

以下の手順に従って、各コンピュータ上で業務サーバのシステム定義(配付経路)の変更作業を実施してください。

なお、drms編集ファイルのwork_dirオプションで指定されている作業ディレクトリのtmp配下に以下のファイルが存在する場合は削除してください。

hostname

資源配付の配付経路については、“Systemwalker Centric Manager使用手引書 資源配付機能編”を参照してください。

クライアントの変更

資源配付クライアントのセットアップ機能を起動し、[資源配付クライアント]の[セション開設]タブを選択し、ノード名入力形式に従って接続先のノード名を変更してください。

資源配付クライアントのセットアップ機能については、“Systemwalker Centric Manager使用手引書 資源配付機能編”を参照してください。

共通ツールの変更

業務サーバで、プロセス監視の定義を行っている場合、業務サーバで変更が必要です。

以下の手順に従って、プロセス監視定義ファイルを変更してください。

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プロセス監視定義ファイル

/etc/opt/FJSVftlc/pmon/mppmon.ini

プロセス監視機能については、“プロセス監視機能”を参照してください。

システムの再起動

業務サーバのシステムを再起動してください。

[作業完了の確認]

Systemwalkerコンソールで、変更したノードのノード情報を[ノードプロパティ]から確認してください。


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