Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 -
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上へ第3章 インストールの準備
上へ3.1 ディスク容量/データベース領域の見積もり
上へ3.1.2 運用管理サーバで必要な領域の見積もり

3.1.2.5 性能監視に必要な資源

性能監視を使用するためには、システムリソースと以下のファイルを作成するためのディスクが必要です。

■性能監視のシステムリソースの見積も

ネットワーク性能監視機能では、管理サーバからのポーリングによって監視を行います。したがって、ポーリングの対象となる被監視ノードの規模に比例した形で、必要なシステムリソース量も大きくなります。

監視対象ノード数とインタフェース

見積もりの要因になるのは、監視対象ノード数とインタフェース数です。見積もりの範囲は、サブドメイン(部門管理サーバ)単位に行います。

以下の操作により、性能監視の一覧を表示し、サブドメイン単位の監視対象ノード数とインタフェースを確認することができます。

■性能監視のディスク容量の見積も

必要となるファイルごとに、ディスク容量の見積もり方法を説明します。

性能情報ファイ

以下の式で算出します。

性能情報ファイル容量 [Mbyte] =
 0.52 ÷ 性能情報収集間隔[分] ×
 性能情報ファイル最大保持数 ×
 (監視インタフェース数 × 2.33 + サーバ性能監視ノード数)

以下の条件では、約7.07Mbyte必要です。

性能情報出力一時ファイ

以下の式で算出します。

性能情報出力一時ファイル [Mbyte] =
 2.27 ÷ 性能情報収集間隔[分] ×
 (監視インタフェース数 × 2.33 + サーバ性能監視ノード数)

以下の条件では、約1.00Mbyte必要です。

基準値監視DB

以下の式で算出します。

基準値監視DB容量 [Mbyte] =
 0.022 × 最大統計数 ×
 (監視インタフェース数 + サーバ性能監視ノード数)

以下の条件では、約8.58Mbyte必要です。

ヒストリDB

以下の式で算出します。

ヒストリDB容量[Mbyte] =
 0.019×ヒストリ表示時間範囲[時間] ÷
 性能情報採取ポーリング間隔[分] ×
 (監視インタフェース数 + サーバ性能監視ノード数)

以下の条件では、約0.12Mbyte必要です。

ログ蓄積ファイ

以下の式で算出します。

ログ蓄積ファイル容量[Mbyte] =
 (1.75 ÷ 性能情報収集間隔[分] ×
 ログ蓄積ファイル最大保持数 ×
 (監視インタフェース数 × 2.33 + サーバ性能監視ノード数)) ×
 0.1

以下の条件では、約2.4Mbyte必要です。

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CPU使用

CPU使用量はコンピュータのスペックや動作環境によって変動する可能性がありますので、目安として用いてください。

管理サーバがSolaris OEの場合 :
CPU使用率(%) = 0.06n + 0.04m (ベースライン監視有効時)

CPU使用率(%) = 0.05n + 0.03m (ベースライン監視無効時)

管理サーバがWindowsの場合 :
CPU使用率(%) = 0.09n + 0.04m (ベースライン監視有効時)

CPU使用率(%) = 0.07n + 0.03m (ベースライン監視無効時)

管理サーバがLinuxの場合 :
CPU使用率(%) = 0.12n + 0.08m (ベースライン監視有効時)

CPU使用率(%) = 0.10n + 0.06m (ベースライン監視無効時)

n : 監視対象インタフェース数
m : サーバ性能監視対象ノード数

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