Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第2章 監視する
上へ2.1 イベントを監視するためのシステム環境設定

2.1.3 イベント監視の条件を定義する

システムで発生したイベントに対して、監視の対象にするイベントを設定します。また、監視したイベントに対するアクションを設定します。アクションの実行は、時間帯などの条件を設定することもできます。

イベントを監視する条件は、運用管理サーバまたは運用管理クライアントからポリシー設定で環境定義することができます。また、ポリシーによる設定以外に、それぞれのサーバ、クライアントごとに設定することもできます。以下に設定手順を説明します。

◆ポリシー設により環境定義を行う場合

  1. Systemwalkerコンソールの[ツリー選択]ボックスから、環境定義を行う対象が存在するツリー(ノード一覧、ノード管理、業務管理)を選択します。
  2. ノード管理ツリーまたは業務管理ツリーを選択した場合は、[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択し、[監視ツリーの選択]ダイアログボックスに表示されるツリーの中から目的のツリーを選択します。
  3. 選択したツリーの中から環境定義を行う対象のフォルダまたはノードを選択した後、[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[イベント]-[フォルダ]または[ノード]を選択し、[イベント監視の条件定]ウィンドウを表示します。
  4. [イベント監視の条件定義]ウィンドウで定義情報を設定し、ポリシーを配付します。

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ポリシー設定時の注意


Linux(UTF-8環境)の場合

ポリシー配付先のノードがUTF-8環境の場合、配付された定義ファイル内の文字列が、UTF-8コードで最大長を超していないかがチェックされます。コードに変換した場合およびUTF-8コードで最大長を超えた場合、定義形式異常と認識され、運用管理サーバ側では、ポリシー配付失敗と表示されます。また、配付先のsyslogにエラーメッセージが出力されます。

◆それぞれのサーバに直接接続して環境定を行う場合

  1. [スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]- [環境設定]-[システム監視設定]を選択し、[システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスを表示します。
  2. [システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスで、接続先のサーバのホスト名、ユーザ名、パスワードを入力し、[OK]ボタンをクリックし、[システム監視設定]ダイアログボックスを表示します。パスワードとして指定できるのは、16バイトまでです。
  3. [システム監視設定]ダイアログボックスで、[イベント監視の条件定義]ボタンをクリックし、[イベント監視の条件定義]ウィンドウを表示します。
  4. [イベント監視の条件定義]ウィンドウで定義情報を設定します。

◆クライアントで直接環境定を行う場合

クライアントにイベント監視機能を選択インストールし、クライアントで発生するイベントを監視する場合は、以下の方法でイベント監視の定義を行います。

  1. 定義を行うクライアントで、[スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視クライアント設定]を選択し、[システム監視クライアント設定]ダイアログボックスを表示します。
  2. [システム監視クライアント設定]ダイアログボックスで、[イベント監視の条件定義]ボタンをクリックし、[イベント監視の条件定義]ウィンドウを表示します。
  3. [イベント監視の条件定義]ウィンドウで定義情報を設定します。

◆Linux(UTF-8環境)でイベント監視の条件定義を行う場合の注意事項

イベント監視の条件定義で定義する際は、設定した文字列をUTF-8コードに変換した場合、各項目の最大長を超す場合があり、アクションを実行できない場合があります。このため、定義を保存するとき、定義サーバ側でUTF-8コードに変換し、各領域の最大長を超さないかをチェックしています。

UTF-8コードに変換する際、各領域の最大長を超えた場合は、以下のポップアップメッセージがイベント監視の条件定義画面に表示されます。

イベント監視の条件定義の登録に失敗しました。接続先のイベントログまたはシスログを参照してください。コード:9999

また、syslogにメッセージが出力され、エラーの含まれる定義が下記ディレクトリにcsvファイル形式で出力されます。



csvファイル出力先

/var/opt/FJSVfwaos/tmp

csvファイル名

eventact.csv

定義の保存に失敗した場合、イベント監視の条件定義画面は終了するため、定義画面から定義内容を修正することができません。このため、上記のcsvファイルを直接編集し、aoseadefコマンドを使用して、定義ファイルに反映させてください。aoseadefコマンドの詳細については、“Systemwalker Centric manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

 

なお、本項では運用管理サーバまたは運用管理クライアントからポリシー設定で環境定義する手順について説明します。


下へ2.1.3.1 イベント監視の条件を設定する手順
下へ2.1.3.2 監視するログファイルを登録する
下へ2.1.3.3 監視するメッセージを定義する
下へ2.1.3.4 イベント監視の条件の有効/無効を設定する

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