Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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アプリケーションがログファイルに出力したテキスト形式のメッセージを監視イベントとして扱います。アプリケーションが出力するログファイルを監視する場合、監視対象のログファイルを設定する必要があります。また、ファイル名が途中で変わるログファイルも監視することができます。
設定方法は“イベント監視の定義例”を参照してください。
[監視ログファイル設定]ダイアログボックスの[追加]ボタンをクリックし、[監視ログファイル設定(追加)]ダイアログボックスを表示します。[監視ログファイル設定]ダイアログボックスでは、以下の情報を設定します。
監視するメッセージにラベル、エラー種別を付加しない場合は、“ラベル、エラー種別を付加する(A)”のチェックボックスをはずしてください。
ファイル監視一覧で、変更する監視ログファイルを選択した後、[更新]ボタンをクリックし、[監視ログファイル設定(更新)]ダイアログボックスを表示して、設定内容を変更します。
ファイル監視一覧で、削除する監視ログファイルを選択した後、[削除]ボタンをクリックし、選択した監視ログファイルを削除します。
ファイル名が途中で変わるログファイルを監視することができます。
項番 |
操作 |
状況 |
1) |
以下のコマンドを使用して、ログファイル監視を一時停止します。 |
ファイル監視機能が一時的にすべて停止します。 |
2) |
監視対象ファイル名を変更します(監視ファイル名格納ファイルを編集します)。 |
|
3) |
以下のコマンドを使用して、ログファイル監視を再開します。 |
1)で一時的に停止していたファイル監視機能を再開します。 |
ファイル名が途中で変更するログファイルの監視を行う場合は、次のように定義します。
毎日0時にログファイルが切り替わるアプリケーションのローカルディスク上のログファイルを監視する定義を追加する場合、以下のようにします。
(ログファイル名) /app/app/log20030404.txt
/app/hogehogefile.+@ (←監視ファイル名格納ファイル)
その際、少し余裕をみて毎日0時15分に上記シェルが動作するようにしておきます。
以上で、毎日0時に監視対象ファイルが切り替わるログファイルを監視することができます。
上記の項番(3.)のシェルスクリプトの作成例を記載します。
毎日変更されるログ |
/app/applog1.+@ |
毎月1日に変更されるログ |
/app/applog3.+@ |
#!/bin/sh /opt/systemwalker/bin/opafmonext -p # daily echo `date '+app1_LOG%y%m%d.txt'` > /app/applog1.+@ echo `date '+app2_LOG%y%m%d.txt'` > /app/applog2.+@ # monthly day=`date '+%d'` if [ $day = "01" ] then echo `date '+app3_LOG%y%m.txt'` > /app/applog3.+@ fi /opt/systemwalker/bin/opafmonext -s
上記シェルをcrontabに日付変更後動作するように登録します。
上記の項番(3.)のバッチファイルの作成例を記載します。
毎日変更されるログ |
c:\app\applog1.+@ |
毎月1日に変更されるログ |
c:\app\applog3.+@ |
@echo off SET YY=%DATE:~2,2% SET MM=%DATE:~5,2% SET DD=%DATE:~8,2% opafmonext -p rem daily echo app1_LOG%YY%%MM%%DD%.txt > c:\app\app_log1.+@ echo app2_LOG%YY%%MM%%DD%.txt > c:\app\app_log2.+@ rem monthly if "%DD%" == "01" ( echo app3_LOG%YY%%MM%.txt > c:\app\app_log3.+@ ) opafmonext -s
ファイル監視機能を一時的に停止したり、監視を再開するコマンドを以下に示します。ファイル監視機能を一時停止しても、syslog/イベントログ監視等は停止しません。
ログファイル監視 |
共有ディスクログファイル監視 |
備考 |
|
ファイル監視機能を一時的に停止 |
opafmonext -p |
opashrfmonext -p |
本オプションはSystemwalker動作中のみ有効 |
opafmonext -x |
opashrfmonext -x |
||
一時停止していたファイル監視を再開 |
opafmonext -s |
opashrfmonext -s |
本オプションはSystemwalker一時停止中(-p,-xオプション)のみ有効 |
どのファイルを監視しているかの確認 |
opafmonext -f <filename> |
opashrfmonext -f <filename> |
本オプションはSystemwalker動作中のみ有効 |
注) 一時停止機能(-pオプション)を実行すると、監視対象ファイルの読込み処理が行われます。監視対象ファイルに大量にログが出力されている場合、読込み処理がすぐには終わらず一時停止に時間がかかる場合があります。この場合、“- x”オプションを指定することで、一時停止時の読込み処理を行なわずに一時停止することができます。
共有ディスクログファイル監視で本機能を使用する場合、監視一時停止、開始コマンドは運用系システムで実行してください。
監視のしくみについて
ログファイルを定期的に確認し、ログファイルの増加分を監視します。ログ増加分から改行までを1メッセージとして切り出します。また、ログファイルのサイズが減少した場合、ファイルが一度クリアされた後、再度メッセージが追加されたと判断し、全てのファイルの内容を増分として処理します。
メッセージ発生日時は、ログファイルからメッセージを読み込んだ日時となります。また、ログファイルの増分を監視する間隔は、『通信環境定義』の『ファイル監視間隔』の定義に従います。初期値は30秒です。
監視ログファイルの形式について
ラベル: エラー種別: メッセージ
監視ログファイルの形式の詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
監視ログファイル設定でラベルを指定する場合の注意事項
ラベル名には、以下の文字列を使用しないでください。ラベル名に下記文字列を指定した場合、メッセージ監視(フィルタリング)が正しくできない場合があります。
- INFO,情報,Information
- WARNING,警告,Warning
- ERROR,エラー,Error
- HALT,停止,Stop
[EE]
Systemwalker Centric Manager Enterprise Editionでは、監視ログファイルとして共用ディスク上のファイルを指定しないでください。
共有ディスク上のファイルを監視する場合は、共有ディスクのファイル監視の設定を行ってください。設定方法については、各クラスタシステムの“運用管理ガイド”を参照してください。"
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