Systemwalker Centric Manager APIガイド - UNIX共通 -
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上へ第3章 APIリファレンス

3.32 Mp_SendMSMail2()関数

◆機能説明

MS−Mailの送信を要求します。

◆呼び出し形式

long Mp_SendMSMail2(unsigned char *AppName,MpAddress *AddressList,int nAddressList,MpDataList *MailData, int nMailData,unsigned char *MailTitle, MpMMParam *MMailParam,char *exehost)

◆パラメタ

AppNname:
呼び出し元のアプリケーション名のアドレスを指定します。
アプリケーション名は64バイト以内で指定します。
AddressList:
あて先情報構造体(MpAddress)のアドレスを指定します。
メールを送信するユーザ名を指定します。
複数指定する場合は、配列で指定します。
nAddressList:
AddressListに指定した配列数を指定します。
MailData:
メール送信データ情報構造体(MpDataList)のアドレスを指定します。複数のデータを送信する場合は、配列で指定します。
nMailData:
MailDataに指定した配列数を指定します。
MailTitle:
メールのタイトルを指定します。
MMailParam:
メール送信管理情報構造体(MpMMParam)のアドレスを指定します。
メールを送信するための情報を指定します。
NULLの場合、各項目の省略値を使用します。
exehost:
アクションを実行するホスト名(アクション実行を選択したクライアント)のアドレスを指定します。
NULLを指定した場合は、アクション環境設定ウィンドウで指定したホストでアクションが実行されます。

◆構造体の説明

あて先情報構造体(MpAddress)の形式

typedef struct MpAddress_tag {
    int type ; 
    unsigned char *address ;
    char *addrid ;
} MpAddress ;
type:
addressに指定したアドレスの種別を指定します。
TYPE_ADDRESS:
送信先のメールアドレスです。
TYPE_NAME:
あて先名です。
address:
メールアドレスまたはあて先名のアドレスを指定します。
addrid:
TYPE_NAMEを指定した場合に、あて先名に対応する利用者管理の利用者コードのアドレスを指定します。

メール送信データ情報構造体(MpDataList)の形式

typedef struct MpDataList_tag {
    int type ;
    unsigned char *data ;
} MpDataList ;
type:
dataに指定するデータの種別を指定します。
TYPE_LMEMORY:
メモリデータです。
TYPE_FILENAME:
ファイル名です。
TYPE_TEMPFILE:
ファイル名(メール送信が正常終了した後、アクション管理がファイルを削除する)です。
data:
TYPE_LMEMORYの場合は、1028バイト以内で指定したメモリデータのアドレスを指定します。
TYPE_FILENAME、およびTYPE_TEMPFILEの場合は、260バイト以内で指定したファイル名のアドレスを指定します。
なお、ファイルはexehostで指定したホストに存在するものを指定してください。

メール送信管理情報構造体(MpMMParam)の形式

typedef struct MpMMParam_tag {
    char *Profile ;
    char *Password ;
} MpMMParam ;
Profile:
ログオンするユーザ名のアドレスを指定します。
NULLを指定した場合は、省略値を使用します。
Password:
ログオンするユーザのパスワードのアドレスを指定します。
NULLを指定した場合は、省略値を使用します。

◆参照

アクション管理のAPI

◆復帰値

0以上:
正常。
負の値:
エラー。
MPACT_PARAMERR:
パラメタエラーです。
MPACT_NOMEMORY:
メモリ不足です。
MPACT_NOTADDRESS:
有効なメールアドレスがありません。
MPACT_NOTMOVE:
アクション管理サーバが起動されてません。
MPACT_COMFAIL:
アクション管理サーバとの通信に失敗しました。
MPACT_SYSERR:
アクション管理サーバでエラーが発生しました。

◆備考

◆API格納場所

アクション管理のAPIを参照。

◆使用例

MS−Mail送信APIの使用例を以下に示します。

#include "f3crhxac.h"

unsigned char *AppName = "MS−Mail送信API" ;               // 依頼元アプリケーション名
MpAddress addr[2] ;                                       // 送信先アドレス格納域
int naddr ;
MpDataList data[2] ;
int ndata
unsigned char *Title    ="システム異常通知” ;             // メールタイトル       
MpMMParam MailPrm = NULL ;                                // 省略値を使用
long lrc ;

addr[0].type = TYPE_ADDRESS ;                             // ユーザ operaterとuser01にメッ
addr[0].address = "operater" ;                            // セージを送信する
addr[1].type = TYPE_ADDRESS ;                 
addr[1].address = "user01" ;
naddr = 2 ;

data[0].type   = TYPE_LMEMORY ;                                      // 送信データの設定
data[0].data   = "異常が発生しました。\r\n詳細は添付ファイルを参照してください。\r\n" ;
data[1].type   = TYPE_FILENAME ;
data[1].data   = "C:\TEMP\ERR001.LOG" ;
naddr = 2 ;

lrc = Mp_SendMSMail2(AppName,addr,naddr,data,ndata,Title,MailPrm,NULL) ;
if ( lrc < 0 ) {
    /* エラー処理 */
}

/* 正常終了 */

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