Systemwalker Centric Manager APIガイド - UNIX共通 -
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第3章 APIリファレンス
3.31 Mp_SendEMail()関数
◆機能説明
E−Mailの送信を要求します。
◆呼び出し形式
long Mp_SendEMail(unsigned char *AppName,MpAddress *AddressList,int nAddressList,MpDataList *MailData, int nMailData,char *FromAddress,unsigned char *MailTitle char *SMTPServer)
◆パラメタ
- AppName:
- 呼び出し元のアプリケーション名のアドレスを指定します。
アプリケーション名は64バイト以内で指定します。
- AddressList:
- あて先情報構造体(MpAddress)のアドレスを指定します。
複数指定する場合は、配列で指定します。
- nAddressList:
- AddressListに指定したアドレスの数(配列数)を指定します。
- MailData:
- メール送信データ情報構造体(MpDataList)のアドレスを指定します。複数のデータを送信する場合は、配列で指定します。
- nMailData:
- MailDataに指定した配列数を指定します。
- FromAddress:
- メール送信元のメールアドレスを指定します。
NULLを指定した場合は、省略値を使用します。
- MailTitle:
- メールのタイトルを指定します。
- SMTPServer:
- SMTPサーバ名を指定します。
NULLを指定した場合は、省略値を使用します。
◆構造体の説明
あて先情報構造体(MpAddress)の形式
typedef struct MpAddress_tag {
int type :
unsigned char *address ;
char *addrid ;
} MpAddress ;
- type:
- addressに指定したアドレスの種別を指定します。
- TYPE_ADDRESS:
- 送信先のメールアドレスです。
- TYPE_NAME:
- あて先名です。
- address:
- メールアドレスまたはあて先名のアドレスを指定します。
- addrid:
- TYPE_NAMEを指定した場合に、あて先名に対応する利用者管理の利用者コードのアドレスを指定します。
メール送信データ情報構造体(MpDataList)の形式
typedef struct MpDataList_tag {
int type ;
unsigned char *data ;
} MpDataList ;
- type:
- dataに指定するデータの種別を指定します。
- TYPE_LMEMORY:
- メモリデータです。
- TYPE_FILENAME:
- ファイル名です。
- TYPE_TEMPFILE:
- ファイル名(メール送信が正常終了した後、アクション管理がファイルを削除する)です。
- data:
- TYPE_LMEMORYの場合は、1028バイト以内でメモリデータを指定します。TYPE_FILENAMEおよびTYPE_TEMPFILEの場合は、260バイト以内で送信するファイル名を指定します。
◆参照
アクション管理のAPI
◆復帰値
- 0以上:
- 正常。
- 負の値:
- エラー。
- MPACT_PARAMERR:
- パラメタエラーです。
- MPACT_NOMEMORY:
- メモリ不足です。
- MPACT_NOTADDRESS:
- 有効なメールアドレスがありません。
- MPACT_NOTMOVE:
- アクション管理サーバが起動されていません。
- MPACT_COMFAIL:
- アクション管理サーバとの通信に失敗しました。
- MPACT_SYSERR:
- アクション管理サーバでエラーが発生しました。
- MPACT_ACCESSERR:
- 指定されたファイルには必要なアクセス権がありません。
◆API格納場所
アクション管理のAPIを参照。
◆備考
- メールデータの先頭に指定されたデータは、メールの本体(テキスト)として送信します。メールの本体部がない場合は、先頭の配列のメンバdataにNULLを指定します。
- メールデータにTYPE_LMEMORYは1つだけ指定できます。
また、TYPE_LMEMORYは配列の先頭に指定する必要があります。
- メモリデータは、'\0'で終了させます。
改行は、CR(0x0d)+LF(0x0a)のコードで行います。
- メール本体にSJISコード、またはEUCコードが指定されている場合は、テキストは、ISO−2022−JP形式に変換後、送信します。添付ファイルは、Base64の形式に変換して送信します。
◆使用例
E−Mail送信APIの使用例を以下に示します。
#include "f3crhxac.h"
unsigned char *AppName = "E−Mail送信API" ; // 依頼元アプリケーション名
MpAddress addr[2] ; // 送信先アドレス格納域
int naddr ;
MpDataList data[2] ;
int ndata
char *FromAddr = "Systemwalker@fujitsu.co.jp" ; // 送信先アドレス
char *Title = "System Report" ; // メールタイトル
char *SMTPSrv = NULL ; // 省略値を使用
long lrc ;
addr[0].type = TYPE_ADDRESS ; // ユーザ operaterとuser01に
addr[0].address = "operator@fujitsu.co.jp" ; // メッセージを送信する
addr[1].type = TYPE_ADDRESS ;
addr[1].address = "user01 @fujitsu.co.jp" ;
naddr = 2 ;
data[0].type = TYPE_LMEMORY ; // 送信データの設定
data[0].data = "異常が発生しました。\r\n詳細は添付ファイルを参照してください。\r\n" ;
data[1].type = TYPE_FILENAME ;
data[1].data = "C:\temp\ERR001.LOG" ;
lrc = Mp_SendEMail(AppName,addr,naddr,data,ndata,FromAddr,Title,SMTPSrv) ;
if ( lrc < 0 ) {
/* エラー処理 */
}
/* 正常終了 */
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