Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition説明書 - Solaris(TM) Operating Environment -
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上へ第8章 グローバルサーバの監視方法・操作方法

8.4 返答要求メッセージに返答する

被監視システムで発生したトラブルのうち、返答要求メッセージに返答する方法を説明します。

監視イベント一覧で返答要求メッセージをクリックすると、監視イベント返答ウィンドウ(以降、返答ウィンドと呼びます)が表示されます。

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返答要求メッセージの返答は、以下の手順で行います。

  1. 返答ウィンドウの[メッセージ説明]タブには、メッセージに対する対処手順が表示されます。この対処手順を参考に対処方法を検討します。なお、[メッセージ説明]タブの内容はあらかじめ登録した場合に表示されます。メッセージ説明の登録については、“メッセージ説明の登録”を参照してください。
  2. 返答欄に返答内容を入力します。

    メッセージが返答識別番号または返答識別子(総称して返答識別番と呼びます)を持っている場合は、返答入力域の前に以下の形式で返答識別番号が表示されます。

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    被監視システムがMSP、F4 MSPまたはOS/390(R)の場合については、この返答識別番号をもつメッセージに返答する時に返答内容が空白を含む場合は、返答文字列全体をシングルクォーテーション“ '”で囲んでください。この他、返答識別番号をもつメッセージの返答にあたっては以下のマニュアルを参照してください。

    - MSPの場合:
    “OS IV/MSP コンソールコマンド文法書”
    - F4 MSPの場合:
    “OS IV/F4 MSP 操作手引書”
    - XSPの場合:
    “OS IV/XSP 操作手引書”
    - OS/390(R)の場合:
    “OS/390 MVS System Commands”
  3. 対応者名を記録しておく場合は、対応者欄に対応者名を8文字以内(全角も半角も1文字と数えます)で入力します。
  4. [返答]ボタンをクリックします。返答ウィンドウが閉じます。
  5. 監視イベント一覧で、当該メッセージの状態欄が返答済になります。この返答済の状態は、当該システムで返答内容が処理されると同時に自動的に対処済に変化します。

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返答欄の入力文字数について

返答欄の返答内容は、“監視パスの定義”で定義した被監視システムの文字コードに変換されて、被監視システムに送られます。この変換の際には以下に示すように、全角文字と半角文字の間に1バイトの制御記号が付加されます。返答欄の返答文字列は変換後の長さが、MSPまたはF4 MSPの場合は126バイト以内に、XSPの場合は67バイト以内になるようにしてください。

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また、返答識別番号をもつメッセージに返答する場合は、被監視システムには返答内容の前に“R 返答識別番号,”または“返答識別番号”の文字列が付加された状態で送られます。したがって返答識別番号をもつメッセージに対して返答する場合は、この文字列の長さを含めて、変換後の長さが126バイトまたは67バイト以内になるようにしてください。

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メッセージ状態が対処済にならない場合

返答したメッセージの状態が“対処済”にならない場合は、システム状態ウィンドウを開いて、当該システムとの主監視パスが正常に接続されているかどうかを確認してください。当該システムとの主監視パスが接続されている場合は、再度、返答ウィンドウで返答してください。主監視パスが接続していない場合は、次に当該システムと接続した時にメッセージ状態は対処済になります。ただし、返答内容が当該システムで受け付けられていない場合は、同一メッセージが再度表示されますので、そこで再返答してください。

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