Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition説明書 - Solaris(TM) Operating Environment -

4.3.3 ICカードユーティリティ機能の設定

ICカードを使用した運用をする場合、必ず“idicdataコマンド”を使用し、カードセキュリティで使用できる形式のICカードを作成します。

ICカードを利用するためには、SMARTACCESS/BASE V2.0L40Aのインストールが必要です。インストールについては、SMARTACCESS/BASE V2.0L40Aのreadmeを参照してください。
ICカードの管理者/ユーザのパスワード(PIN)の初期値/変更方法については、SMARTACCESS/BASEの説明書を参照してください。

本作業を行えるのは、ICカード管理者だけです。

以下に手順を示します。

1. idicdataコマンドを実行します。

   コマンド格納場所

   <CD-ROMドライブ>\unx32\tool\idicdata
   または
   Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.dm\mpidcagt\bin\idicdata

   →[IDカードセキュリティ設定[管理者ログイン]]ダイアログボックスが表示されます。

   

2. 管理者用のパスワード(PIN)を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
   →[ICカードデータ作成]ダイアログボックスが表示されます。

   

   • パスワード(PIN)

     ICカードのユーザのパスワードを入力します。

   • ICカードデータ

     マネージャ起動条件記述ファイルのユーザおよびグループの登録(!User〜!User-End)で使用するカードデータを69バイト以内で記述します。

   カードデータの指定には、以下の注意があります。

   • カードデータ長は69バイト以内です。
   • カードデータに使用できる文字は、“a-z”“A-Z”“0-9”の62種類です。
3. 以下の操作でICカードデータの読み込み/書き込みができます。
   • 読み込み
     1. [パスワード]にICカードのユーザのパスワードを入力します。
     2. [読み込み]ボタンをクリックします。
   • 書き込み
     1. [パスワード]にICカードのユーザのパスワードを入力します。
     2. [ICカードデータ]にデータとして入力する69バイト以内の英数字を入力します。
     3. [書き込み]ボタンをクリックします。

ICカード運用時の注意事項

• ICカードの失効(ロック)を解除するには、SMARTACCESS/BASEを使用します。詳細は、SMARTACCESS/BASE V2.0L40の説明書を参照してください。
• IDカードセキュリティでは、SMARTACCESS/BASEのログオン情報カタログのアプリケーション名として、“syswiccard”、ID番号として“24572”を使用します。このため、他のICカードアプリケーションでアプリケーション名“syswiccard”、ID番号“24572”"を使用することはできません。