Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition説明書 - Solaris(TM) Operating Environment - |
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マネージャ起動条件記述ファイルとは、マネージャを起動するための情報を記述したファイルです。以下の形式で、1レコード256桁以内で作成します。
#以降はコメントとみなされます。なお、キーワード(“kind”、“interval”など)と“=”の間には空白を入れず、連続して記述します。
マネージャの動作環境を記述します。なお、省略値がない項目は省略することはできません。
エージェントは指定した時間、無操作状態(PC端末に入力がない状態)が続いた場合、以下に示す処理を行います。
カードリーダのタイプ |
端末の保護機能を使用する場合 |
操作の保護機能またはIDカード/ICカード情報照会機能のみを使用する場合 |
手動スライド式 |
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|
モータ式 |
|
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ICカード |
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|
また、0秒を指定した場合、上記処理は行いません。
/var/opt/FJSVsidcd/log
ハード監視制御ウィンドウで、実施される操作保護については“IDカードセキュリティの対象となる操作の設定”を参照してください。
対象となる操作については“IDカードセキュリティの対象となる操作の設定”を参照してください。
pos=開始位置,長さ
“!User” から “!User-End”までの間にユーザグループ名と、そのユーザグループに所属するユーザ名、およびユーザのカードデータを以下の形式で記述します。(_: 空白またはタブ)
“!Operation”から“!Operation-End”までの間に、IDカードセキュリティで操作権限の判定を行う製品名と、その製品の操作に対するレベルを記述します。(_: 空白またはタブ)
指定する操作名については“IDカードセキュリティの対象となる操作の設定”を参照してください。
また、作成したアプリケーションから操作の保護機能を使用する場合は、製品名が重ならないように注意してください。
なお、レベル0の操作は、カードによるユーザの照会を行わないため、すべてのユーザが操作可能となります。
ここで定義されていない操作に対しての操作レベルを登録する場合は、'*'を指定します。
操作名については“IDカードセキュリティの対象となる操作の設定”を参照してください。
“!Condition”から“!Condition-End”までの間に一意の条件グループ名とそのグループにまとめる操作を記述します。(_: 空白またはタブ)
“!!”から“!!”の間にグループの登録で設定したユーザグループが操作可能な条件を記述します。(_: 空白またはタブ)
オブジェクトと条件グループとの組み合わせが複数ある場合、object・conditionを一組として複数指定します。また、“*”を指定すると、個別に定義した操作対象名に当てはまらないものという扱いになります。
ここで指定する操作対象名については“IDカードセキュリティの対象となる操作の設定”を参照してください。
操作の保護機能を使用する場合、操作の可否は、指定した操作とカードデータを基に、マネージャ起動条件記述ファイルの操作判定情報により判定されます。
指定したレベルと操作の可否の判定は以下のようになります。
操作の保護機能(API)で指定した判定条件がマネージャ起動条件記述ファイルに登録していない場合の可否判定を以下に示します。
未登録の項目 |
“*”指定なし |
“*”指定あり |
ユーザ名(ユーザ情報) |
操作レベルが0以外の場合は操作不可 |
× |
製品名(操作のレベル情報) |
操作不可 |
× |
操作名(操作のレベル情報) |
levelオペランドで指定した値を操作レベルとして判定 |
操作名“*”の操作レベルで指定した値を操作レベルとして判定 |
製品名(条件グループ情報) |
ユーザレベルを0として判定 |
× |
操作対象名(ユーザグループの条件情報) |
操作レベルが0以外の場合は操作不可 |
“object=*”のconditionオペランドで指定した条件グループで判定 |
×:“*”指定できない項目。ファイルの変換時にエラーとなります。
また、操作の保護機能(API)で、操作対象名または操作名を省略(NULL)した場合の操作の可否判定を以下に示します。
API |
ユーザグループの条件情報(object) |
|
“*”指定なし |
“*”指定あり |
|
操作対象名省略 |
ユーザレベルを0として判定 |
“object=*”のconditionオペランドで指定した条件グループで判定 |
API |
操作レベル情報(操作名) |
|
“*”指定なし |
“*”指定あり |
|
操作名省略 |
操作レベルを1として判定 |
操作名“*”の操作レベルで指定した値を操作レベルとして判定 |
端末の保護機能をWindows(R) XPで使用する場合
端末の保護機能をWindows(R) XPで使用する場合、ユーザアカウントの設定にて[ようこそ画面を使用する]にチェックがされている場合は、チェックを外してください。[Ctrl+Alt+Del]でのログオフ/シャットダウンが使用できないため、idcstpwdコマンドによるエージェントの終了が実施できない場合があります。
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