Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition説明書 - Solaris(TM) Operating Environment -
目次 索引 前ページ次ページ

上へ第4章 環境定義
上へ4.1 グローバルサーバを監視するための環境定義
上へ4.1.9 サーバ環境定義

4.1.9.4 リモートコマンドウィンドウ識別子の登録

リモートコマンドウィンドウ識別子の登録方法を説明します。

■リモートコマンドウィンドウ識別

リモートコマンドウィンドウを使うと、被監視システムにコマンドを発行することができます。Systemwalker Centric Manager GEEは、複数の運用管理クライアントからリモートコマンドウィンドウが起動された場合に、どのウィンドウがどのコマンドを発行したかを管理するために、ウィンドウ識別子を利用しています。ここでは、ウィンドウの識別子として識別番号を定義します。

リモートコマンドウィンドウ識別子の使われ方を“図:リモートコマンドウィンドウ識別子の使われ方”に示します。リモートコマンドウィンドウを起動すると、ウィンドウ識別子が任意に割り当てられます(1)。リモートコマンドウィンドウからコマンドが発行されると、コマンド発行先のシステムでは、MC/FSOCKETが識別子にコンソールIDを対応させて設定します(2)。そして、そのコンソールIDを使ってシステムにコマンドを発行します(3)。MC/FSOCKETは、コマンドの応答を受け取ると、コンソールIDに対応する識別子のウィンドウに返信します(4)。

[図:リモートコマンドウィンドウ識別子の使われ方]

image

被監視システムがSXOの場合、および被監視システムとの通信が代替監視パスによって行われている場合は、リモートコマンドウィンドウ識別子およびコンソールIDは使用されません。SXOの場合は、発行したコマンドとその応答との対応づけは行われます。被監視システムとの通信が代替監視パスによって行われている場合は、リモートコマンドウィンドウ識別子を持つすべてのウィンドウに応答が表示されます。

■操作方法

  1. [サーバ環境定義]ダイアログボックスで[リモートコマンド識別子]タブを選択すると、以下の画面が表示されます。

    image

  2. 1〜20のウィンドウ識別子のうち、リモートコマンドウィンドウに割り当てる識別子が“使用する識別子”に表示され、リモートコマンドウィンドウに割り当てない識別子が“使用しない識別子”に表示されます。
  3. 使用していない識別子を使用する識別子に変更する場合は、“使用しない識別子”の中からウィンドウ識別子に割り当てる識別子を選択(複数選択可)して、[追加]ボタンをクリックします。
  4. 使用している識別子を使用しない識別子に変更する場合は、“使用する識別子”の中からウィンドウ識別子から外す識別子を選択(複数選択可)して[削除]ボタンをクリックします。

image
複数の運用管理サーバを使用する場合

複数の運用管理サーバを導入しており、それぞれが同一の被監視システムに接続している場合は、それぞれの運用管理サーバが使用するリモートコマンドウィンドウ識別子が重ならないように、それぞれの運用管理サーバの定義で異なる番号を指定してください。

image
SVPMに“ソフトウェア監視機構”を導入している場合

被監視システムが、“ソフトウェア監視機構”を導入したSVPMと接続している場合は、SVPMのコンソールの数とSystemwalker Centric Manager GEEのリモートコマンドウィンドウ識別子の数の合計が20個を超えないようにしてください。

image


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 1995-2003