Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition説明書 - Solaris(TM) Operating Environment -
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上へ第4章 環境定義
上へ4.1 グローバルサーバを監視するための環境定義
上へ4.1.5 被監視システム側の定義

4.1.5.2 補助メッセージリストの登録

補助メッセージリストの登録方法を説明します。

被監視システムがMSP、F4 MSP、XSPおよびOS/390(R)の場合は、メッセージの発生を日本語で通知することができます。通常、被監視システムからのメッセージは英語であり、監視イベント一覧、またはメッセージ一覧ウィンドウでは、英語メッセージを監視します。メッセージを日本語で監視したい場合は、メッセージに対して日本語の補助メッセージを登録します。補助メッセージを登録したメッセージが発生すると、システム状態ウィンドウに、登録した日本語メッセージが表示されます。

どのメッセージをどの補助メッセージで監視するかは、MC/FSOCKETで定義しますが、そのためには、あらかじめ、表示する補助メッセージの一覧を作成する必要があります。

補助メッセージリストの利用概要を“図:補助メッセージリストの利用概要”に示します。

 

[図:補助メッセージリストの利用概要]

image

この定義では、表示したい日本語メッセージテキストを登録すると同時に、それぞれの行番号に補助メッセージ番号を対応させます(1)。

これを補助メッセージリストと呼びます。一方、被監視システムのMC/FSOCKETでは、この補助メッセージリストをもとに、日本語通知したいメッセージに補助メッセージ番号を付けます(2)。

被監視システムで当該メッセージが発生すると、MC/FSOCKETにより、メッセージに補助メッセージ番号が付けられて送信されます(3)。

Systemwalker Centric Manager GEEでは、受信したメッセージの補助メッセージ番号を、ここで定義した補助メッセージリストと照らし合わせることにより、対応する日本語の補助メッセージで通知します(4)。

Systemwalker Centric Manager GEEでは、あらかじめ補助メッセージ番号1から100を予約しており、標準的な補助メッセージを用意しています。そのメッセージの内容については“補助メッセージ”を参照してください。補助メッセージリストでは“補助メッセージ”に示す以外の補助メッセージを使う場合に定義します。

■標準定義

補助メッセージリスト登録ファイルの標準定義が、opasubmsg.sjis(SJIS環境用)、opasubmsg.euc(EUC環境用)およびopasubmsg.eng(英語環境用)に設定されています。利用環境に応じて、いずれかのファイルの名前をopasubmsgに変更することにより標準定義にて動作可能となります。

■補助メッセージリスト登録ファイ

補助メッセージリスト登録ファイル“/etc/opt/FJSVsagt/opasubmsg”に補助メッセージを定義します。

本定義はSystemwalker Centric Managerの再起動時に有効となります。補助メッセージリスト登録ファイルを変更した場合、Systemwalker Centric Managerを再起動してください。

以下の形式で定義してください。

SubmsgText
SubmsgText:
補助メッセージテキストの文字列を60バイト以内で指定します。行番号が補助メッセージ番号に対応します。定義したメッセージ文は、“被監視システムの状態を監視する”で説明するように、システム状態ウィンドウ内に表示されます。

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