Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition説明書 - Solaris(TM) Operating Environment -
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上へ第4章 環境定義
上へ4.1 グローバルサーバを監視するための環境定義
上へ4.1.2 SVPM連携の定義

4.1.2.1 システム環境の定義

システム環境の以下の定義について説明します。

ここでは、下図に示すようにSVPMを二重化している場合を例にとって定義例を示します。

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■運用管理サーバのノード名の登

運用管理サーバのノード名を任意の名前で決定し、運用管理サーバの/etc/hostsファイルにIPアドレスおよびノード名を定義します。SVPMのLANまたは装置を二重化する場合は、接続する2系統のLANそれぞれについてのノード名をIPアドレスとともに登録します。

100.200.000.003MANAGER-1       #運用管理サーバノード名(1)
100.200.100.003MANAGER-2       #運用管理サーバノード名(2)

■SVPMノード名の登

運用管理サーバの/etc/hostsファイルにSVPMのIPアドレスおよびノード名を定義します。IPアドレスは、SVPM導入時に設定されたSVPM基本部のIPアドレスを定義します。

SVPMの装置を二重化する場合は、すべてのSVPMを登録してください。SVPMのLANを二重化する場合は、接続する2系統のLANそれぞれのIPアドレスおよびノード名を登録してください。

ノード名には、/etc/hostsファイルにおいて他のシステムと重複しないような名前を定義してください。

100.200.000.001   SVPM-a      # SVPM1ノード名(a)
100.200.100.001   SVPM-b      # SVPM1ノード名(b)
100.200.000.002   SVPM-c      # SVPM2ノード名(c)
100.200.100.002   SVPM-d      # SVPM2ノード名(d)

■ログイン名syscomの登

運用管理サーバにログイン名syscomを登録します。syscomユーザの基本グループは“sys”を指定してください。登録は以下のコマンドを実行します。

useradd -g sys -m syscom

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運用管理サーバにsyscomユーザでログインできることを確認してください。

■/.rhostsの設

運用管理サーバの/.rhostsに以下のノード名を登録します。

Systemwalker Centric Manager GEEは、SVPM基本部との間で定義情報を反映しあうためにrcpコマンドを利用しています。そのため、rootユーザおよびsyscomユーザがrcpコマンドを使用できるように、/.rhostsファイルの属性を設定する必要があります。
Systemwalkerをクラスタシステムに導入した場合、クラスタシステムの論理IPに対するノード名も登録してください。

■ログイン名syscomホームディレクトリ配下の.rhostsの設

運用管理サーバのログイン名syscomのホームディレクトリ配下の.rhostsファイルに、以下のノード名を登録します。

Systemwalkerをクラスタシステムに導入した場合、クラスタシステムの論理IPに対するノード名も登録してください。


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