Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition説明書 - Solaris(TM) Operating Environment -

1.3.2.2 監視メッセージ

Systemwalker Centric Manager GEEでは、被監視システムのシステムコンソールに出力される以下のメッセージを監視することができます。これらのメッセージのうち、被監視システムごとにどのメッセージが監視できるかを“表:監視メッセージ”に示します。

• システムメッセージ
• 連携製品が出力する異常メッセージ
  • Systemwalker/OFESが監視するジョブネットの異常終了
  • FCMSYS/EMが監視する性能異常

SVPMが導入されている場合は、さらに以下のメッセージも監視することができます。

• システムコンソールに出力される以下のメッセージ

  - NIPメッセージ:

  システムのIPL後からシステムコンソールが動作するまでの間に出力されるメッセージです。

  - システムダンプ:

  MSPのSADUMPのメッセージ、およびXSPのSYSDUMPのメッセージです。システムに異常が発生し、資料を採取するためにダンプ処理を起動した場合に出力されるメッセージです。

  - システム重要メッセージ:

  XSPにおけるMC/FSOCKET起動前の重要メッセージです。詳細は、“OS IV/XSP MC/FSOCKET説明書 V21用”を参照してください。

• AVM/EXのコンソールに出力されるメッセージ(AVMがSVPMに通知するメッセージに限られます。)
• SVPMが監視するハードウェアの異常(SVPMが監視する装置に発生した異常メッセージです。)

[表:監視メッセージ]

監視メッセージ			被監視システム
			GSシリーズまたはMシリーズ				SURE SYSTEM	Millennium Global Server、S390ファミリー(IBM)	SVPM
			MSP	F4 MSP	XSP	AVM/EX	SXO	OS/390
主監視パス	システムメッセージ		○	○	○	−	○	○	−
	連携製品	Systemwalker/OFES	○	−	○	−	−	−	−
		FCMSYS/EM	○	−	○	−	−	−	−
代替監視パス	NIPメッセージ		○	−	○	−	−	−	−
	システムダンプ		○	−	○	−	−	−	−
	システム重要メッセージ		−	−	○	−	−	−	−
	AVM/EXコンソールメッセージ		−	−	−	○	−	−	−
	ハードウェア異常メッセージ		−	−	−	−	−	−	○

○：監視できる　−：関係しない

メッセージは、メッセージ一覧ウィンドウに表示されます。このうちトラブルとして定義したメッセージは、Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧に表示され、監視画面から対処することができます。