Systemwalker CentricMGR 解説書 - Solaris(TM) Operating Environment - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第2章 機能の説明
上へ2.4 監視
上へ2.4.2 アプリケーションの監視

2.4.2.2 アプリケーションの稼働状況を監視する

サーバのアプリケーションの稼働状況を、集中して監視します。以下の監視が可能です。

■アプリケーションの稼働状態の表

アプリケーションの稼働状況を監視し、状態を監視画面に表示します。一定間隔ごとに、監視対象としたアプリケーションの稼働状況を監視し、監視画面に状態を色で表示します。監視画面では、アプリケーションの動作中、未動作の状態が確認できます。

監視対象は以下のアプリケーションです。

たとえば、ユーザ作成アプリケーションの場合、アプリケーションに含まれる実行形式ファイルから起動される常駐プロセスを、常駐プロセス単位で監視できます。

Oracleのような市販ソフトウェアの場合、Oracleで起動される常駐プロセスを、プロセス単位で監視できます。また、それぞれのプロセスは、どの市販ソフトウェアで起動されるプロセスなのかがわかるので、なんらかのトラブルでプロセスが停止した場合など、どの市販ソフトウェアに異常が発生しているのか、ひと目で把握することができます。

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ワークユニット

Interstage アプリケーションサーバと連携することで、Interstageの監をSystemwalker CentricMGRで行うことができます。構成表示および監視対象のワークユニット種別や機能は、Interstageのバージョンにより異なります。詳細は、Systemwalkerのホームページを参照してください。

■アプリケーションの稼働状態の監

特に重要なアプリケーションに対して、管理者が設定した稼働条(ポリシー)どおりに稼働しているかどうかを監視します。ポリシーどおりに稼働していない場合には、イベントとして通知します。

例えば、以下のようなアプリケーション稼働の異常を監視できます。

アプリケーションの稼働状態の監視により、"異常終了"のイベントが発生したアプリケーションだけではなく、ループ状態のアプリケーションなどが監視できます。管理者は、監視したいアプリケーションに対して、以下のポリシーを設定し監視します。

ポリシーに違反し、起動予定時刻と終了予定時刻の間にアプリケーションが稼働していない場合、または、終了予定時刻にアプリケーションが稼働している場合、イベントとして通知します。

さらに、ポリシーに違反し、起動予定時刻と終了予定時刻の間にアプリケーションが稼働していない場合、ポリシーに従って自動的にアプリケーションを起動させることが可能です。同様に、終了予定時刻にアプリケーションが停止していない場合、自動的にアプリケーションを停止することも可能です。

監視対象は、UNIXの実行形式のファイル、Windows NT(R)、Windows(R) 2000およびWindows Server(TM) 2003の拡張子が「.exe」のファイルです。

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以下の種類のアプリケーションを、起動コマンドとして指定された場合は、起動/停止の操作は保証できません。

■インターネットサーバの稼働状況の監

インターネット/イントラネットを構成する各種サーバ(WWW、DNSなど)のサービスの稼働状況を監視します。ネットワークに存在するインターネットサーバ/イントラネットサーバを自動検出し、管理対象として監視します。以降、インターネットサーバとイントラネットサーバをあわせてインターネットサーバと呼びます。

インターネットサーバに対しては、以下の稼働状況の監視が可能です。

それぞれの監視対象のインターネットサーバは、“連携製品一覧”を参照してください。

◆インターネットサーバの動作状況の監

インターネットサーバで動作する各サービスの動作状況を監視し、サービスの停止などの異常が発生した場合、イベントとして通知します。また、動作状況を表示することができます。動作状況は、動作中、停止の二つの状態で表示します。

◆WWWサーバの利用状の表示

WWWサーバへの利用状況をグラフ表示することができます。表示する情報は、WWWサーバへのアクセス回数です。表示結果は、CSVファイルに出力することができます。

◆WWWサーバのセキュリテの監視

WWWサーバへのアクセス状況を監視し、異常が発生した場合、イベントとして通知することができます。

以下の異常を監視します。

◆Firewallのセキュリティ監

Firewallから通知されるSNMPトラップを監視し、異常が発生した場合、イベントとして通知することができます。

以下のサービスに対する不正アクセスを検出します。

■Webサービスの稼動監視

Webサービス稼動監視スクリプトにより、WebサービスへSOAPメッセージを送信し、Webサービスを構成するSOAPサーバやWebサービスの異常を監視します。異常が発生した場合、イベントとして通知することができます。


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