| Systemwalker CentricMGR 解説書 - Solaris(TM) Operating Environment - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
|
目次
索引
|
第2章 機能の説明
Systemwalker CentricMGRでは、ネットワークやシステム、業務などの状況を集中的に監視することができます。以下のようなさまざまな目的で使用できます。
Systemwalker CentricMGRでは、ネットワーク、システム、アプリケーションについて、次の観点から集中的に監視することができます。
さらに、ネットワーク、システム、アプリケーションについての監視を組合せ、業務の観点から監視することができます。
また、監視したい事象の発生をアクション定義の機能を使用し、管理者へ音声などで通知することができます。
Systemwalker CentricMGRでは、システム異常、ネットワーク異常などの発生をイベントとして集中的に監視できます。稼働状況や性能を監視している場合の異常もイベントとして監視することができます。
障害の監視は、個々のシステム、アプリケーションなどの単位のほか、業務単位で監視することが可能です。
イベントが発生すると、Systemwalkerのコンソール画面に通知され、どこで、どのようなイベントが発生したかを確認することができます。
さらに、イベントの発生をポケットベルやメールで自動的に管理者へ通知するなどのアクションを自動的に実行することができます。アクションの自動実行については“自動アクション”を参照してください。
Systemwalker コンソールから行う障害の対処
監視画面から、直接他のアプリケーションを起動することができます。ネットワーク機器の管理ツールや、 [Systemwalker OperationMGR]ウィンドウを呼び出すことにより、監視イベントの詳細な調査や対処が可能になります。
障害の監視対象を以下に示します。
|
監視する障害の種類 |
部門管理/業務サーバ |
クライアント |
ネットワーク機器 |
||
|
Windows |
UNIX |
Linux |
|||
|
ネットワークの障害の監視 (トラップ監視/MIBしきい値監視) |
○*1 |
○*1 |
○*1 |
○*1 |
○*1 |
|
システムの障害の監視 (イベント監視) |
○ |
○ |
○ |
△*2 |
− |
|
アプリケーション (アプリケーションのイベント監視) |
○ |
○ |
○ |
− |
− |
○：監視可能
△：一部監視可能
−：対象外
*1: Systemwalker CentricMGRが導入されていないノードも管理可能です。ただし、SNMPエージェントが動作していることが必要です。また、Linuxの場合、障害監視はスクリプトを使用します。そのため、スクリプトのサービスを起動しておく必要があります。
*2: イベント監視はWindows NT(R) Workstation、Windows(R) 2000、Windows(R) XP Professional Editionで可能です。
Systemwalker CentricMGRでは、サーバやルータ、アプリケーションなどの稼働/停止状態を集中的に監視します。
Systemwalker コンソールに、稼働/停止などの状態や、状態の変化を通知します。状態の変化とは、停止状態への遷移または起動状態への遷移を示します。
稼働状況の監視対象を以下に示します。
|
監視する稼動状況の種類 |
部門管理/業務サーバ |
クライアント |
ネットワーク機器 |
||
|
Windows |
UNIX |
Linux |
|||
|
ネットワークとシステムの稼働状況の監視 (ノード状態の表示/監視) |
○*1 |
○*1 |
○*1 |
○*1 |
○*1 |
|
アプリケーションの稼働状況の監視 |
○ |
○ |
○ |
△ |
− |
○：監視可能
△：一部監視可能(Windows NT(R)およびWindows(R) 2000の場合だけ監視可能)
−：対象外
*1: Systemwalker CentricMGRやSNMPエージェントが導入されていないノードも管理可能です。Linuxの場合、稼働状況の監視はスクリプトを使用します。そのため、スクリプトのサービスを起動しておく必要があります。
Systemwalker CentricMGRでは、システム、ネットワーク、アプリケーション、業務などの性能を集中的に監視します。各種性能情報を収集し、グラフ表示により性能の傾向を知ることができます。また、あらかじめ設定されたしきい値超えを監視し、性能の異常をイベントとして管理者へ通知します。しきい値超えを監視することで、性能トラブルの未然防止が可能です。
ネットワークやシステムの性能は、以下のように監視します。
ネットワークシステム全体の性能状況(トラフィック情報)を把握するための機能です。ネットワークシステム全体に一律のしきい値を適用して監視します。
監視システムごとに個別のしきい値を適用して、それぞれのシステムがその特性どおりに運用できているかを監視します。
監視の目的に合わせて、上記機能を使い分けることができます。ネットワークやシステムの性能監視の詳細については、“ネットワーク/システムの性能を監視する”を参照してください。
ネットワーク上に分散された複数のサーバ上に存在するアプリケーションの性能は、アプリケーション管理で集中して監視します。
アプリケーション管理による性能監視では、監視システムごとに個別の基準を適用して、それぞれのシステムがその特性どおりに運用できているかを監視することができます。アプリケーション管理については、“アプリケーションの性能を監視する”を参照してください。
ネットワークやシステムの性能監視に必要なエージェント
ネットワークやシステムの性能を監視するには、それぞれ以下のエージェントの機能が動作している必要があります。
監視対象
SNMPエージェント
Systemwalker CentricMGRのシステム性能収集エージェント
ネットワークの性能
○
×
ネットワークの性能とシステムの性能(基本情報だけ)
○
○
サーバ性能
○
○
○：必要, ×: 不要
性能の監視対象を以下に示します。
|
性能監視の種類 |
部門管理/業務サーバ |
クライアント |
ネットワーク機器 |
||
|
Windows |
UNIX |
Linux |
|||
|
ネットワークの性能の監視 |
○*1 |
○*1 |
× |
○*1 |
○*1 |
|
システムの性能の監視 |
○ |
○ |
○ |
− |
− |
|
アプリケーションの性能の監視 |
○ |
○ |
○ |
× |
− |
○：監視可能
×：監視不可
−：対象外
*1: Systemwalker CentricMGRが導入されていないノードも管理可能です。
Systemwalker CentricMGRによる監視を、以下の対象ごとに説明します。
2.4.1 ネットワーク/システムの監視2.4.2 アプリケーションの監視2.4.3 業務の監視2.4.4 管理者への通知|
目次
索引
|