Systemwalker Centric Manager 資源配付のバリエーション - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第4章 接続形態に合わせて運用する> 4.2 サーバとサーバ間でのRAS接続の運用

4.2.2 RAS接続システムでの運用方法

RAS接続システムでの運用方法について、以下の項目に従って説明します。

■回線接続と課金

資源配付では、ダウンロード時に自動的に回線を接続する機能をサポートしますが、回線自動接続を行う場合は、運用管理サーバでRASと資源配付が動作する必要があります。

RASシステムを、アクセスサーバとして運用管理サーバの資源配付とは異なるシステム上で動作させる場合、(LAN間接続等)回線を自動接続できないため、ダウンロードに先駆けて手動で回線を接続する必要があります。

また、資源配付では、コールバックによる回線の自動接続はサポートしていません。したがって、回線を自動接続する場合は、必ず運用管理サーバ(センタ)側で課金されます。部門管理/業務サーバ側で課金する場合は、ダウンロードに先駆けて、部門管理/業務サーバ側から手動で回線を接続する必要があります。

■セキュリテ

RASは公衆網を利用した接続のため、以下の不正アクセスに対応しておく必要があります。

◆1) 不正な者からの回線接続

RASでは接続先システムに登録されたユーザ名とパスワードを回線接続時認証することにより、不正な者からの回線接続を防止します。このため、運用管理サーバ上でこのユーザ名とパスワードを設定しておく必要があります。

設定方法には以下の2とおりの方法があります。

なお、資源配付の回線定義については、以降の説明を参照してください。

◆2) データの盗聴

資源配付では回線上に流すデータの暗号化は行いません。したがって、データを暗号化する場合は、VPN対応の機器やファイアウォール製品を別途用意する必要があります。

■資源配付の運用

RAS接続されたシステム間で資源配付を運用する場合は、基本的に回線交換利用時の運用方法と同じになります。以下に回線交換利用時の運用の概要を示します。

詳細は“回線交換利用時の運用”を参照してください。


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