Systemwalker Centric Manager 資源配付のバリエーション - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第1章 いろいろな資源を配付する

1.4 UXP/DSのシステム修正データの集約化運用

システム修正データの集約化運用については、以下の項目に従って説明します。

■概要

UXP/DSシステムの応急修正データ(PEF)および固有修正データ(PLF)については、以下に示す形態で集約化した上で扱ってください。

システム修正データを集約化した場合の製品構成を、“図:システム修正データ集約化の製品構成例”に示します。

[図:システム修正データ集約化の製品構成例]

image

■運用方法

システム修正データを集約化する運用の方法を、以下に説明します。

  1. システム修正データの集約

    媒体で提供される応急修正と固有修正はパッケージコマンドの“pkgtrans”を使用して、ディスク上の任意に作成した集約化用ディレクトリに転送します。複数の修正の集約化は、個々の修正を同一ディレクトリ配下に転送することで行います。

    集約化のコマンド例を以下に示します。

例)カートリッジMT“/dev/rmt0"から集約化用ディレクトリ“/var/tmp/UXPPEF"に修正を転送する。

pkgtrans /dev/rmt0 /var/tmp/UXPPEF


  1. 集約後のシステム修正データの登録

    集約した修正を資源配付に登録する前に、集約した修正の修正レベルを確認し、“表:集約の形態による修正レベルの指定方法”に示す修正レベルの指定方法で資源配付に集約したシステム修正データを登録します。

    [表:集約の形態による修正レベルの指定方]

    集約の形態

    修正レベルの指定方法

    応急修正データ(PEF)の集約

    PEFのTY番号の下4桁が最も大きいTY番号を指定してください。

    応急修正データ(PEF)と固有修正データ(PLF)の混在の集約

    PEFのTY番号の下4桁が最も大きいTY番号を指定してください。

    固有修正データ(PLF)の集約

    PLFのL番号の下5桁が最も大きい L番号を指定してください。

    備考.PEFの5桁目とPLFの6桁目は、修正の版数を示しています。

    集約したシステム修正データを登録するには、資源配付の登録機能を使用します。

  2. 集約したシステム修正データの配付

    集約化時に指定した修正レベルを、送信時に指定します。適用種別は、集約しない場合と同じくIPL適用または後刻適用を指定してください。集約したシステム修正データを送信するには、資源配付の送信機能を使用します。

  3. 集約したシステム修正データの適用

    集約化した修正の適用は、集約化した単位で順次適用します。修正の適用で異常が検出された場合、以降のシステム修正データとユーザ資源の適用は行いません。また、集約化した修正データの途中で適用異常となった場合、集約化した単位で適用前の状態に復元します。異常の原因に対処した後で再送するには、集約化して登録した資源をそのまま再送できます。集約化した修正の適用の順序を、“図:集約化した修正の適用の順序”に示します。

    [図:集約化した修正の適用の順序]

    image

  4. 適用結果の確認

    集約化時に指定した修正レベルの単位で、集約した修正すべてが正常に適用されたことを確認できます。集約した修正のどれか一つでも適用に失敗した場合は、集約した修正レベルは適用異常となります。


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