Systemwalker Centric Manager 資源配付のバリエーション - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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目次
索引

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1.2.6 利用者による適用操作
パッケージエディタで指定できる配付確認アクション、探索変数のPromptUser命令を使用することで、パッケージの適用時に利用者に対するプロンプト表示を行い、入力された結果に応じた適用処理を行うことができます。
■パッケージエディタの配付確認アクション
パッケージエディタで、配付確認アクションを適用スクリプトに追加することができます。配付確認を使用すると、適用スクリプトの実行時に利用者が実行を拒否できるようになります。また、この場合、利用者が“了解”ボタンをクリックしなければ、それ以降の適用スクリプトは実行されません。
なお、この機能はサーバで実行する適用スクリプトでは使用しないでください。
■探索変数のPromptUser命令
探索変数のPromptUser命令では、利用者に対して出力するメッセージテキストと、利用者が入力する値の種類を指定できます。指定できる値の種類と、代表的な使用方法を以下に示します。
- Yes/No:
- “Yes”ボタンと“No”ボタンが表示されます。利用者が“Yes”ボタンをクリックすると探索変数の値はYesとなり、“No”ボタンをクリックすると探索変数の値はNoとなります。
この指定を行った探索変数と条件判定文を組み合わせて、リモートインストールを行おうとした製品が、すでにローカルでインストールされていた場合に、上書きするかどうかを利用者に選択させるといった使用方法が考えられます。
- OK/Cancel:
- “OK”ボタンと“キャンセル”ボタンが表示されます。利用者が“OK”ボタンをクリックすると探索変数の値はOKとなり、“キャンセル”ボタンをクリックすると探索変数の値はCancelとなります。
この指定を行った探索変数と条件判定文を組み合わせて、統合製品の中のそれぞれのコンポーネントをインストールするかどうかを、コンポーネント単位に問い合わせるといった使用方法が考えられます。
- Directory:
- テキストボックスと“OK”ボタンが表示されます。利用者は正しいディレクトリ構文を入力する必要があります。存在していないディレクトリを入力することもでき、この場合は入力したディレクトリが作成されます。
この指定を行った探索変数をアプリケーションの適用先として指定しておき、適用時に利用者が適用先の指定を行うといった使用方法が考えられます。
- Alpha:
- テキストボックスと“OK”ボタンが表示されます。利用者は英文字だけを入力する必要があります。
この指定を行った探索変数を、レジストリに書き込む利用者名の値として指定しておき、適用時に利用者が利用者名の指定を行うといった使用方法が考えられます。
- Numeric:
- テキストボックスと“OK”ボタンが表示されます。利用者は数字だけを入力する必要があります。
この指定を行った探索変数と条件判定文を組み合わせて、利用者が“1”を入力した時は、サンプルを含めたすべてのモジュールをインストール、“2”を入力した時は、必要最低限のモジュールだけをインストールするといった指定方法が考えられます。
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