Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第1章 コマンドリファレンス | > 1.2 コマンド | > 1.2.29 drmslst(検索コマンド) |
DRMS管理ファイル内のシステム情報、資源の送信状況および受信状況を検索し出力します。
本コマンドでは、オプションの指定(-mオプション)により、運用管理サーバから部門管理/業務サーバのDRMS管理ファイルをオンラインで検索し(以降、オンライン検索と呼びます)、DRMS管理ファイルの更新およびリスト出力することができます。したがって、運用管理サーバから部門管理/業務サーバ側でオフライン配付された資源についても適用状況を知ることができます。
drmslst |
-a sys [-k システム種別] [-s システム名] [-l 出力種別] [-m 検索先サーバ名] [-z all|no] [-Y non|mng|nomng|all] [-V] [-G] [-H own|other] [-D ドメイン名] [-d all|diff] |
本オプションでは、運用管理サーバのDRMS管理ファイル内を検索する場合とオンライン検索する場合により、以下のように指定します。
[運用管理サーバのDRMS管理ファイルを検索する場合]
[オンライン検索する場合]
オンライン検索する場合に本オプション省略した場合は、オンライン検索するサーバにある自システム情報と配下のクライアントのシステム情報を検索します。
あて先システム名には、ワイルド・カードが指定できます。この場合、あて先システム名全体を“"(ダブルコーテーション)”で囲む必要があります。本オプションを指定するときは、必ず-kオプションを指定してください。
本オプションが省略された場合、すべてのシステムの情報が出力されます。
なお、-zオプションに“no”が指定された場合、本オプションの指定は省略値の扱いとなります。
本オプションを省略した場合は、すべてのデータの送信状況を出力します。本オプションは複数指定が可能ですが、その場合は各オプションを“,(カンマ)”または1つ以上の空白で区切り、全体を“”(ダブルコーテーション)”で囲んでください。
なお、本オプションでnonまたはlineと他の出力オプションを複数指定することはできません。また、-zオプションに“no”が指定された場合は、本オプションの指定は省略値の扱いとなります。
検索先サーバ・システム名にはワイルド・カードが指定できます。この場合、検索先サーバ・システム名全体を“"(ダブルコーテーション)”で囲む必要があります。本オプションを省略した場合、資源配付は、オンライン検索しないで自分のDRMS管理ファイルを検索します。なお、-kオプションでownを指定した場合、本オプションは無効となります。
なお、本オプションによりオンライン検索した場合は、検索結果を自分のDRMS管理ファイルに反映します。
ただし、-zオプションで“no”を指定した場合は反映しません。
本オプションを省略した場合は、“all”が指定されたものとみなします。
省略した場合は、“non”が指定されたものとみなします。
(-k cl時だけ指定可能。)
本オプションを省略した場合、"own"が指定されたものとみなします。
本オプションは-zオプションに"no"を指定した場合に指定します。
本オプションを省略した場合、"all"が指定されたものとみなします。
なお、本オプションに"diff"を指定した場合、-lオプションに"rsc"以外は指定できません。また-kオプションも指定できません。
オプションの指定に誤りがあります。検索処理ができません。
表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)
Windows NT系 |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
あて先システム名を“SERV1”、システム種別を“serv”、出力オプションを“rsc”と指定し、指定したシステム名のシステム情報を出力します。
drmslst -a sys -s SERV1 -k serv -l rsc
1 SERV1 serv node01 tcp/ip keep 1999/05/10 09:21:44 * * 0 1 0 textdata V11L10 1 e10 0 20 10 * 1999/05/11 09:21:44 * * *
あて先システム名を省略(すべてのシステムの情報を出力)、システム種別を“serv”、出力オプションを“rsc”と指定し、システム情報を出力します。
drmslst -a sys -k serv -l rsc
1 SERV serv node01 tcp/ip keep 1999/05/10 10:21:50 * * 0 1 0 textdata V11L10 1 e10 0 20 10 * 1999/05/11 09:21:44 * * *
出力するシステムの種別を“serv”、出力するシステム名を“SERV1”、出力オプションを“rsc”、オンライン検索するサーバのシステム名を“SERV1”と指定し、システム情報を出力します。
drmslst -a sys -k serv -s SERV1 -m SERV1 -l rsc
1 SERV1 serv SERV1 tcp/ip release 1999/05/10 09:21:44 * * 0 1 0 textdata V11L10 1 e10 0 20 10 * 1999/05/11 09:21:44 * * *
検索するシステムの種別を“cl”、出力するシステム名を“CL1”、出力オプションを“rsc”、オンライン検索するサーバのシステム名を“SERV1”と指定し、システム情報を出力します。
drmslst -a sys -k cl -s CL1 -m SERV1 -l rsc
1 CL1 cl 133.162.104.203 tcp/ip * 1999/05/10 09:21:44 * * 0 1 0 textdata V11L10 1 e10 0 20 10 * 1999/05/10 09:21:44 * * *
検索するシステムの種別を“cl”、出力するシステム名を“cl0001”、クライアント資源のダウンロード種別を表示すると指定し、システム情報を出力します。
drmslst -a sys -k cl -s cl0001 -G
1 cl0001 cl 133.162.61.185 tcp/ip keep 1999/05/04 12:34:56 * * 1 1 0 BS1 V11L10 UXPDS 1 1 Y96011 0 30 10 * 1999/05/01 09:31:44 1999/05/01 09:31:44 * * 0
回線接続システム情報をすべて出力します。
drmslst -a sys -l line
3 kobe serv 134.12.4.12 tcp/ip keep 1999/05/01 09:21:33 * 神戸 0 0 0 1 RAS 神戸 mori * 1999/05/01 09:21:33 ras test tokyo serv 134.12.4.11 tcp/ip keep 1999/05/02 14:08:12 * 東京 0 0 0 1 RAS 横浜1 KEL 0123456789 1999/05/15 19:31:22 RAS osaka serv 134.12.4.10 tcp/ip keep 1999/05/01 01:11:11 * 大阪 0 0 0 0
初回の差分状況検索ではサーバの送受信・適用状況を全て出力します。
drmslst -a sys -z no -l rsc -m NTSERV -d diff
2 NTSERV serv close tcp/ip * 96:04:10 09:21:44 * 支社1 0 4 0 RMSLEVEL V001 1 * RMS00000 1 30 10 * 2003/06/23 15:09:39 2003/06/23 16:01:09 * * RSC01 * 1 * E001 2 20 10 2003/06/21 16:01:02 2003/06/23 15:09:44 * * * RSC99 * 1 * E001 0 20 10 * 2003/06/23 15:14:18 * * * SYSLEVEL V001 1 * RMS00000 2 20 10 2003/06/21 16:01:02 2003/06/23 16:01:07 * * * CL1 cl CL tcp/ip * 2003/06/23 16:13:58 * 0 3 0 RSC01 * 1 V001 E001 0 30 11 * 2003/06/23 16:14:36 2003/06/23 16:14:41 I/O * RSC99 * 1 * E001 0 30 11 * 2003/06/23 16:14:11 2003/06/23 16:14:17 I/O * SYSLEVEL V001 1 * RMS00000 0 30 11 * 2003/06/23 16:14:36 2003/06/23 16:14:41 * *
上記検索からの差分のみを出力します。
drmslst -a sys -z no -l rsc -m NTSERV -d diff
2 NTSERV serv close tcp/ip * 96:04:10 09:21:44 * 支社1 0 4 0 RMSLEVEL V001 1 * RMS00001 1 30 10 * 2003/06/23 17:12:26 2003/06/23 18:01:47 * * RSC01 * 1 * E002 2 20 10 2003/06/21 16:01:41 2003/06/23 17:12:35 * * * RSC99 * 0 * SYSLEVEL V001 1 * RMS00001 2 20 10 2003/06/21 16:01:41 2003/06/23 18:01:45 * * * CL1 cl CL tcp/ip * 2003/06/23 16:13:58 * 0 3 0 RSC01 * 1 V001 E002 0 20 10 * 2003/06/23 18:14:38 * * * RSC99 * 0 * SYSLEVEL V001 1 * RMS00002 0 20 10 * 2003/06/23 18:14:39 * * *
“図:システム名の定義情報、送信状況の出力形式”にシステム名の定義情報、送信状況の出力形式を、“図:システム名の送受信、適用状況の出力形式”にシステム名の送受信、適用状況の出力形式を、“図:クライアント情報、論理構成名情報の出力形式”にクライアント情報、論理構成名情報の出力形式を、“図:クライアント資源のダウンロード種別の出力形式”にクライアント資源のダウンロード種別の出力形式を示します。
[出力形式1: -l sys を指定した場合]
[出力形式2: -l ptf、pufを指定した場合]
[出力形式3: -l rscを指定した場合]
[出力形式1: -l rscを指定した場合]
[出力形式2: -l clを指定した場合]
drmslst -a sys -l rsc -s fmvpi054 -k cl -m SERV01
これは、クライアントが新しく設置または移設されたときに、クライアント側が持つ適用済世代情報に基づき、サーバ側で管理するクライアントのステータス情報が自動的に復元されたもので、資源がダウンロードされていなくても、復元されたステータス情報から、適用日時が表示されるためです。
drmslst -a sys -k cl -Y all -V
drmslst -a sys -G
“表:適用種別、処理状態および処理結果の説明”に適用種別、処理状態および処理結果の説明を示します。
適用種別 |
処理状態 |
処理結果 |
エラーコード |
0:即時適用 |
10:状況問い合わせ |
10:正常 |
I/O:I/Oエラー |
“適用予定日時”、“送受信日時”および“適用日時”が未定の場合は“*”の形式に出力します。
例
Y97011 0 20 10 * 1999/05/10 09:21:44 * * *
以下にエラーコードとユーザ情報の説明をします。
「通常配付」世代のクライアント適用予定日時が経過していない状態で次の世代が「事前配付」世代場合は、本ステータスでもクライアントへの事前配付できません。
本ステータスはサーバ側の資源の適用が完了していない状態です。クライアント側で資源の適用を行うためにはサーバ側の資源の適用が完了している必要があります。
回線接続システム情報の出力形式を、以下に示します。
drmslst -a sys -l line
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