Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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1.2.29.7 ユーザ資源データの登録情報の検索
■機能説明
ユーザ資源の登録情報を検索します。本コマンドでは、資源グループについてのユーザ資源の登録情報が検索できます。
■記述形式
drmslst |
-a rsc [-g 資源グループ名] [-v バージョン・レベル] [-e 世代識別名] [-I] |
■オプション
- -a rsc:
- 本コマンドの機能を定義します。本オプションでは、“rsc”と指定します。
- -g 資源グループ名:
- 出力するユーザ資源の所属する資源グループ名を指定します。
資源グループ名は、ASCII(12文字以内)の英数字を指定します。資源グループ名には、ワイルド・カードが指定できます。
ワイルド・カードを指定した場合、-vを指定しても無視されます。また、この場合、資源グループ名全体を“"(ダブルコーテーション)”で囲む必要があります。
- *:
- 任意個の任意の文字列
- ?:
- 任意の1字に対する文字
すべての資源グループを出力する場合は、-g、-vオプションを省略します。
- -v バージョン・レベル:
- 出力するユーザ資源の所属する資源グループのバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。省略した場合は、空白のバージョン・レベルを指定したものとなります。すべての資源グループを出力する場合は、-g、-vオプションを省略します。
- -e 世代識別名:
- 特定の世代の情報だけを出力したい場合に、世代識別名を指定します。本オプションを省略した場合は、全世代の情報が出力されます。
- -I:
- ファイル詳細情報を出力する場合に指定します。なお、詳細情報は、サーバでしか出力されません。
■復帰値
- 0:成功
- 検索処理が正常に終了しました。
- 3:処理継続不可能な使用者エラー
- 指定した資源グループはありません。検索処理ができません。
オプションの指定に誤りがあります。検索処理ができません。
- 4:プログラム・エラー
- システムにエラーが発生しました。検索処理ができません。
■参照
表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)
■コマンド格納場所
Windows NT系 |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
■実行に必要な権限/実行環境
- DistributionReference権限が必要です。
- サーバ用コマンドです。
■注意事項
- 1つの資源グループについての登録情報を検索する場合は、-g、-vオプションを同時に指定してください。(空白のバージョン・レベルを指定する場合は、-gオプションを指定し、-vオプションは省略してください)
- すべての資源グループを出力する場合は、-g、-vオプションを省略してください。
- 資源グループ名、バージョン・レベル、世代識別名には、英数字(0〜9、A〜Z、a〜z)と“#”だけ指定できます。
- ファイル詳細情報を出力すると指定した場合、ユーザ資源に登録した該当資源グループが、旧バージョンの資源配付で登録された資源グループまたは他のサーバから転送されてきた資源グループの場合には、ファイル詳細情報は出力されません。
- 本コマンドの出力結果をアプリケーションプログラムにて参照する場合は、各種情報の個数を示す値(出力形式の世代識別名数、資源グループ数、システム数など)を利用することを推奨します。
■使用例
資源グループ名の先頭4文字が“TEXT”の資源グループ名と指定し、指定した資源グループの資源データを検索します。
drmslst -a rsc -g "TEXT*" -I
2
TEXTDATA V11L10 1999/04/10 09:31:44 pc#txt LIBTXT 2
E020 1 * 456
99/04/11 21:50 -R--A 111 d:\dir\efgh
E010 2 * 123,456
99/04/11 21:41 D---- 0 d:\dir
99/04/11 21:41 -R--A 4,567 d:\dir\abcd
TEXTDATA2 V11L20 1999/04/10 09:31:44 pc#txt LIBTXT 1
E001 1 * 456
99/04/12 11:50 -RHSA 10 d:\dir\jklmm
■実行結果/出力形式
ユーザ資源データの登録情報の出力形式について、以下に示します。

- 備考1.
- バージョン・レベルを空白で登録した場合は、“*”の形式に出力されます。
- 備考2.
- サポートしていない資源については、資源種別を“unknown”と出力されます。
- 備考3.
- 適用先IDがない場合は、“*”の形式に出力されます。
- 備考4.
- 登録の日付、時間は“コントロールパネル”の“各国対応”の日付の形式”、“時刻の形式”で設定されている形態に準拠して出力されます。
- 備考5.
- 出力する資源グループが、旧バージョンの資源配付で登録された資源グループ、または他のサーバから転送されてきた資源グループの場合は、(12)は“* ”の形式で出力され、(13)から(16)の情報は出力されません。
- 備考6.
- ファイルのサイズの単位はバイトで出力されます。このサイズは圧縮される前のデータ量で、ディレクトリの場合は0となります。
- 備考7.
- ファイルの属性の意味は以下のとおりです。
D:ディレクトリ R:書き込み禁止ファイル
H:隠しファイル S:システムファイル
A:バックアップ対象ファイル
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