Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
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第3部 SSLによる暗号化通信> 第9章 CORBAサービスでSSLを利用する方法

9.4 イベントサービスにおける環境設定

 イベントサービスは、以下の製品で利用可能です。

 イベントサービスでSSL通信を行うには、CORBAサービスのSSL環境設定を行う必要があります。CORBAサービスのSSL環境設定については、“CORBAサーバの環境設定”を参照してください。

 また、イベントサービスにおいて、静的生成運用/動的生成運用の環境設定時にSSL通信の設定を行う必要があります。イベントサービスにおけるSSL通信について以下に説明します。

静的生成運用の場合

 esmkchnlコマンドを使用してイベントチャネルを作成する際に、-sslオプションを指定して、SSL通信の設定を行います。


 イベントチャネル名“CHNL1”、イベントチャネルのグループ“GROUP1”のイベントチャネルを作成して、SSL通信を行う場合

esmkchnl -g GROUP1 -c CHNL1 -ssl

 イベントサービスの静的生成運用の環境設定については、“アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)”(Enterprise EditionおよびStandard Editionで提供)の“静的生成運用”を参照してください。

動的生成運用の場合(Interstage統合コマンドを使用して環境設定を行う場合)

 Interstageの環境設定を行う際に、Interstage動作環境定義ファイルに以下の定義を追加して、SSL通信の設定を行います。

Event SSL=yes

 イベントサービスの動的生成運用の環境設定については、“アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)”(Enterprise EditionおよびStandard Editionで提供)の“動的生成運用”を参照してください。

動的生成運用の場合(イベントサービス運用コマンドを使用して環境設定を行う場合)

 essetupコマンドを使用して、イベントサービスとイベントファクトリのセットアップを行う際に、-sslオプションを指定して、SSL通信の設定を行います。


 最大プロセス数“5”、Mixedモデルでのサプライヤ・コンシューマ接続数の合計値“100”のイベントサービスにおいて、動的生成したイベントチャネルのSSL通信を行う場合

essetup -f -p 5 -m 100 -ssl

 イベントサービスの動的生成運用の環境設定については、“アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)”(Enterprise EditionおよびStandard Editionで提供)の“動的生成運用”を参照してください。


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