Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
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第3部 SSLによる暗号化通信> 第7章 SMEEコマンドによる証明書/鍵管理環境の構築と利用

7.2 証明書/鍵管理環境の構築方法

 以下の手順で構築します。

  1. 証明書/鍵管理環境の作成
    1. 管理ディレクトリの作成
    2. 秘密鍵管理環境の作成と設定
    3. 証明書/CRL管理環境の作成
  2. 秘密鍵の作成と証明書の取得
    1. CSR(証明書取得申請書)の作成(同時に秘密鍵を作成)
    2. 証明書の発行依頼
    3. 証明書の取得
  3. 証明書とCRLの登録
    1. 認証局の証明書(発行局証明書)の登録
    2. サイト証明書の登録
    3. CRLの登録

 以降で使用する各コマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

 SMEEの各コマンドは、以下のディレクトリに格納されています。

 CORBAサービスにおいて、一般ユーザ権限でSSL連携機能を使用するCORBAアプリケーションを実行する場合は、CORBAアプリケーションを実行するユーザ権限で手順1〜3の操作を行ってください。管理者権限で証明書/鍵管理環境を作成すると、一般ユーザで環境をアクセスすることができないため、SSL連携機能を使用することができません。
 一般ユーザ権限で証明書/鍵管理環境を作成すると、環境を構築したユーザ権限で環境へのアクセスを行うことができるためSSL連携機能を使用することが可能となります。但し、環境を構築したユーザ以外の一般ユーザは環境へのアクセスを行う権限が無いため、SSL連携機能を使用することができません。
 複数の一般ユーザがSSL連携機能を使用する場合、証明書/鍵管理環境のアクセス権限を変更する必要があります。アクセス権限についての詳細は、“CORBAサービスでSSLを利用する方法"を参照してください。

 Interstage HTTP Serverにおいてクライアント認証を行う場合、スーパユーザ権限以外のユーザが手順1〜3の操作を行ってください(セキュリティ上の配慮によりWebサーバのプロセスをスーパユーザ権限以外で設定する必要があるため)。

 また、このユーザ、グループをInterstage HTTP Serverの環境定義ファイルに設定します。Interstage HTTP Serverの環境設定については、“Interstage HTTP Serverの環境設定”を参照してください。


下へ7.2.1 証明書/鍵管理環境の作成
下へ7.2.2 秘密鍵の作成と証明書の取得
下へ7.2.3 証明書とCRLの登録

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