ETERNUS SF Disk Space Monitor ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.0 |
目次
索引
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第3部 使用手引 | > 第9章 管理コンソール画面 |
定義画面は、「管理コンソール画面」の「コンソール定義」タブの「定義画面」ボタンから起動します。
起動すると以下の定義画面が表示されます。
定義画面は、以下から構成されます。
項番 |
構成要素 |
説明 |
---|---|---|
(1) |
ツールバー |
以下のメニューがあります。
|
(2) |
ツリー表示域 |
ETERNUS SF Disk Space Monitorの環境構成がツリー形式で表示されます。 |
(3) |
設定画面表示域 |
各情報を入力するための設定画面が表示されます。 |
定義画面ツリーは以下のように段階的に表示されます。
段階 |
説明 |
---|---|
Topツリー |
定義画面を開いた初期段階での表示状態です。 ツリーのrootであるSettingsから、システムグループまでが表示されます。 システムグループのノードを選択すると、システムグループツリーに切り替わります。 |
システムグループツリー |
システムグループから、Agentまでが表示されます。 先頭には前段階のツリーに戻るBackノードが表示されます。 Agentノードを選択すると、Agentツリーに切り替わります。 |
Agentツリー |
Agentから、配下の管理構成全てが表示されます。 先頭には前段階のツリーに戻るBackノードが表示されます。 |
ツリーを構成するノードは、以下のアイコンで表示されます。
アイコン |
意味 |
---|---|
|
定義画面機能(ツリーのroot)を表します。 |
|
前段階のツリーに戻ることを表します。 |
|
情報をまとめて格納するフォルダを表します。 |
|
システムグループを表します。 |
|
Agentなどの、単体のサーバを表します。 |
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各ミドルウェアなどで定義されているインスタンスを表します。 |
|
情報の設定を行うノードであることを表します。 |
|
関連ツールを表します。 |
左側の定義画面ツリーで情報の設定を行うノードを選択し、右側の設定画面で情報を入力します。
各設定画面には、幾つかの操作ボタンが配置されています。
各ボタンの共通の動作を以下に示します。
ボタン |
動作 |
---|---|
追加 |
構成定義を新規追加するために、初期状態の情報画面を開きます。 |
編集 |
既存の構成定義を編集するために、既存情報が入った情報画面を開きます。 |
削除 |
構成定義を削除します。削除の問い合わせに対し、OKをクリックすると、削除された情報は適用されます。 同時に開いているコンソール画面のツリーには自動では反映されません。 「7.3.1.1 モニタツリーのリロード」または「7.4.1.1 ドリルダウンツリーのリロード」に従ってリロードしてください。 |
表示 |
情報表示画面を開きます。 |
適用 |
情報の入力を完了し、画面を閉じます。 このタイミングで、追加・変更された情報はローカルコンソール定義に適用されます。 同時に開いているコンソール画面のツリーには自動では反映されません。 「7.3.1.1 モニタツリーのリロード」または「7.4.1.1 ドリルダウンツリーのリロード」に従ってリロードしてください。 |
リセット |
入力した情報を、画面を開いた時の状態に戻します。 |
キャンセル |
情報の入力をキャンセルし、画面を閉じます。 |
閉じる |
参照を終了し、画面を閉じます。 |
定義画面ツリーのノードごとに設定項目について説明します。
ツリー構成 |
説明個所 |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Settings |
― |
||||||
ConfigurationSettings |
|||||||
|
SystemGroups |
||||||
Agents |
|||||||
|
RelationTools |
||||||
ManagedObject |
― |
||||||
|
各種インスタンス |
― |
|||||
|
Resources |
||||||
UnregisterdAgents |
定義画面ツリーのConfigurationSettingsフォルダ配下では、管理対象の構成情報について設定します。
システムグループを登録します。
システムグループとは、管理対象システムを構成する複数のサーバをまとめて管理するためのグループです。
モニタやレポートにおいて、表示単位として指定します。
管理するサーバは、必ずどこかのグループに属する必要があります。
以下にシステムグループ設定画面を示します。
追加ボタンを押して表示されるシステムグループ情報画面にて、システムグループに関する情報を設定します。
ノード名 |
設定項目名 |
設定内容 |
---|---|---|
SystemGroups |
システムグループ名 |
システムグループを識別するための表示名を設定してください。 管理構成内で一意になるように設定してください。ただし、Agent名と重なるのは構いません。 Shift-JISコードの以下の文字が使用できます。 長さの制限は、半角全角に係わらず64文字以内です。 |
システムグループを登録すると、そのフォルダ配下に、Agentsのフォルダが生成されます。
管理対象のAgentを登録します。
Agentの登録は、Agentのシステムグループ振り分け画面でも簡単に行うことができます。「9.2.3.2 未登録Agent情報(UnregisteredAgents)」を参照してください。ただし、Pull運用を行っている場合はAgentのシステムグループ振り分け画面は使用できません。当画面を使用してください。
以下に、Agent設定画面を示します。
追加ボタンを押して表示されるAgent情報画面にて、Agentに関する情報を設定します。
ノード名 |
設定項目名 |
設定内容 |
---|---|---|
Agents |
Agent名 |
Agentを識別するための表示名を設定してください。 管理構成内で一意になるように設定してください。ただし、システムグループ名と重なるのは構いません。 Shift-JISコードの以下の文字が使用できます。 長さの制限は、半角全角に係わらず64文字以内です。 |
システム名 |
Agentの識別名を設定してください。 1つのグループ内で重複して登録することはできませんが、異なるグループには同じシステム名を登録することが可能です。 1つのAgentが複数の業務で使用されていた場合、業務ごとにシステムグループを作成し、それぞれのシステムグループに同一のAgentを登録することが可能です。ただし、Agent名(表示名)は異なる文字列を指定してください。 識別名は、ポリシー適用コマンドsqcSetPolicyで表示される名前です。ポリシー適用コマンドの詳細については、「第13章 収集ポリシーの作成と適用」を参照してください。 Agentがクラスタ運用の場合は、物理ホスト名または物理IPアドレスを指定してください。 |
次に、個別取得、または一括取得ボタンを押して、管理対象のAgentから、管理するための構成情報の取得を行います。
構成情報の取得が正常に行われた場合、取得した日時がボタンの左側に表示されます。
構成情報の取得に失敗した場合、取得日付は更新されません。システム名が正しいか、および、Agentでの収集ポリシーの作成と適用が正しく済んでいるか確認してください。
構成情報取得処理のウィンドウに以下のメッセージが表示された場合、次のことが考えられます。
Couldn't open socket: connection timed out |
構成情報の取得を行うと、取得を行ったAgentの配下にManagedObjectというフォルダが生成されます。
ManagedObjectフォルダ内には、Agentの収集対象となっている構成が表示されます。
ここで取得する構成情報とは、「第13章 収集ポリシーの作成と適用」で説明する「管理対象構成情報(リソース構成情報)」を指します。したがって、「第13章 収集ポリシーの作成と適用」で説明する収集ポリシーの作成と適用の作業を、Agent上で、事前に実施しておく必要があります。
また、収集ポリシーの作成と適用を行うごとに、ここで説明する取得の操作が必要です。
Pull運用の場合は、上記画面のみの設定では構成情報を取得することができないため、事前に作業が必要になります。以下に示す作業を手作業で実施した後、定義画面の個別取得、または一括取得ボタンを押してください。
手順 - 管理対象サーバ上の管理対象構成情報ファイルを、運用管理クライアント上にコピーする。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\ManagedConf_XXXX.xml |
/etc/opt/FJSVssqc/ManagedConf_XXXX.xml |
XXXXは、ポリシー適用コマンドsqcSetPolicyを実行する際に -h オプションで指定した名前です。-h オプションが省略された場合は、ポリシー適用コマンドを実行したシステムのホスト名です。
<インストールディレクトリ>\www\managedconf\ManagedConf_XXXX.xml |
Agentが登録されると、そのフォルダ配下に、RelationToolsというフォルダが生成されます。
本製品のドリルダウン表示から、関連ツール(URL呼び出し可能なツール)を呼び出したい場合に、このフォルダを設定してください。
以下に、関連ツール設定画面を示します。
追加ボタンを押して表示される関連ツール情報画面にて、関連ツールに関する情報を設定します。
ノード名 |
設定項目名 |
設定内容 |
---|---|---|
RelationTools |
関連ツール名 |
ツールを識別するための表示名を設定してください。 Shift-JISコードの以下の文字が使用できます。 長さの制限は、半角全角に係わらず64文字以内です。 |
URL |
呼び出すURLを設定してください。 |
本製品のドリルダウン表示で、標準で用意された表示単位よりも特定のリソースに絞り込んだコンテンツの表示を行う際に定義します。
ドリルダウン機能でのリソース表示については、「7.4.2.3 リソース表示」を参照してください。
以下に、リソース設定画面を示します。
追加ボタンを押して表示されるリソース情報画面にて、リソースに関する情報を設定します。
ノード名 |
設定項目名 |
設定内容 |
---|---|---|
Resources |
リソース名 |
リソースを識別するための表示名を設定してください。 対象Resourcesフォルダ内で一意になるように設定してください。 Shift-JISコードの以下の文字が使用できます。 長さの制限は、半角全角に係わらず64文字以内です。 |
リソースID |
リソースで絞り込んだ表示を行いたいドリルダウンコンテンツの、リソースIDカラムに表示されている文字列です。 なお、リソースIDが ":"(コロン)で繋がれた複数の文字列で構成されている、かつ、その繋がれた文字列が、ドリルダウンツリー上のManagedObjectノードから目的のノードまでの間に、インスタンスを表すノードとして出現している場合は、その出現しているインスタンスノード以降の文字列を指定します。 例) "RDBSAR_EL" を選択した場合、ドリルダウンコンテンツのリソースIDカラムに以下の文字列が表示されている。 かつ、ツリー上にインスタンスを表すノードとして"CENTRIC" が出現。 この場合、"CENTRIC" 以降の "RDBII_DICTIONARY" や "SYSTEMWALKER_DB" を指定する。 リソースIDは、前方一致でフィルタリングされます。 全てを指定せずに、一致させたい部分までを指定することができます。 リソースIDは対象Resourcesフォルダ内で一意になるように設定してください。 半角英数字、半角記号(ただし\,<>"$'[]=&以外)が使用できます。長さの制限は、64文字以内です。 |
定義画面ツリーのUnregisteredAgentsフォルダ配下には、Agent側での導入作業は終わっているが、運用管理クライアント側で管理構成定義に登録されていないAgentのシステム名が表示されています。
ツリーに表示されているAgentを選択すると、Agentのシステムグループ振り分け画面が表示されます。
当画面で、システムグループを指定(複数指定可)し振り分けを行うことで、任意のシステムグループへの登録および構成情報の取得をまとめて行うことができます。
未登録のAgentが存在する場合、定義画面、コンソール、およびレポート画面のステータスバーに、「未登録のAgentが存在します.」とのメッセージが点滅表示されますので、定義画面が開かれていない場合でも、未登録Agentの存在を認識することができます。
当メッセージは、全ての未登録Agentをシステムグループに振り分けることで、表示されなくなります。
無用なAgentがUnregisteredAgentsフォルダ配下に表示され、「未登録のAgentが存在します.」メッセージが表示されてしまっている場合には、「18.3 sqcPDBerase (データ削除コマンド)」を使用して、PDB内からデータを削除することにより、これらを表示しないようにすることができます。
以下にAgentのシステムグループ振り分け画面を示します。
ノード名 |
設定項目名 |
設定内容 |
---|---|---|
未登録Agentのホスト名 |
システムグループ |
未登録Agentを振り分けたいシステムグループのチェックボックスにチェックを入れます。 |
表示名 |
Agent情報画面で指定するAgent名にあたります。 管理構成内で一意になるように設定してください。(デフォルトではシステム名が設定されています。) Shift-JISコードの以下の文字が使用できます。 長さの制限は、半角全角に係わらず64文字以内です。 |
システムグループがまだ登録されていない場合、DefaultSystemGroupというグループが表示されます。
DefaultSystemGroupへの振り分けを行うことにより、同時にDefaultSystemGroupという表示名のシステムグループが生成されます。
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