Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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9.6.1 アプリケーションの最大処理時間の時間監視機能
この機能は、IJServerを利用して、アプリケーションを動作させる場合に使用できます。
この機能を使用することにより、EJBアプリケーションの無限ループを検出できます。
以下にサーバ処理中にアプリケーションの最大処理時間を超過した場合の処理について説明します。
アプリケーションが存在するプロセスを強制停止するように設定している場合と、設定していない場合で処理内容が異なります。
- アプリケーションが存在するプロセスを強制停止する設定の場合
プロセスが強制停止されます。
トランザクション中の場合は、プロセス終了の結果、トランザクションがロールバックされます。
最大処理時間を超過した場合、サーバのシステムログに以下のメッセージが出力されます。
extp: エラー: EXTP4365: アプリケーションの処理時間が監視時間を超過しました
クライアントには、以下の例外が通知されます。
java.rmi.RemoteException:CORBA UNKNOWN
- アプリケーションが存在するプロセスを強制停止しない設定の場合
プロセスは強制停止されません。
最大処理時間を超過した場合、サーバのシステムログに以下のメッセージが出力されます。
extp: 警告: EXTP4366: アプリケーションの処理時間が監視時間を超過しました
クライアントには、通知されません。
最大処理時間を超過した後、クライアントからサーバに処理の要求が行われた場合の処理について説明します。
アプリケーションが存在するプロセスを強制停止するように設定している場合と、設定していない場合で処理内容が異なります。
- アプリケーションが存在するプロセスを強制停止する設定の場合
処理の実行はできません。サーバのシステムログには、出力されません。
クライアントには、以下の例外が通知されます。
java.rmi.RemoteException: CORBA NO_IMPLEMENT
- アプリケーションが存在するプロセスを強制停止しない設定の場合
通常通り、処理は実行されます。
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