Interstage Application Server 運用ガイド
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5.1.2.19 Smart Repository資源のバックアップ
Smart Repository資源のバックアップ手順について説明します。
■バックアップコマンド
Smart Repository資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。

C:\Interstage\bin\irepbacksys.exe |


/opt/FJSVirep/bin/irepbacksys |
■バックアップ方法

リポジトリ“rep001”の資源を“X:\Backup\irep\rep001_back”というディレクトリにバックアップする場合の操作例を以下に示します。
- バックアップ用ディレクトリを作成します。
mkdir X:\Backup\irep
- irepbacksysコマンドを実行します。
C:\Interstage\bin\irepbacksys -d X:\Backup\irep\rep001_back -R rep001 |


リポジトリ“rep001”の資源を“/backup/irep/rep001_back.tar.Z”というファイルにバックアップする場合の操作例を以下に示します。
- バックアップ用ディレクトリを作成します。
mkdir /backup/irep
- irepbacksysコマンドを実行します。
/opt/FJSVirep/bin/irepbacksys -f /backup/irep/rep001_back -R rep001 |
■注意事項

irepbacksysコマンド実行前にリポジトリを停止してください。


irepbacksysコマンド実行前にリポジトリを停止してください。リポジトリを停止せずにバックアップを実行した場合、バックアップ中に更新されたエントリがバックアップ対象とならない場合があります。確実に全エントリをバックアップ対象としたい場合は、リポジトリを停止してください。
運用上、リポジトリ停止することができない場合は、バックアップされた最新のファイルを利用して、「ireprestsys -f バックアップファイル -l」にて、バックアップ情報を出力してください。

ireprestsys -f /backup/irep/rep001_back.tar.Z -l
Date 2004-02-06,09:39:16
irepVL 1.0
OSname SunOS
HostName host01
Option none
Repository rep001 |
出力された情報中にあるDate行の時刻を確認し、対象リポジトリのアクセスログ格納先にあるアクセスログを参照の上、その時刻以降のエントリ更新情報が存在しないことを確認してください。存在する場合は、再度バックアップを実行してください。アクセスログについては、“Smart Repository運用ガイド”の“ログ”を参照してください。


作成されるファイル名は、-fで指定したファイル名に拡張子(.tar.Z)が付加されます。
- パラメタのあるオプションを複数指定した場合は、エラーメッセージを出力します。
- Interstage管理コンソールで構築したInterstage証明書環境のSSLを使用している場合は、Interstage証明書環境資源をバックアップする必要があります。“Interstage証明書環境資源のバックアップ”を参照してInterstage証明書環境資源をバックアップしてください。SMEEコマンドで構築した証明書/鍵管理環境のSSLを使用している場合は、以下の資源をバックアップ用ディレクトリに退避してください。
- スロット情報ディレクトリ(SSL環境定義ファイルのスロット情報ディレクトリ定義項目で指定したディレクトリ)
- 運用管理ディレクトリ(SSL環境定義ファイルの運用管理ディレクトリ定義項目で指定したディレクトリ)
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