Systemwalker Software Delivery 運用手引書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第6章 各種運用形態の環境構築> 6.2 インターネット環境で運用する> 6.2.2 アウトソーシング時の運用環境を構築する

6.2.2.3 アウトソーシング運用での資源配付

■安全性のための前提条件

■Systemwalker Software Deliveryの配置

■関連するソフトウェア

Systemwalker Software Deliveryを利用してアウトソーシング運用を行う場合に必要となるソフトウェアを以下に示します。Systemwalker Software Delivery 11.0/V11.0L10との連携製品の情報については以下の表を参照してください。

ソフトウェア

製品名

ベンダ

プラットホーム

バージョン

Proxy

INTERSTAGE Security Director
(InfoProxy)

Fujitsu

Windows(R) 2000
Windows Server(TM) 2003

V3.0L20 以降

INTERSTAGE Security Director
(InfoProxy)

Fujitsu

Solaris

3.1 以降

■資源配付を行うための設定

アウトソーシング元のDMZ上に資源配付専用の中継サーバを設置します。
アウトソーシング先には、受信用のサーバが必要です。受信用のサーバは運用管理サーバまたは部門管理サーバと兼用することができます。

◆HTTPSで通信する場合

HTTPSで通信する場合の設定については“SSLを使用して資源配付を行う”を参照してください。

◆Firewallの設定

資源配付を行うためには、各Firewallに対して以下のプロトコルを通すように設定する必要があります。Firewallの設定については、ご利用のFirewallのマニュアルを参照してください。

[Firewall−A]

プロトコル

ポート番号

設定する向き

HTTPS

443

イントラネット→DMZ

[Firewall−B]

プロトコル

ポート番号

設定する向き

HTTPS

443

DMZ←インターネット

[Firewall−C]

プロトコル

ポート番号

設定する向き

HTTPS

443

インターネット←イントラネット

 

また、Firewallの設定はイントラネット内からDMZ内へのみ通信許可するように設定し、部門管理サーバから中継サーバへのみスケジュール結果通知機能を利用して結果通知を行うようにします。

■アウトソーシング先へ資源を配付する

アウトソーシング先へ資源を配付する場合に行う操作の流れについて説明します。操作コマンドの詳細については“Systemwalker Software Delivery 使用手引書 UNIX・PC編”を参照してください。

  1. 運用管理サーバから、DMZ内の中継サーバへ資源を配付します。
  2. DMZ内の中継サーバに対し、アウトソーシング先の運用管理サーバから、drmsdwlコマンドを実行してHTTP通信で資源の取り出しを行います。
  3. 運用管理サーバから部門管理サーバへ資源を配付します。
  4. 部門管理サーバからクライアントへ資源配付を行います(クライアントから資源をダウンロードします)。
  5. 運用管理サーバでの配付結果確認は中継サーバに対するオンライン検索機能を使用して行います。


    運用上の注意事項

    回線の制約上から(特に運用管理サーバとイントラネット内サーバで直接通信する)以下の機能を使用することはできません。


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