Systemwalker Software Delivery 運用手引書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第5章 資源を配付する(資源配付) | > 5.13 資源配付トラブル時の対応方法 | > 5.13.2 資源の配付時のトラブル |
クライアント用資源を含むメンテナンス版数を運用管理サーバから部門管理サーバへ配付後、クライアントからダウンロードをすると、対象の資源がダウンロードされない(メンテナンス版数は適用されている)。
クライアントで採取されるmainte.log(管理ファイルのディレクトリ内にあるファイル)には“警告:資源グループ(資源グループ名/)に受信対象世代がありません”が記録されている。
mainte.logに記録されているメッセージの意味は、“該当資源グループの世代が、部門管理サーバとクライアント間で一致しているため、新しいダウンロードは行われなかった”です。
運用管理サーバおよび部門管理サーバで、メンテナンス版数の登録状況を確認してください。
drmslst -a rms -l add |
考えられる原因を以下に示します。
以下の対処を行った後、再度ダウンロードしてください。
業務構成情報の定義(業務名と業務に対応する資源グループの定義)で-tオプションを省略した場合、サーバ/クライアント共通資源として定義されます。
drmsdfn -a job -j業務名 -g 資源グループ名 [-t serv|cl]
クライアントで適用時の前/後処理バッチが正しく実行されていない。
バッチコマンドで指定するファイルが認識されていない。
バッチコマンドの処理が、実行されるカレントドライブを意識した作りの場合、資源配付クライアントの後バッチで使用すると正しく実行されない場合があります。バッチコマンドで指定するファイルは、絶対パスで指定するか、cdコマンドによりカレントディレクトリを移動して指定してください。
なお、サービス起動以外の方法でダウンロード機能を実行している場合、バッチファイル実行中はMS-DOSプロンプトが起動し、バッチファイルの実行状態が確認できます。バッチファイルの実行でエラーとなっている場合には、バッチファイル内にpauseコマンドを入れたり、ECHOコマンドでバッチファイル内コマンドの実行状況を表示して、エラー内容を確認してください。
結果は正常だが、資源がまったく受信されない。
以下の原因が考えられます。
各原因に対する対処方法を以下に示します。
“オンライン配付を受ける資格がありません”のメッセージが出力され、受信処理が失敗する。
以下の原因が考えられます。
各原因に対する対処方法を以下に示します。
ダウンロード処理中にシステムがフリーズ状態となる。
通信カードの設定や通信カードに異常が発生したことが考えられます。
通信カードの設定や状態を確認してください。
誤った資源または世代を配付してしまった。
“サーバとサーバ間の配付に関するトラブル”の「誤った資源または世代を配付してしまった」の対処方法を参照して、サーバ側で該当資源または世代を削除した後に、再度ダウンロード処理を実施してください。
適用済の世代を戻す方法が分からない。
“サーバとサーバ間の配付に関するトラブル”の「誤った資源または世代を配付してしまった」の対処方法を参照して、サーバ側で該当世代を削除した後に、再度ダウンロード処理を実施してください。
個別メンテナンス版数がダウンロードされない。
資源配付クライアントの環境設定の「メンテナンス版数」の画面でダウンロードしようとしている個別メンテナンス版数が設定されていますか?
資源配付クライアントの環境設定の「メンテナンス版数」の画面でダウンロードしようとしている個別メンテナンス版数を設定してください。
なお、個別メンテナンス版数の場合、個別メンテナンス版数配下のすべての業務がダウンロード対象となるので、業務名の設定は不要です。この場合、業務単位の適用先ドライブ名は、個別メンテナンス版数名の登録時に設定した適用先ドライブ名になります。業務単位に個別に適用先ドライブ名を設定したい場合には、個別メンテナンス版数単位に業務名の設定を実施してください。
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