Systemwalker Software Delivery 運用手引書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第4章 構成情報を管理する> 4.1 構成情報を操作する

4.1.2 インベントリ情報を収集する場合の注意事項

DNSサーバがルータの外に存在する環境の場

DNSサーバがルータの外に存在する環境の場合、インベントリ情報の収集時に、ルータの外にパケットが送出されて課金問題が生じることがあります。これはインベントリ情報の収集時にIPアドレスからホスト名を解決しようとして、ルータの外にあるDNSサーバへ問い合わせに行ってしまうためです。

DNSサーバへの問い合わせをなくすには、通常、ローカルのhostsファイルにホスト名を定義します。

DHCP運用以外の場合、hostsファイルに以下の情報を追加するとDNSサーバへの問合わせは発生しなくなります。

  1. 自ノードのホスト名
  2. DNSサーバのホスト名

◆hostsファイルの記述

自ホストのIPアドレス          自ホスト名
DNSサーバのIPアドレス          DNSサーバ名

ただし、DHCP運用している場合はIPアドレスが固定とならないため、hostsファイルでの定義は困難となります。この場合以下の対応を行うことでDNSサーバへの問合わせを回避することができます。

Software Deliveryインストール先\cminvctl.infをメモ帳等のテキストエディタを使用して、以下のように編集します。

[DHCP]
host=no
DNShost=no

■複数のネットワーク・インタフェース・カードを実装している場

複数のネットワーク・インタフェース・カードを実装している場合、各ネットワーク・インタフェース・カードのIPアドレスがそれぞれ一意なホスト名で名前解決できるようになっていない場合には以下の対応を行ってください。


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