Systemwalker Software Delivery 運用手引書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第2章 資源を配付するための動作環境を定義する | > 2.1 資源配付の動作環境を定義する | > 2.1.6 業務構成情報と適用先の定義 |
資源配付は、利用者が任意につけた業務名、業務に対応づけたシステム修正データ、および資源グループを示す業務構成情報で、業務を管理しています。この業務構成情報には、システム修正データとユーザ資源が混在した指定を行うことができます。以下に例を示します。
業務を使用すると、以下の操作が簡単になります。
メンテナンス版数を登録する場合、業務構成情報を参照して業務を構成する各資源グループから、適切な資源をパッケージングします。また、クライアントが業務単位に資源の取り出しを要求してきた場合、サーバ上の業務構成情報を参照して業務を構成する各資源グループを順次ダウンロードします。業務構成情報は、開発システムまたは運用管理サーバで定義します。それぞれの場合について説明します。
開発システム(サーバ)で業務構成情報を定義する方法です。メンテナンス版数利用時は、メンテナンス版数の中に業務構成情報を含めて持ち回るため、運用管理サーバと部門管理サーバで業務構成情報を定義する必要はありません。開発システム(サーバ)で業務構成情報を定義するには、[資源配付]ウィンドウまたは定義コマンド(drmsdfn)を使用します。
下図に、メンテナンス版数利用時の開発システムで業務構成情報を定義する方法を示します。
運用管理サーバで業務構成情報を定義する方法です。メンテナンス版数利用時は、メンテナンス版数の中に業務構成情報を含めて持ち回るため、部門管理サーバで業務構成情報を定義する必要はありません。運用管理サーバで業務構成情報を定義するには、[資源配付]ウィンドウまたは定義コマンド(drmsdfn)を利用します。
下図に、メンテナンス版数利用時の運用管理サーバで業務構成情報を定義する方法を示します。
運用後に資源グループを追加する場合
資源配付の運用準備は、通常運用開始前に実施します。運用開始後の業務の追加または変更により、新たな資源が増えることがあります。この場合は、資源グループの追加が必要となるので、このための運用準備が必要となります。資源グループ追加のための運用準備を、以下に説明します。
- サーバの場合:
- サーバの作業手順を示します。
- 業務と業務構成情報の追加
資源配付の定義機能を使用し、新たな資源グループの業務または業務構成情報を設定します。メンテナンス版数のダウンロードでの業務構成情報の追加を行う方法と各サーバで定義を行う方法があります。
- 資源グループと適用先ディレクトリの追加
資源配付の定義機能を使用し、新たな資源グループの適用先IDを設定します。サーバの適用先IDの設定方法には、リモートログインで設定する方法と運用管理サーバから定義コマンドをスクリプトまたはバッチプログラムとして配付する方法があります。
- クライアントの場合:
- クライアントの作業手順を示します。
- 業務の追加
各クライアントにおいて、環境設定の業務情報設定ダイアログボックスで追加業務を設定します。運用管理サーバからリモートで追加することもできます。詳細は“クライアントの業務構成情報の定義”を参照してください。
- 資源グループと適用先ディレクトリの追加
環境設定の資源グループ情報設定ダイアログボックスで、追加資源グループ情報を設定します。資源グループ構成が各クライアントで違う場合に有効です。
資源登録時のパスにより適用を行う場合は、クライアント上での資源グループと適用先ディレクトリの定義は必要ありません。
クライアントでの資源の適用は以下の優先順位で行います。
- 環境設定により設定した適用先ディレクトリにより適用
- 追加資源グループ運用により追加した適用先ディレクトリにより適用
- 適用先が定義されていない場合、登録された資源の登録時のパス情報により適用
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