Systemwalker Software Delivery 解説書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -

2.4.1 ソフトウェア資源を配付する

資源配付機能により、資源を確実に矛盾なく配付することができます。配付前に配付先や配付物、配付方法についての事前定義が必要ですが、一度定義しておくと以降のバージョンアップは容易になります。

資源配付機能は、以下の特長を持っています。

• アプリケーションだけでなく、スクリプトや文書も配付できます。
• 2階層から多階層まで、いろいろな構成で配付が可能です。
• 配付する資源に応じて、配付先をきめ細かく設定できます。
• 配付する資源を、世代管理することができます。
• 適用日(配付した資源が有効になる日)をスケジュールできます。
• 配付する資源に応じて、配付方法を選択できます。

■システム構成と資源の流れ

資源配付のシステム構成では、次の役割を持つマシンが必要になることがあります。

• 中継サーバ

  配付先システムが多い場合、運用管理サーバと部門管理サーバの間に、資源を中継する中継サーバを設置し、多階層で資源を配付することにより、トラフィックを軽減することが可能です。設置する中継サーバには、部門管理サーバを利用します。

• 開発システム

  開発した資源を、資源配付のアップロード機能を使用して、運用管理サーバに登録するためのシステムです。登録する資源に合わせてUNIX、PCを用意し、Systemwalker Software Deliveryを導入する必要があります。

資源配付の概要を、“図:資源配付の概要”に示します。

[図:資源配付の概要]

配付する資源の流れは、次のようになります。

1. 開発システムで配付する資源を作成します。
2. 開発した資源を、資源配付のアップロード機能を使用して、開発システムから運用管理サーバに登録します。
3. 運用管理サーバから部門管理サーバ／クライアントへ資源を配付します。次の方法が選択できます。
   • 直接オンラインで配付することができます。
   • 部門管理サーバを中継して配付することができます。このとき、データを中継する部門管理サーバを中継サーバといいます。
4. 配付先で資源を適用します。

資源の配付の各種方法について説明します。

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2.4.1.1 いろいろな資源を配付する

2.4.1.2 配付するシステムを選択する

2.4.1.3 世代を管理する

2.4.1.4 適用日をスケジュールする

2.4.1.5 大規模システムで配付する

2.4.1.6 大量データを配付する